初球が顔をかすめ、2球目が背中を直撃した

出典:【ソフトバンク】場内騒然!柳田悠岐が2戦連続死球 背中付近にロッテ小島すっぽ抜け変化球直撃 – Japan trending news
2026年9月12日、みずほPayPayドームのロッテ戦。初回2死の第1打席で、小島和哉投手の初球が顔付近を襲い、打者は思わず座り込みました。
続く2球目、すっぽ抜けたスライダーが背中を直撃。場内は騒然となり、ソフトバンクファンからブーイングが飛びます。
打席にいたのは通算284本塁打の柳田悠岐選手。顔色一つ変えず、一塁へ歩いていきました。
「柳田悠岐 炎上」で出てくる騒ぎは、どれも本人の不祥事ではありません。検索範囲で確認できるのは、次の3系統です。
- 2018年:頭部直撃をめぐって、ある区議の投稿が炎上
- 2022年:オールスターで、ヤジを飛ばしたファン側が炎上
- 2026年:相次ぐ死球に、球場とネットが荒れる
さらに検索結果をややこしくしているのが、野球用語としての「炎上」。投手が大量失点した試合の記事(阪神デュプランティエ投手など)が大量に混ざります。
2018年の頭部直撃 区議の投稿が炎上し2日後に謝罪

出典:【福岡ソフトバンクホークス】柳田悠岐が3年ぶりに届いた今季、ファンが口にした25年前の名前…【野球】 – べすぼるちゃん
2018年9月16日、西武-ソフトバンク戦の試合前練習中のことでした。西武・栗山巧選手の打球が柳田選手の左側頭部を直撃し、緊急搬送されます。
翌17日、世田谷区議の藤井まな氏がツイッターに「西武の栗山には怒りを感じてしまう。これくらい図太い神経じゃないと、プロではやっていけないということなんだろうか」と投稿。批判が殺到しました。
投稿は同日中に削除され、19日にはブログで「配慮が足りない書き込みでありました」と謝罪しています(J-CAST)。
打撃練習中の打球事故に加害者と被害者の構図は成り立たず、栗山選手に非はないと確認済み。柳田選手の側から栗山選手を責める発言も、一切出ていません。
2022年オールスター 炎上したのはヤジを飛ばしたファン側

出典:2022オールスターゲーム第2戦 柳田悠岐 ヤジあり MVPインタビュー – 野球太郎
2022年7月27日、松山で行われたオールスター第2戦でMVPに輝いた柳田選手。そのヒーローインタビューが、思わぬ形で話題になりました。
「初球から狙っていた?」という問いに一度は否定しかけたところ、スタンドから「狙ってたやろ!」の大声。柳田選手は「狙ってました」と言い直します。
清宮幸太郎選手のバットを使った話をしている最中にも再びヤジが飛び、また「狙ってました」。「キ〜ヨミヤ!」「ギ〜タ!」の叫びは、インタビュー中ずっと止まりませんでした。
コロナ禍で大声応援が禁止されていた時期です。ネットの反応は真っ二つに割れました。
- 称賛:「二度も答えてあげるなんて優しい」
- 批判:「ヤジは明確なルール違反なのだから徹底無視すべきだった」「一度答えれば止まると思ったのだろうが逆効果」
批判の矛先が選手ではなく客席へ向いた、珍しい構図でした。
2026年の死球 9日間で右膝に2度、9月は2試合連続

出典:ホークス柳田悠岐死球😭小島和哉の2球連続危険な投球に球場騒然😱自主トレ仲間の安田尚憲が可愛いく謝ってました‼️2026.9.12⚾️ホークス対千葉ロッテ – YANATAKAちゃんねる
5月、怒号が鳴り響いた149キロ
2026年5月1日、みずほPayPayドームの楽天戦。7回1死二塁の第4打席で、西垣雅矢投手の149キロ直球が右膝を直撃しました。
座り込んで立てず、足を引きずってベンチへ。代走に渡邉陸選手が送られ、球場からは怒号が鳴り響きます。
小久保裕紀監督は「病院に行くことはなくて、打撲で今のところは様子をみる」と説明。4試合欠場したあと、柳田選手は6日にスタメン復帰しました。
ところが10日のロッテ戦7回、益田直也投手のカットボールが再び右膝付近へ。9日間で同じ場所に2度目です。
9月、顔付近から背中へ
9月11日のロッテ戦でも7回に死球を受け、翌12日が冒頭の2球連続。2試合続けて当てられました。
通算死球は98個(9月14日時点、NPB.jp)。2026年シーズンだけで7個を数えます。
それでも本人は「大丈夫です」とプレーを続行。当てられている側が一番平然としている、というのも妙な話です。
死球のたびに球場の空気が変わる理由

