右足トラップからボレー、GKの股を割った一撃

角度のない位置から、上田綺世が右足でトラップしてそのままボレーを放ちました。
ボールは相手GKの股の間を抜けていきます。
2026年8月30日、フェイエノールトの本拠地で行われたデン・ハーグ戦(2-2)。後半17分に生まれたこのゴールが、上田にとってフェイエノールトでの最後の1点になりました。
開幕から3試合連続ゴールという状態での「置き土産」です。ゴール後は得意の祈るポーズを披露し、試合後にはチームメイト一人ひとりへ別れの挨拶をして回りました。
中でも目を引いたのが、日本代表の同僚でもある渡辺剛とのユニフォーム交換。移籍が固まった選手同士がピッチ上でユニフォームを交換するのは珍しく、両者の関係の深さがうかがえる場面でした。
移籍金は800万ユーロから1500万ユーロへ

出典:日本代表・上田綺世、移籍期限ギリギリで衝撃の展開!!現地メディアが一斉報道した移籍先と移籍金がヤバすぎる – 社会の出来事
上田は2023年夏、セルクル・ブルッヘから約800万ユーロでフェイエノールト入りしました。
3年間で公式戦112試合43得点という数字を残し、今回の移籍金は約1500万ユーロと報じられています。移籍情報に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えた金額で、日本円にして約27億8000万円規模です。
フェイエノールトは、獲得時のほぼ倍の金額で上田を送り出したことになります。
契約合意のタイミングも興味深いところです。8月28日、モナコで開かれたチャンピオンズリーグの抽選会の場で、両クラブの幹部同士が最終合意に達したと伝えられています。ピッチの外、抽選会という舞台裏で話がまとまっていたことになります。
契約期間は4年、2030年6月までです。背番号は「18」に決定しました。
この番号は、父親が元ドイツ代表FWユルゲン・クリンスマン氏に憧れて着けていたもので、上田自身も特別な思い入れを持つ番号だといいます。クラブでこの番号を背負うのは、鹿島アントラーズ時代以来になります。
リールが迎える初の日本人選手

出典:【速報】上田綺世がリールに移籍!現地サポの反応がこちら!! – 悟ったハーランド【サッカーみんなの反応】
リールにとって上田は、クラブ史上初の日本人選手です。
1944年創設、リーグ優勝4回を誇る古豪で、直近3シーズンは4位、5位、3位と着実に順位を上げてきました。今季からはカルロ・アンチェロッティ氏の息子、ダビデ・アンチェロッティ氏(37)が新監督に就任しています。
同僚には2018年W杯優勝メンバーの39歳FWオリビエ・ジルー、そしてキリアン・エムバペの実弟にあたるMFイーサン・エムバペが名を連ねます。
オリビエ・レタン会長は、フェイエノールトの試合を現地で観戦し、上田がエールディヴィジ通算40ゴール目を決める場面を自らの目で確かめたうえで交渉を進めたと伝えられています。仏レキップ紙は上田を「ジーコに鍛え上げられたストライカー」と紹介しており、鹿島時代の指導歴も話題になりました。
初のCL出場権を持つクラブで、5大リーグに挑む

出典:【速報】上田綺世、滑り込みでCL出場5大リーグに電撃移籍へ!!!!!!!!!! – 2chサッカーの噂話【ネット民の反応】
上田にとって今回の移籍は、欧州5大リーグへの初挑戦です。
リールは昨季リーグ・アンで3位に入り、今季のチャンピオンズリーグ出場権を手にしました。得点王としてオランダを去った男が、次はCLの舞台に立ちます。
フェイエノールトは公式Xで「All the best, Ayase」と上田を送り出しました。移籍が正式発表された8月31日はメディカルチェックを経てのことで、9月1日には国内メディア各社が契約年数や背番号の詳細をそろって報じています。
サッカーダイジェストWebが伝えた本人コメントによると、上田は「僕が心から愛するサッカーのスタイル、そして素晴らしいスタジアムとサポーターに強く惹かれました」と移籍の決め手を語っています。
フェイエノールトについては「このクラブで過ごした日々は僕にとって忘れられないもの」と振り返りました。新天地に向けては「リールが寄せてくれた信頼にパフォーマンスで応えていきたい」と意気込みを語っています。
