入江大生、初回60球6失点で降板 横浜スタジアムで起きたこと

出典:【両先発候補が揃って好投】入江大生・石田裕太郎『2投手で11K!1ヶ月後の開幕へ好仕上がり!』|2026.2.28の注目シーン – 横浜DeNAベイスターズ公式チャンネル
2026年5月23日、横浜スタジアムで行われたヤクルト戦。
先発したDeNAの入江大生投手(27歳・背番号22)が、初回だけで60球を投げて6失点でKOされました。
この「1イニング60球」という数字、実はとんでもない記録に肉薄しています。
日本プロ野球の1イニング最多投球数は、2004年8月8日の横浜―阪神戦で阪神・吉野誠投手が記録した64球。
入江投手の60球は、これに迫る史上稀に見る投球数なんです。
Full-Countと中日スポーツの報道によれば、初回が終わるまでに要した時間はなんと40分。
試合開始からたった1イニングで、観客は約40分間ベイスターズの守備を見続けることになりました。
何が起きた?2死無走者から崩れた初回の詳細

出典:【一軍復帰】DeNA守護神・入江大生 9回登板で6球3人斬り – DRAMATIC BASEBALL 2026
実はこの試合、序盤は普通に進んでいました。
2死無走者まで来ていたんです。あと一人取れば、何事もなく初回が終わるはずでした。
ところが、ここから10人連続で打者と対峙する地獄のような展開に。
中日スポーツの試合詳報によると、崩壊の流れはこうです。
- 2死無走者から内山選手に154キロ直球を右翼線二塁打
- オスナ選手に外角スライダーを右前適時打
- 内野安打と四球で2死満塁
- 古賀選手に150キロ直球を中前にはじかれ2点タイムリー
- 相手投手の高梨投手にも真ん中149キロ直球を左翼への2点二塁打
- 武岡選手の左翼線適時二塁打で6失点目を喫し降板
注目したいのは、相手投手の高梨投手にまで打たれている点。
投手にタイムリーを浴びるというのは、本格派右腕にとってかなり屈辱的な展開です。
被安打6本、奪った打者はなんと最初の2人だけ。10人連続で塁に出されるか出塁を許す厳しい内容でした。
ここまでの経緯 開幕からの入江大生を時系列で

出典:【DeNA大改革】入江大生 守護神➡︎先発挑戦へ – テレビ朝日スポーツ【公式】
なぜ27歳の右腕がここまで崩れてしまったのか。今シーズンの流れを追うと、苦しさが見えてきます。
開幕から登録抹消まで
2026年3月28日の開幕ローテとして、奇しくも同じヤクルト戦に先発。しかし敗戦投手となります。
続く登板でも5回までに4失点を喫し、4月5日に登録抹消。
2試合とも5回まで投げ切れず、いずれも4失点ずつという厳しい滑り出しでした。
5月14日、復調の兆しが見えていた
転機になりかけたのが、5月14日の中日戦。
ここで6回無失点と好投し、復調の気配を見せていました。
「これで立て直せる」と誰もが思った直後の、この5月23日の登板だったわけです。
2026年シーズン成績は、当該試合前で0勝1敗0セーブ、防御率4.82(Full-Count調べ)。
ここに今回の6失点が加わることになります。
入江大生本人のコメントと、知られざるプロフィール
試合後、入江投手は球団を通じてコメントを発表しています。
> 「自分の投球ができず申し訳ない気持ちです。他に話せることはありません」
多くを語らない、というより語れない。それだけ本人にとっても受け止めきれない試合だったのかもしれません。
意外と知られていない入江大生の経歴
ここで改めて、入江投手のプロフィールを整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1998年8月26日 |
| 身長・体重 | 187cm・90kg |
| 出身校 | 作新学院高校 → 明治大学 |
| ドラフト | 2020年ドラフト1位 |
| 契約金 | 1億円(入団時) |
| 年俸 | 1600万円(入団時) |
出典:NPB公式、Wikipedia
明治大学時代は東京六大学リーグで5勝7敗・防御率2.59・121奪三振を記録。
ドラフト1位で契約金1億円という、球団からの期待を背負って入団した本格派右腕です。
187cmの長身から繰り出す150キロ台の直球が武器。この日も154キロを計測していました。
球速自体は出ていた中での大量失点。コントロールというより、配球や勝負どころでの組み立てに課題があったと見るのが自然でしょう。
今後の注目ポイント

初回60球6失点という記録は、日本記録の64球まであと4球というギリギリの数字でした。
ドラフト1位右腕として期待される入江投手にとって、今シーズン最大の試練となります。
5月14日の中日戦で6回無失点を投げられた直後だっただけに、復調の波をどう取り戻すかが焦点。
再び登録抹消からの調整となるのか、それともローテに残って次の登板で巻き返すのか。今後のベイスターズの起用法から目が離せません。
