後半16分の1失点で、16年ぶりの金を逃した

出典:【森保後継が崖っぷち】大岩剛に最大の試練!! 自国アジア大会で16年ぶり金メダル奪還へ――優勝を逃せば後継構想が激変か!? – スポーツ最前線
決勝で生まれたゴールは、1点だけでした。
2026年10月3日、愛知・名古屋アジア大会のサッカー男子決勝が豊田スタジアムで行われ、大岩剛監督率いるU-21日本代表はU-23韓国代表に0-1で敗れました。中日新聞やTBS NEWS DIGが報じています。
日本が狙ったのは、2010年広州大会以来16年ぶりの優勝です。
結果は3大会連続の銀メダル。決勝の相手が韓国という組み合わせも、3大会続けて同じでした。
- 2018年ジャカルタ:日本 1-2 韓国
- 2023年杭州:日本 1-2 韓国
- 2026年名古屋:日本 0-1 韓国
韓国は2014年仁川から数えて4連覇で、大会史上初の快挙です。ゲキサカやスポーツソウル日本版が伝えました。
決勝の流れ:決定機はあったが、決め切れなかった

出典:【サッカー日本代表次期監督・大岩剛の思考】ロス五輪世代と描く「攻撃的スタイル」と徳川家康に通じる「俯瞰の目」【KICK OFF! J】 – 【公式】TBS スポーツ
前半は0-0
キックオフは19時30分。観衆は3万86人で、チケットは完売でした(サッカーマガジンWEB)。
前半9分には岡部タリクカナイ颯斗のヘディングがクロスバーの上へ。韓国もオム・ジソンが6分に枠外へ放っています。
一方で26〜28分、ンワディケ・ウチェブライアン世雄が右ひざを痛めて交代。福永裕也がピッチに入りました。
後半16分に均衡が崩れる
サッカーマガジンWEBによると、佐藤海宏が左サイドでボールを奪われ、ヤン・ミンヒョクのクロスのこぼれ球をオム・ジソンが左足で決めました。
得点時間は多くの媒体が「後半16分」、スポーツソウルは「後半15分」と伝えています。
日本も反撃します。70分には横山夢樹がカットインから狙いましたが、GK正面。79分には石井久継のシュートが右ポストに当たりました。
あと数センチ。それが決勝の明暗を分けました。
韓国の布陣と、日本が置かれた条件

日本は21歳以下、韓国は23歳以下にオーバーエイジ(OA)を加えた構成です。日本は2028年ロサンゼルス五輪を目指すチームでした(サッカーダイジェスト)。
韓国はOA枠を3つ全部使っています。先発には欧州組が5人いました。
- イ・ヨンジュン(グラスホッパー)
- ペ・ジュノ(ストーク)
- オム・ジソン(スウォンジー)
- ヤン・ミンヒョク(ウェステルロー)
- キム・ジス(ブレントフォード)
決勝点の2人は、いずれもこの欧州組です。
韓国は優勝で兵役免除の特例を得られる立場でした。海外メディア「Men in Blazers」は「金メダルと18カ月の兵役免除まで90分」と報じています。
前日会見で大岩監督は「この大会における目的に違いがある」と話しました(FOOTBALL ZONE)。
同じ決勝でも、背負うものが違っていたことになります。
6試合で14得点2失点:大会の歩みと大岩監督の言葉
日本の今大会は、6試合で5勝1敗、14得点2失点でした。
グループAでは香港に2-0、キルギスに7-0、タイに3-0。3戦全勝、12得点無失点で首位通過しています(フットボールチャンネル)。
準々決勝は北朝鮮に1-0。準決勝のウズベキスタン戦は、前半9分に先制を許しながら、後半43分に石橋瀬凪が小杉のクロスに頭で合わせて同点に追いつきます。PK戦を9-8で制し、決勝へ進みました。
大岩監督は前回2023年杭州大会でも若いチームを率い、決勝で韓国に敗れています。今大会前には「前回大会の悔しい思いをぶつけたい」と語っていました。
試合後のコメントです。
- 「結果負けている」と悔しさを口にした(TBS NEWS DIG)
- 「若い選手たちが一戦一戦しっかり成長してくれて勝ち上がった。次につながる機会にしたい」
- 「我々のスタイルは出せた試合だった」(ゲキサカ)
主将の市原吏音はFOOTBALL ZONEの取材に「ホームの有利性も感じていましたし、たくさんの応援を感じていたので本当に申し訳なく思います」と話しました。
さらに「これがオリンピックに向けての準備段階でよかった。最終予選が始まりますし、本大会で自分たちは金メダルを狙っている」と、視線を先に向けています。
金メダルは逃しました。ただ、今回の銀メダルの先に、ロス五輪の最終予選が待っています。
