3回戦進出を告げた無失点投球

2026年8月14日、甲子園球場。
花巻東が岡山学芸館を4対1で下し、3年ぶりの2回戦突破を果たしました。
マウンドに立っていたのは、背番号17の2年生右腕・菅原駿(すがわら・しゅん)。
6回1/3を無失点に抑える好投で、チームをベスト16に導きました。
3年前の準々決勝から遠ざかっていたベスト16

出典:【2027ドラフト候補右腕】菅原駿(花巻東)2026.3.20 第98回選抜高等学校野球大会 – ドラフト候補紹介ch
花巻東が夏の甲子園で2回戦を突破するのは、2023年以来です。
2023年夏は準々決勝で仙台育英に4-9で敗れベスト8。しかしその後は苦戦が続きました。
2024年夏は初戦で滋賀学園に0-5と完封負け。走塁ミスからけん制死を2度喫する痛い内容でした(日本経済新聞の報道より)。
2025年春のセンバツも準々決勝で健大高崎に1-9で敗退しています。
今年は8月9日の1回戦で新田(愛媛)に4-2で勝利し、まず2年連続の初戦突破。そして迎えた2回戦で、3年ぶりの16強進出を決めました。
菅原駿、5回まで3安打の緊迫した投球

出典:花巻東 菅原駿選手 投球シーン – へもやま 野球観戦
2回戦の先発マウンドを託されたのは、菅原駿でした。
試合前、佐々木洋監督はスポーツ報知の取材に「四死球を絡めずに低めで打たせて取ってくれれば。長いイニングを考えずに元気よくいってほしい」と期待を語っています。
その言葉通り、菅原は5回終了時点でわずか3安打。6回1/3を無失点に封じました。
最速142km/hとされる直球と多彩な変化球を武器にする先発タイプで、出身は宮城仙北ボーイズと伝えられています。今大会が全国デビューの舞台となりました。
先制打とホームスチール、赤間史弥の活躍
打線を支えたのは、佐々木監督が試合前から「勝利のカギを握っている」と名指ししていた3年生の赤間史弥でした。
初回、戸倉光揮の安打をきっかけに、赤間と古城大翔の連続適時打で先制点を奪います。
イニングごとの得点は次の通りです。
- 1回:花巻東が2点先制(赤間・古城の適時打)
- 6回:花巻東が1点追加
- 7回:赤間が本盗を決め花巻東が1点
- 8回:岡山学芸館が藤原颯大の内野ゴロで1点を返す
最終スコアは4対1。花巻東がリードを守り切りました。
3回戦の相手は英明、次戦への注目点
花巻東の次戦、3回戦の相手は英明(香川)に決まりました。
英明は2回戦で大分商業に2-0で勝利し、ここまで無失点で勝ち上がっています。
花巻東は佐々木洋監督のもと、菊池雄星・大谷翔平・佐々木麟太郎を輩出してきた強豪校。夏の甲子園は4年連続出場です。
1回戦はエースの萬谷堅心、2回戦は2年生の菅原と、継投で勝ち上がってきました。3回戦でどちらが先発するか、注目が集まります。
