マウンドで大谷が見せた「笑いと苛立ち」

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8月22日(現地時間)、本拠地ドジャースタジアム。
パイレーツ戦を前に、大谷翔平がマウンドに立った。
7月3日以来、実に50日ぶりの登板だった。
この日はライブBP、つまり実戦形式の打撃投球。計30球を投げ、打者6人分と対戦した。
相手を務めたのは首の負傷で離脱中の正捕手ウィル・スミス。5打席目、大谷はカーブでスミスを遊ゴロに仕留めると、マウンドで「ガハハハ」と大きな声を上げて笑った。
一方で制球が乱れた場面では「あーっ!」と声を漏らす一幕も。
喜怒が交錯した50日ぶりのセッションは、最後は親指を立てるポーズで締めくくられた。
ロバーツ監督「数日中にも投げているだろう」

出典:なぜ「第二の大谷」は世界から一人も現れないのか|MLB約1200人が誰も満たせない”二刀流”の条件【MLB解説】#大谷翔平 #mlb #ドジャース – オオタニアン研究所
翌8月23日、デーブ・ロバーツ監督がこの登板を受けて口を開いた。
「翔平の意向なら、数日中にも試合で投げているだろう」
早ければ来週にも実戦復帰の可能性がある、という趣旨の発言だ。
ただし、いきなり実戦登板というわけではない。
ロサンゼルスに帰還した後、来週中にもう1度ライブBPを行う予定だという。
ロバーツ監督はコーチ陣からの報告についても触れ、「すごくポジティブな結果だったようです」「もうすぐ準備が整いそう」と手応えを口にした。
7月3日から続いた50日間の空白
に注射?大谷翔平投手復帰を阻んだ空白の真実](https://img.youtube.com/vi/dViTkN7XowY/hqdefault.jpg)
出典:なぜ左膝に注射?大谷翔平投手復帰を阻んだ空白の真実 – ヤマト帰郷 日本の未来の図解
そもそも、なぜこれほど間隔が空いたのか。
発端は6月の左膝の炎症だった。検査自体に異常はなく、当初は早期復帰が見込まれていた。
転機は7月3日のパドレス戦。「1番・投手兼DH」で先発し、6回110球、被安打7、9奪三振、3失点という内容を残した。
これが結果的に今季最後の登板になる。
同じ試合の6回の打席で、今度は右上腕二頭筋の張りを訴え、7月5日の試合を欠場した。
前半戦の最終戦後には左膝の症状を抑えるため注射を打ち、オールスター戦も辞退している。
7月中旬以降は登板を完全に止め、DH専念に切り替えた。キャッチボールからブルペン投球へと、段階を踏んで強度を上げてきた結果が、8月22日のライブBPだった。
最短9月1日、短いイニングでの復帰へ

順調にいけば、9月上旬にはメジャーでの投手復帰が見込まれている。
MLB公式サイトは、9月1日(現地時間、日本時間2日)の本拠地カージナルス戦を復帰の候補として挙げた。
ドジャースは9月1日から9日にかけて、カージナルス、ナショナルズ、レッズと本拠地連戦が続く。この期間が復帰の目安になりそうだ。
復帰直後は1〜3イニング程度の短い登板、いわゆるオープナー的な起用から入る見通し。ポストシーズン開幕までに、通常の先発と同じ球数・イニングまで積み上げていく計画だという。
ちなみに今季の投手成績は14先発で8勝2敗、防御率1.79。規定投球回には届かないものの、数字だけ見ればナ・リーグ上位に匹敵する内容を残している。
最終的な目標は、ポストシーズンでの二刀流フル稼働。50日間のブランクを経て、その一歩目が来週にも刻まれるかもしれない。