出典:【騒然】ソフトバンク柳田悠岐が2試合連続の被死球で場内緊迫 – 大谷翔平インサイト
2024年と2025年、柳田選手の出場は2年合計で72試合しかありません。2024年が52試合・打率.286・4本塁打・35打点、2025年は20試合・打率.288・4本・9打点にとどまりました。
本人も東スポWEBの取材に「2年ダメだったんで3年ダメならもうダメ…」と危機感を口にしています。
流れが変わったのは2025年の日本シリーズ。22打数10安打、打率.455、1本塁打で5年ぶりの日本一に貢献しました。
2019年オフに結んだ7年契約の満了(最終年は2026年)で引退すると公言していた柳田選手は、2025年11月30日にこれを撤回。「自分の体が動く限りは。いいパフォーマンスが出せる自信を持ってプレーできるなら、やりたい」と現役続行を表明します。
迎えた2026年は9月14日時点で116試合出場、打率.292・16本塁打・60打点。7月7日にはプロ初の代打本塁打(通算278号)を放ち、22日のプラスワン投票でオールスターにも選ばれました。
「年齢詐称してるんじゃ」「バケモンや」とネットに書かれるほどの復調。その膝に149キロが食い込めば、スタンドが荒れるのも無理はありません。
「千賀が悪いんだ」発言の裏にあった新人時代の一件

出典:2020年8月11日 福岡ソフトバンク・柳田悠岐選手ヒーローインタビュー – (パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
2020年8月11日のオリックス戦、柳田選手は2本塁打5打点の大暴れを見せます。ただ、より大きく取り上げられたのは試合後のコメントでした。
失策した後輩・川瀬晃選手を「お前は悪くない。千賀が悪いんだ」とかばい、当時のエース・千賀滉大投手には「エースと言われる立場なのに。そこはやっぱ…チームのみんなが思っているんじゃないですか」と苦言。この“エース批判”がネットで一気に拡散しました。
背景にあるのが、新人時代の出来事です。2011年6月25日、日本ハム戦でのプロ初スタメンは3打数無安打2三振。翌日の新聞に、落胆した表情の写真が大きく載りました。
その新聞を、先輩の森本学選手が「若いヤツを叩くなよ。叩かれるのは上の人間や!」と怒って目の前でぐしゃぐしゃに丸めた——東スポWEBが「新聞グチャグチャ事件」として伝えた逸話です。
この経験から「自分がそういうのを背負う立場」と考えるようになり、後輩の失敗をかばって敗戦の責任を引き受ける。2020年の発言は、その延長線上にありました。
あわせて読みたい
- 柳田悠岐の叔父は元近鉄の110勝投手・柳田豊|妹2人の情報も整理
- 柳田悠岐の馬主勝負服はどんな柄?紫の星散から白×緑十字襷への一新まで
- 柳田悠岐と糸井嘉男の関係は?師匠が「嫉妬」を告白した超人師弟12年の絆
- 柳田悠岐の地元・安佐南区に広島県初のゴールドポスト!設置場所と母校まとめ
- 柳田悠岐の愛馬ゴーイントゥノヴァが新馬戦V、初勝利までの道のり
まとめ

出典:【驚愕の2打席連発】柳田悠岐『育ち盛りギータくんの“わんぱくフルスイング”!!! 勝利に導く今季14号&15号!!!』 – (パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
- 柳田悠岐選手本人が不祥事で炎上した事案は、検索範囲では確認できない
- 2018年は頭部直撃をめぐる区議の投稿が炎上し、2日後にブログで謝罪
- 2022年オールスターでは、ヤジを飛ばしたファン側に批判が集中
- 2026年は5月1日・10日、9月11日・12日と死球が続き、球場が荒れた
- 通算死球98個。当てられても「大丈夫です」と打席に立ち続けている
騒いでいるのはいつも周りで、当の本人は一塁へ歩き出す。9月12日の試合でも3回に左翼二塁打、7回に右前打とマルチ安打を記録し、打率を.295へ上げてチームの5連勝(5-4)を支えました。
7年契約の最終年である2026年、37歳の右膝と背中は、まだ止まっていません。
