投手戦を破った鈴木誠也の21号3ラン

出典:鈴木誠也 3戦ぶりの21号先制3ラン&マルチ安打 カブスはカージナルスに完封勝ち – Short Films Stories
2026年8月14日(日本時間15日)、本拠地リグレー・フィールドで行われたセントルイス・カージナルス戦。カブスの鈴木誠也が6回、値千金の3ランを放ちました。
スポーツ報知によると、この日の鈴木は「2番・DH」で出場。
打球速度106.4マイル、角度39度、飛距離389フィート。カージナルス右腕ジョージ・ソリアーノが投じた、2-1からの88.3マイルのチェンジアップを左中間スタンドへ運びました。
この一発が試合の全得点。カブスは3-0でカージナルスを下しています。
カブス打線はこの日、苦しんでいました。5回まで先発マシュー・リベラトーレから奪えたのはニコ・ホーナーの単打1本のみ。最初の13人を連続で打ち取られる場面もありました。
流れを変えたのが6回、1死二、三塁の場面。三塁にテイラー、二塁にスワンソンを置いた第3打席で、鈴木のバットが火を吹きます。
この試合、鈴木は4打数2安打3打点。8回には二塁打も加え、唯一のマルチ安打を記録しました。打率は.273まで上昇しています。
8月11日から続く波、3試合ぶりの一発だった理由

出典:【鈴木誠也所属】カブス対カージナルス 8/15【野球ラジオ調実況】 – Sports Show (旧ハムショーのメジャー実況ch)
実はこの21号、3試合ぶりの本塁打でした。
8月13日(日本時間14日)のナショナルズ戦は3打数無安打1三振。カブスも0-7で完敗していました。
その2日前、8月11日(同12日)は状況が違います。8回に元巨人のマイルズ・マイコラスから20号ソロ。打球速度104.3マイル、飛距離409フィートの一撃でした。
翌8月12日(同13日)は4打数2安打2打点1四球。6回に中前へ2点適時打を放ち、カブスは12-6で3連勝を飾っています。
8月に入ってからの10試合(8月12日時点)は打率.300、2本塁打、10打点。好不調の波はありながら、月間成績は右肩上がりでした。
リグレー初登板のクレイ・ホームズも好投

出典:鈴木誠也が2番スタメンで存在感😎延長タイブレーク1点差の激闘|カブスvsパイレーツ 試合ハイライト(2026年7月25日) – MLB Japan
鈴木の一発に、投手陣も応えました。
この日先発したクレイ・ホームズは、トレード期限でメッツから加入したばかり。リグレー・フィールドでの初登板です。
最初の16人を打ち取り、6回にホセ・ファーミンへ初安打を許すまでほぼ完璧な内容でした。最終的に6回2/3を1安打1四球3奪三振無失点に抑え、スタンディングオベーションを受けての降板です。
ホームズは今季5月、右腓骨骨折で約3カ月を欠場していました。地元紙シカゴ・サンタイムズの取材に「カブスのユニホームを着て投げるとなれば、それこそ思い描く光景。リグレーで、カブスのユニホームで、金曜日のデーゲーム。特別だし、象徴的だ」と振り返っています。
クレイグ・カウンセル監督も「素晴らしかった。シンカーボーラーが自分の日を迎えたときの試合はこうなる」と評価しました。9回はジェイコブ・ウェッブが締め、今季9セーブ目を記録しています。
史上初「日本人4人が20発」到達、鈴木はFAを控える契約最終年

出典:鈴木誠也 飛距離約124M 特大20号HR⚾️|全打席ハイライト(8/12 vsナショナルズ) – MLB Japan
今回の21号は、記録の面でも意味を持ちます。
大谷翔平(ドジャース)、村上宗隆(ホワイトソックス)、岡本和真(ブルージェイズ)、そして鈴木誠也。2026年シーズン、日本人選手4人が20本塁打に到達したのは史上初めてです。
鈴木自身、2日前の20号で日本人選手として大谷に続く2人目の「4年連続20本塁打」も達成済み。右打者としては初の快挙でした。
21本という数字は、32本塁打を放った昨季に次ぐ自己2位タイ。ペースは27.6本に乗っています。
契約面にも注目が集まります。2026年は2022年に広島から5年総額8500万ドルで加入した契約の最終年。オフにはFA権を取得する見込みです。
開幕前時点で球団から延長オファーは提示されていないと報じられており、カブス公式SNSには「彼との契約を延長して」と残留を望むファンの声が相次いでいます。
先月には自身メジャー通算100号にも到達しました。カブスは直近11試合で9勝2敗と勢いに乗り、ナ・リーグ中地区首位ミルウォーキーを追う72勝51敗としています。
