たった1イニングで10点、わずか36分の出来事

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2-2の同点だった試合が、終わってみれば12-2の大差。
その差を生んだのは、たった1イニングでした。
日本時間2026年6月10日、敵地ピッツバーグのPNCパークで行われたパイレーツ対ドジャース戦。
ドジャースが7回(表)に1イニング10得点を奪い、一気に試合を決めてしまいます。
この猛攻にかかった時間は、約36分。
打者一巡以上が打席に立ち続けた、攻撃側にとっては夢のような、守る側にとっては悪夢のような時間でした。
なぜ7回まで2-2の接戦だったのか

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試合の前半は、むしろパイレーツのペースでした。
1回裏、パイレーツが連続本塁打で先制します。
- ブライアン・レイノルズ(飛距離422フィート)
- ライアン・オハーン(355フィート)
この2発で、いきなり2-0。
ドジャースは中盤までに追いついて2-2としますが、なかなか勝ち越せません。
その理由が、パイレーツの先発ポール・スキーンズです。
「サイ・ヤング賞 vs MVP」はスキーンズに軍配
このカードの目玉は、エースのスキーンズと大谷翔平の直接対決でした。
「サイ・ヤング賞投手 対 MVP」と銘打たれた注目の一戦。
この日のスキーンズは見事でした。
- 投球回:6回
- 失点:2
- 奪三振:7
- 球数:103球
大谷からも三振を奪い、対決はスキーンズの勝ち。
もともとスキーンズはドジャースに強く、対戦通算3勝1敗・防御率2.70という相性の良さがあります。
ところが、勝負はこの後に動きました。
スキーンズが降板した瞬間、流れが一変

6回を投げ終えてスキーンズがマウンドを降りる――その直後でした。
ドジャース打線が、パイレーツの救援陣を一気に攻略します。
7回に登板したウィルバー・ドーテルらが捕まり、ドジャースは打者一巡の猛攻へ。
大谷翔平の動きも光りました。
- 無死一・三塁の場面で、敵失(悪送球)の間に勝ち越し点をお膳立て
- 同じ回に打席が再び回り、中堅への適時打でこの回4点目
1イニングで2度打席に立つというのは、その回がどれだけ大きく動いたかの証拠です。
マックス・マンシーもギャップへの適時打で加点。
2-2から12-2へ、わずか36分の出来事でした。
フリーマンが達成した「通算2500安打」

この試合には、もう一つ見逃せない記録がありました。
フレディ・フリーマンが7回の第5打席で中前適時打を放ち、通算2500安打を達成したのです。
MLB史上101人目、当時36歳での到達でした。
ネット上では称賛の声が並びます。
- 「さすがすぎる」
- 「まだまだ元気」
- 「40歳までやって3000安打を目指そう」
中日スポーツやライブドアニュースもこの達成を報じています。
意外と知られていませんが、この日のドジャースは正捕手のウィル・スミスが首の張り(stiff neck)で欠場していました。
主力を1人欠いた状態での大勝。
それだけにチームの厚みを感じさせる一戦でした。
注目すべきは大谷の「翌日」

出典:【衝撃】嘘だろ…大谷翔平まさかの週間MVP落選にレジェンドOB衝撃発言! – メジャーリーグ解説室
MLB.comやESPNの試合ページが伝えたこの試合。
打のヒーローは7回の猛攻でしたが、大谷翔平にはもう一つの役割が残っています。
現地6月10日には、投手として登板予定。
打者としてスキーンズと渡り合った翌日に、今度はマウンドに上がる。
この二刀流のスケジュールこそ、大谷ならではの見どころです。
チームとしての大勝、フリーマンの節目、そして翌日の登板。
一つの試合に、これだけの物語が詰まっていました。
