産後に妻が冷たいのはなぜ?産後クライシスの原因と62%のデータ

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産後に妻が冷たくなる「産後クライシス」

産後クライシスで離婚!?5つの原因はコレ!

出典:産後クライシスで離婚!?5つの原因はコレ! – あい助産師ちゃんねる

「配偶者を本当に愛していると実感する」と答えた妻は、妊娠中は74.3%でした。

それが、子どもが2歳になる頃には34.0%まで落ち込みます。

42.3ポイントの急落を明らかにしたのは、ベネッセ教育総合研究所が実施した4年間の追跡調査です。

出産から2〜3年のあいだに夫婦仲が急速に悪化するこの現象に、2012年9月放送のNHK「あさイチ」「産後クライシス」という名前をつけました。

特集「夫婦を壊す?!”産後クライシス”」の反響は大きく、翌2013年には番組を手がけたNHK記者・内田明香氏とディレクター・坪井健人氏が、共著『産後クライシス』(ポプラ新書)を出版しています。

俗に「ガルガル期」とも呼ばれる、産後特有のイライラした状態。

言い得て妙なネーミングです。

始まりも終わりも個人差が大きいものの、授乳中は半年以上続くこともあります。

卒乳後にホルモンが安定し、楽になったという声も多いです。

妻が冷たくなる原因はホルモンと負担の偏り

【産後クライシスって何?】あなたは当てはまりますか?【ママの子育て】

出典:【産後クライシスって何?】あなたは当てはまりますか?【ママの子育て】 – 雑学ママ 〻子育て心理雑学

「冷たい」の正体は、気分の問題だけではありません。

出産を境に、エストロゲンとプロゲステロンが急激に減少します。

さらに授乳で分泌されるオキシトシンには、赤ちゃんを脅かす存在への攻撃性を高める副作用があります。

プロラクチンにも、敵対的な感情を煽る効果が指摘されています。

これに、育児・家事の負担が妻へ偏ること、夫の関与や理解の薄さへの不満が重なります。

結果として現れるのが、笑わなくなる、会話が減る、スキンシップを拒む、といった変化です。

愛情曲線が示す4年間の変化

旦那への愛情はいずこへ?産後の私、おかしいですか?

出典:旦那への愛情はいずこへ?産後の私、おかしいですか? – 【12人産んだ】助産師HISAKOの子育てチャンネル

2011年、ベネッセ教育総合研究所は妊娠中の約300組のカップルを対象に、4年間の追跡調査に着手しました。

「配偶者を本当に愛していると実感する」妻の割合は、0歳時点で45.5%、1歳時点で36.8%、2歳時点で34.0%と推移しています。

反転することなく、一貫して下がり続けた4年間です。

夫側の低下は、妻よりゆるやかだったといいます。

冷え込みの9割は産後半年以内に始まる

2019年9月25日から10月1日にかけて、子育てアプリ会社カラダノートが母親1,202人に調査を実施しました。

夫への愛情の冷え込みを経験したと答えたのは62.3%、749人です。

始まった時期は「産後すぐ〜3か月以内」が72.9%、「3〜6か月以内」が19.0%でした。

合わせて91.9%が、産後半年以内に冷え込みを経験していたことになります。

冷え込んだ後に「愛情が回復した」と答えたのは56.6%。

裏を返せば、4割近くは冷えたままだったのです。

離婚の分かれ道は子どもが0〜2歳

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出典:パパ必見!産後離婚を防ぐ!ママのリアルな声(コメント大公開)【前編】 – 【12人産んだ】助産師HISAKOの子育てチャンネル

厚生労働省「令和3年度全国ひとり親世帯等調査」によると、母子・父子世帯の離婚時期は子どもが0〜2歳のときが約4割で最多だといいます。

末子が2歳になるまでにシングルマザーになった人の割合は38.4%にのぼります。

この時期は、愛情曲線が底を打つタイミングとほぼ重なります。

育休取得率6.16%という壁

背景として指摘されるのが、男性の育休取得率の低さです。

東京すくすくの記事執筆時点(2019年)で6.16%、2018年度の数字にとどまっていました。

ファザーリング・ジャパン理事の塚越学氏は、原因を「男性の育児への関わりの薄さと、妻の産後状態への理解の欠如」と指摘しています。

patomato代表の狩野さやか氏は「出産による環境変化は夫婦で全く異なり、女性側の変化は想像をはるかに超えて激しく高負荷」と解説しました。

千葉商科大学の常見陽平氏は、個人の意識改革には限界があり、企業や行政が働き方を緩和する制度を整えるべきだと述べています。

妻の本音に見えるすれ違い

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出典:3.夫婦のすれ違い…勇気を出して僕から言った 杉浦太陽さん×産後クライシス – 東京新聞チャンネル

東京すくすくがカラダノート調査から紹介した、妻たちの声があります。

「子どもを見ておくから気の済むまで寝てほしい、と言ってほしかった」

「夫は仕事に休憩もあるが、私は24時間体制」

「言ってくれればやるのに、と言うが言わないとやらない」

こうした声が並びます。

集英社オンラインが報じたのは、妻の「使えねーな」という一言から離婚危機へ発展した夫婦の事例です。

Wikipediaは、「イクメン」という言葉の浸透によって夫の育児参加を妻が「当然」とみなす傾向が生まれた、とも解説しています。

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まとめ

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産後に妻が冷たくなる背景には、ホルモンの変化、家事育児の偏り、理解不足という3つの要因が重なっています。

愛情曲線は妊娠期の74.3%から2歳時点で34.0%まで下がり、62.3%の母親が冷え込みを経験しました。

半年以内に始まるケースが9割を超える一方、回復した人も56.6%います。

対策をした人は57.4%でした。

内訳は「感謝や謝罪の言葉」13.0%、「会話の時間」12.6%、「スキンシップ」9.4%の順です。

特別な解決策ではなく、日々のひとことの積み重ねが分かれ道になっています。

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この記事を書いた人

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