中京3Rで示した2馬身半差、馬主として初の新馬戦V

2026年8月30日、中京競馬場の3R・2歳新馬戦(芝2000m、良馬場)。
ソフトバンクホークスの外野手、柳田悠岐選手(37)が所有する牝馬ゴーイントゥノヴァが、デビュー戦を勝利で飾りました。
タイムは2分1秒5、着差は2着に2馬身半。上がり3ハロンは34秒5で、出走馬の中で最も速い脚を使っています。
単勝3番人気、10頭立て(netkeiba発表)という条件での快勝でした。
柳田選手にとっては、馬主として初めての新馬戦勝利。これまでの所有馬6頭が中央競馬に出走してきましたが、新馬戦での最高成績は2着止まりでした。
所有馬としては3世代目にして、初めての新馬勝ち・2歳戦勝利となります。長く手が届かなかった白星が、ここでようやく形になりました。
パドックで揺れたユニホーム、馬主欄の4文字にSNS騒然

出典:【武豊】ソフトバンクの【柳田悠岐】の馬に騎乗‼ パドックで握手‼ 現地映像 ベンティガオルサ – amodaiamo16
レース前のパドックでは、担当者がソフトバンクのユニホームを着てゴーイントゥノヴァを引く姿がありました。
中継の馬主欄に表示されたのは「柳田悠岐」の4文字。
これを見た視聴者から、柳田選手の愛称「ギータ」にちなんで「うおおおお」「ついに当たり引いたか」といった驚きと期待の声が上がったと、THE ANSWERが伝えています。
鞍上の坂井瑠星騎手は「オーナーが初の新馬勝利ということで、勝ってよかったです」とコメント。
レースぶりについては「おとなしいし、性格のいい馬で、操縦性もいいですね。長くいい脚を使うタイプ」と評しています。
4番手を追走し、直線で外に持ち出して抜け出す、力強い内容の勝利でした。派手さと安定感を兼ね備えた勝ち方といえるでしょう。
父キタサンブラック、半兄は青葉賞馬という良血

出典:柳田悠岐の愛馬が衝撃デビュー!父キタサンブラックの血を継ぐ「ゴーイントゥノヴァ」が快勝!🐎🔥 – Japan news
ゴーイントゥノヴァの父はキタサンブラック、母はゴーイントゥザウィンドウ(母の父タピット)。
馬名は母馬の名前の一部に、新星を意味する「ノヴァ」を組み合わせたものです。
血統表を遡ると、半兄にゴーイントゥスカイがいます。2026年の青葉賞(G2)を制し、日本ダービーでは4着に入った実力馬です。
コントレイル産駒として重賞初勝利を挙げた1頭で、馬主はフィールドレーシング。柳田選手の所有馬ではありませんが、同じ血脈から重賞級とデビュー勝利馬が続けて出たことになります。
キタサンブラックといえば、故・北島三郎さんの所有馬として親しまれた名馬です。良血の血が、次の世代でも結果を出し始めています。
2011年からの馬主志望、入厩から2カ月弱での初陣

柳田選手が馬主を志したのは、プロ入りした2011年のことだったといいます。
JRAの馬主登録が認められたのは2022年秋。
ゴーイントゥノヴァが栗東・新谷功一厩舎に入厩したのは2026年7月初旬で、デビューまで2カ月に満たない調整期間でした。
最終追い切りは4ハロン54秒4-37秒2-11秒2。デイリースポーツの事前記事はこの数字を伝えつつ、レースへの手応えを報じていました。
新谷調教師はレース前、「オーナーのためにも」と白星への意気込みを語っていました。
調教については「大型馬で跳びが大きいけど、スピードもありそう」「やることはやってきた」と手応えを口にしています。
短い準備期間での初勝利は、陣営の仕上げが的確だった証といえるでしょう。
中央競馬では新馬戦の勝ち上がりがその後の重賞挑戦を占う指標のひとつとされ、豪快な差し切り勝ちを受けて次走以降を期待する声も出ています。
現役のプロ野球選手が馬主として結果を出す例は多くありません。競技と馬主業を両立させる柳田選手の歩みは、この先も注目を集めそうです。
