上田綺世のW杯初ゴールは「股抜き」だった

出典:⚽上田綺世がW杯初ゴール!宣言通りの股抜きミドル炸裂🔥 – Musa jat
上田綺世のワールドカップ初ゴール、ただのミドルシュートじゃありませんでした。
相手DFの股を抜いてゴール左へ突き刺さる、いわゆる「股抜きミドル」。
日本時間2026年6月21日に行われたグループF第2節・チュニジア戦、前半31分の出来事です。
敵陣中央で縦パスを受けた上田は、そのままドリブルでペナルティエリア手前まで持ち運びました。
そして右足を一閃。立ちはだかったDFの足の間を通す精度で、2-0とリードを広げます。
サッカーダイジェストやサッカーキングなど各メディアは、この一撃を「股抜きミドル」と表現しました。
しかも上田の活躍はこれで終わりません。後半83分にもこの試合2点目を記録しています。
チュニジア戦4-0、日本がW杯1試合最多得点を更新

*出典:[日本が追加点!上田綺世が“股抜きミドル弾”でW杯初ゴール炸裂🔥 2-0でチュニジアを突き放す! – Tsubasa Geo
](https://www.youtube.com/watch?v=0AFyEMYJ5H8)*
この試合、日本は4-0で快勝しました。
得点者と時間を並べると、流れがよく分かります。
- 前半4分:鎌田大地(中村敬斗のクロスから先制)
- 前半31分:上田綺世(W杯初ゴール)
- 後半69分:伊東純也(上田のパスから)
- 後半83分:上田綺世(この試合2点目)
注目したいのは、3点目の伊東純也のゴールをアシストしたのも上田だったこと。
自ら2点を奪い、1点を演出。攻撃の中心として機能していました。
さらにこの1試合4ゴールは、日本代表のW杯における新記録です。
これまでの最多は2010年南アフリカ大会のデンマーク戦で記録した3ゴール。それを16年ぶりに上回りました。
なお先制点をめぐっては、速報段階で「3-0」と報じた記事もありました。これは試合途中の暫定スコアで、最終的には上田の2点目が加わり4-0で確定しています。
鹿島ユース昇格を逃した過去から世界の舞台へ

出典:【LIXIL】鹿島アントラーズ The Session vol.6 Part1 杉岡大暉選手×関川郁万選手×上田綺世選手 – リクシルスポーツ(LIXILxSPORTS)
今でこそ日本の9番ですが、上田の歩みは順風満帆ではありませんでした。
中学時代は鹿島アントラーズの下部組織に在籍。
ところが当時の身長は170cm。体格が未熟と判断され、ユース昇格を逃しています。
182cmまで伸びた今の姿からは、ちょっと意外ですよね。
その後は鹿島学園高校から法政大学へ。大学経由でプロの世界に入りました。
海外へ出たのは2022年7月、ベルギー1部のサークル・ブルッヘへの移籍がきっかけです。
1年目から22ゴールを挙げ、得点ランキング2位。この実績が評価され、2023年夏にオランダ王者フェイエノールトへ加入しました。
茨城県水戸市出身、1998年8月28日生まれ。利き足は右で、代表では背番号18を背負います。
意外と知られていない事実と今後の注目点

出典:上田綺世、W杯初ゴール!股抜きミドルで追加点「ミドルを狙っていく」宣言通りの一撃 – ohtaninewsjapan
意外と知られていないのが、上田の直近のクラブ成績です。
2025-26シーズンのエールディヴィジで31試合25ゴールを記録し、得点王に輝きました。
これは日本人選手として史上初のエールディヴィジ得点王。1シーズンの日本人最多得点記録(25得点)の保持者でもあります。
クラブで磨いた決定力が、W杯という最大の舞台でそのまま発揮された形です。
A代表での通算成績は、W杯前の時点でキャップ40・16ゴール。
そこにチュニジア戦の2点が加わったわけですから、エースとしての地位はさらに確かなものになりました。
グループステージはまだ続きます。
この調子で得点を重ねられるか。日本のFWの軸として、上田綺世から目が離せません。
