6回表、144キロの直球が勝田を襲った

出典:勝田成が右側頭部に死球、まさかの担架搬送「無事でいてくれ」⚾ – Japan News
2026年9月15日、神宮球場での東京ヤクルト対広島戦。
6回表の打席に立った広島の勝田成が、ヤクルト3番手・石原勇輝の初球を受けました。
スポーツナビの一球速報によると、この投球は144キロのストレート。カウント0-0の初球でした。
一球速報はこの投球を「危険球」と分類しています。
- 投手:石原勇輝(ヤクルト・背番号35)
- 球種:ストレート、144キロ
- カウント:初球
- 判定:危険球
勝田はそのままベンチへ下がり、二俣翔一が代走で出場。二俣はそのまま遊撃の守備に就きました。NPB公式のボックススコアにも「遊走 二俣(勝田に代わって)」と記録されています。
なぜ石原勇輝は即座に降板したのか

出典:🚨⚾【衝撃の危険球退場】ヤクルト・石原勇輝が退場…広島・勝田成が頭部死球で担架搬送!球場騒然の緊迫事態に😱💥 – JP Sports 5 star
NPBの規定では、頭部付近への危険球と判定されると投手は即時退場になります。石原はこの日、0.1回・被安打0・与死球1で降板しました。
後を受けて2番手のマウンドに上がったのは阪口皓亮です。
広島県呉市出身の石原は、広陵高から明治大を経て2023年ドラフト3位でヤクルト入り。2026年5月10日には地元・広島での対カープ戦がプロ初先発となり、「ふがいないピッチングだった」と振り返っていました(サンケイスポーツ)。
なお、本稿作成時点で球団からの正式コメントや退場処分についての発表はありません。危険球判定と即時降板という事実から頭部付近への死球とみられますが、部位を明記した報道はまだ配信されていない段階です。
小園不在のショートを守ってきた163センチ

出典:【広島に衝撃】勝田成が頭部死球で担架退場…球場騒然「大丈夫なのか」163cmルーキーを襲った突然のアクシデント – Kizuna News 絆ニュース
勝田成は163cm・70kg。NPBの現役内野手で最も背が低い選手です。
大阪出身、関大北陽高から近畿大へ進み、大学では2年春から6期連続で打率3割超え。関西学生リーグの二塁手部門でベストナインを6度獲得しました。リーグ戦通算では83試合で打率.344、32盗塁を記録しています。
2025年ドラフト3位で広島入りし、背番号は0。
プロ入り後の歩みも鮮烈でした。
開幕戦となった3月27日の中日戦、延長10回裏にプロ初安打がそのままサヨナラ打になっています。一方で4月1日には先制点につながる悪送球でプロ初失策も経験し、「流れを崩してしまった」と語っていました(スポニチ)。4月19日にはDeNA戦でプロ初盗塁も記録しています。
主力遊撃手・小園海斗の離脱を受け、8番・遊撃でスタメンに定着。8月21日には高卒新人の西川篤夢が初スタメンとなり、勝田との「新人二遊間コンビ」が組まれました。8月28日の試合ではマルチ安打とチーム唯一の打点を記録し、「少し自信にもつながった」とコメントしています(デイリースポーツ)。
この日の打撃成績は3打席2打数2安打1得点、中前安打と中越え二塁打を放ったうえでの死球でした。9月14日終了時点のシーズン成績は91試合・打率.182、7打点、5盗塁。死球はこの日で今季5個目となりました。
カープに相次ぐ死球、試合は7-4で広島が勝利

出典:勝田成が頭部死球で緊急交代…144キロが右側頭部を直撃 – 日本アップデート
広島は直近、死球絡みの出来事が続いていました。
9月2日の中日戦ではターノックの死球をきっかけに警告試合が宣告され、新井貴浩監督らがベンチを飛び出す場面も。さらに9月6日には外野手の久保修がファーム・日本ハム戦で頭部死球を受け、救急搬送されたばかりでした。
そうした流れの中で迎えた今回の一件です。
試合そのものは広島が9回表に勝ち越し、7-4で勝利しました。観衆は19,678人、試合終了は21時。中村奨成の2ランや丸山和郁・田中陽翔のソロ本塁打も飛び出す打撃戦となりました。勝利投手は髙太一、敗戦投手は丸山翔大です。
勝田の診断結果や球団からの正式コメント、石原の処分の有無については、続報を待つ必要があります。
