165センチ、57キロ 新弟子検査で計測された数字

出典:史上最軽量の15歳新弟子・新道帝憲が角界挑戦!炎鵬を目標に高田川部屋で夢への第一歩 – Samurai Legacy TV
2026年9月4日、両国国技館で大相撲秋場所前の新弟子検査が行われました。
165センチ、57キロ――力士と聞いて思い浮かべる体格とは、かなり違います。
受検したのは新道帝憲さん(15)、高田川部屋所属です。
合格すれば、身長・体重の検査基準が明文化された1932年以降で初めて、体重50キロ台の力士が誕生します。
現役最軽量力士の宇瑠寅(式秀部屋)は165.8センチ・60.4キロ。新道さんが合格すれば、この記録を下回ることになります。
正式な合格発表は秋場所初日の9月13日です。
体格基準撤廃という制度変化が背景に

出典:「ええー!」体重50キロ台力士が誕生へ…15歳新道帝憲に親方衆から驚きの声 目標は炎鵬 – Tokyo pulse
旧基準167センチ・67キロが消えた
なぜ57キロでも検査を受けられるのか。
背景にあるのは、日本相撲協会が2023年9月に決めた新弟子検査の体格基準の事実上の撤廃です。
旧基準は身長167センチ以上・体重67キロ以上でした。力士数の減少を受け、2024年初場所からこの基準がなくなりました。
基準に満たない志望者は、東京開催の場所(1月・5月・9月)前に行われる「新弟子運動能力検査」に合格すれば、通常の新弟子検査を受検できる仕組みです。
運動能力検査は最軽量受検者に
新道さんは8月3日にこの運動能力検査を受検しました。
背筋力・握力・反復横跳びなど7項目を通過し、体格基準撤廃後の最軽量受検者となりました。
共同通信の報道によれば、当時の記録は身長164.3センチ、体重55.1キロでした。
柔術で鍛えた体、3か月で9キロ増量

出典:🔥【大相撲に異色の新星】15歳・新道帝憲が角界入り!RIZIN仕込みの柔術で史上最軽量級の挑戦 – スポーツ最前線
新道さんに相撲経験はありません。
小学6年で茨城県大洗町から静岡県浜松市に転居し、ブラジリアン柔術を開始。中学1年ではMMA大会に出場し、腕ひしぎ逆十字で一本勝ちを収めています。
得意技は「バックチョーク」。RIZIN元フェザー級王者のクレベル・コイケ氏から指導を受けた経歴もあります。
入門のきっかけは祖父が高田川部屋と縁があったことでした。中学卒業後の2026年6月1日、当時48キロの体で角界入りしています。
デイリースポーツの取材に「体が小さいのがコンプレックス。力士になって体を大きくして強くなりたい」と入門の動機を語りました。
入門から検査までの3か月で体重は9キロ増加。高田川親方から「食べたらすぐ寝ろ」と指導を受け、部屋名物のお好み焼きなど1食2キロ以上を食べる生活を続けています。
目標は炎鵬、十両昇進への意気込み

出典:48キロだった少年が57キロに!新道帝憲、土俵への覚悟に注目😳 – Japan Prime Desk
目標は若隆景から炎鵬へ
検査に立ち会った親方衆からは驚きの声が上がりました。身長が1センチ伸びたことに「おー!伸びたな」、体重50キロ台には「ええー」。日刊スポーツが親方衆の反応を伝えています。
新道さんが目標に掲げる力士は変化しています。8月時点の取材では関脇・若隆景の名前を挙げ「体、スピードを生かしたい」と話していましたが、9月4日の取材では167センチ・107キロの小兵力士、炎鵬(伊勢ケ浜部屋)に目標を切り替えました。
「早く十両に上がりたい」
「他の力士に比べて小さいのに、十両に上がって、本当にすごい。他の力士より体が2、3倍ちっちゃい。その分、人一倍稽古をして、十両に上がれるように頑張ります」
目標体重は100キロ。「これまでMMAから相撲に来た人はいないと思う。実績を残したい。早く十両に上がりたい」とも話しています。
同日の検査には新道さんを含め4人が申し込みました。合格発表は9月13日の秋場所初日です。氏名の読みは報道によって「しんどう・たいけん」「しんみち・ていけん」と表記が分かれており、統一表記は確認されていません。
