0-1の5回、鈴木誠也の一振りで試合が動いた

出典:「この一発を待っていた!」鈴木誠也、終盤に復活の26号ホームラン⚾🔥 – Asdf Zxcv
現地9月24日、リグレー・フィールド。カブスはマーリンズに2-1で逆転勝ちし、ナ・リーグのワイルドカード枠を確保しました。
2年連続のポストシーズン進出です。
鈴木誠也(32歳)は「2番・右翼」で先発しました。0-1で迎えた5回1死、救援右腕ジャック・ラルストンのスプリットを捉えて同点の26号ソロ。3試合ぶりの本塁打です。
日刊スポーツによると、カウント1ボールから甘く入った球でした。
試合の流れ
AP通信とMLB.comの報道をもとに整理します。
- 1回:ピート・クロウ=アームストロング(PCA)が四球で出塁し、鈴木の打席で二盗。今季40盗塁目
- 3回:マーリンズがジェイコブ・マーシーの適時打で先制
- 5回:鈴木の26号ソロで1-1
- 6回:イアン・ハップの三塁打の後、ニコ・ホーナーの適時打で勝ち越し
- 9回:ライアン・ゼファーハンが3者凡退で締め、7セーブ目
先発のマシュー・ボイドは7回5安打1失点で10勝目を挙げました。
決定が2度持ち越された、3日間の足踏み

出典:「ニュース」カブス 鈴木誠也 5試合連続ヒットもチームは敗れる – 日本ニュース
実はこの日の前に、進出決定のチャンスを2度逃しています。
スポニチアネックスによると、現地9月22日のマーリンズ戦は勝てば自力で決まる一戦でした。ところが延長12回、4時間超の末に2-8で敗れています。
鈴木は6打数2安打。9回と11回のサヨナラ機はどちらも凡退でした。
翌23日も2-3で連敗。鈴木は初回に右前打を放ち、5試合連続安打としています。
24日の鈴木の打席
日刊スポーツによれば、3打数2安打1打点1四球でした。
| 打席 | 結果 |
|---|---|
| 1回 | 空振り三振 |
| 3回 | 左前打(1死一塁) |
| 5回 | 26号ソロ |
| 7回 | 四球 |
打率は.270。CBS Sportsによると、シーズン成績は26本塁打、86打点、出塁率.366、長打率.476です。
9月の月間打率.186から、25号→26号へ

出典:鈴木誠也“怪物”ミジオロウスキーを攻略🔓通算10打数4安打3四球|ブルワーズvs カブス 試合ハイライト(2026年9月9日) – MLB Japan
数字だけ見れば、9月の鈴木は苦しんでいました。
スポニチによると、9月20日の試合前まで月間打率は.186、本塁打なし、4打点。ところが同日のレッズ戦8回に25号を放ちます。8月31日のブルワーズ戦以来、18試合ぶりの一発でした。
打球速度は108.9マイル(約175.3km)、飛距離は440フィート(約134m)。カブスは9-1で大勝しています。
そこから26号まで、本塁打の間隔は一気に縮まりました。
26号の打球方向は報道で割れている
打球方向は媒体で表現が分かれます。日刊スポーツは「左中間中段」、Full-Countは「左中間」、ベースボールチャンネルは「中堅方向」と伝えました。
飛距離と打球速度は、確認できた報道には載っていませんでした。
「40-40」の陰で、苦難を越えた進出

出典:【鈴木誠也 2出塁】ピート・クロウ=アームストロング41号&2盗👏「40−40」まで5盗塁|ブリュワーズvs カブス 試合ハイライト(2026年9月8日) – MLB Japan
同じ試合でPCAが40盗塁を記録し、メジャー最多の45本塁打と合わせてMLB史上7人目の「40本塁打・40盗塁」を達成しました。2024年の大谷翔平以来です。MLB.comとFull-Countによると、スタンドは総立ちで「MVP!」コールが起きたそうです。
進出までの道のりは平坦ではありませんでした。CHGOによれば、先発ケイド・ホートンのトミー・ジョン手術、ボイドとクローザーのダニエル・パレンシアの相次ぐ故障、オフに補強した選手の不振がありました。
クレイグ・カウンセル監督はベースボールチャンネルに、目の前の相手に立ち向かえることがこのチームの素晴らしい点だと語っています。
昨年の鈴木とポストシーズン
スポニチによると、鈴木は2025年に初めてポストシーズンを経験しました。8試合で31打数7安打、打率.226、3本塁打、5打点です。
ワイルドカードシリーズのパドレス戦では第1戦の5回に本塁打。地区シリーズのブルワーズ戦は第2戦で3ラン、第5戦で3号を放ちましたが、2勝3敗で敗退しています。
ちなみにMLB.comによると、カブスの2年連続進出は2015〜2018年以来。その間には2016年の108年ぶりワールドシリーズ制覇があります。
残り3試合と順位の行方
チームは88勝71敗。AP通信によれば、ブルワーズとは11.5ゲーム差で地区優勝の可能性はありません。
シカゴ・サンタイムズなどによると、ワイルドカードのシード順はまだ確定していません。残り3試合はすべて敵地フェンウェイでのレッドソックス戦で、金曜はダブルヘッダーです。
なお、この試合後の鈴木本人のコメントは、確認できた範囲では見つかっていません。
