「記念になれば」の一言から始まった、まさかの9年

出典:長尾柚乃ちゃんがスティッチやキャストたちに英語でインタビューに挑戦!映画『リロ&スティッチ』 – MEMO CINEMAS
1歳半の子が、刑事ドラマの現場に立っていました。2018年放送の連続ドラマW『コールドケース2 〜真実の扉〜』、第8話でのことです。
主役は永尾柚乃さん、現在9歳。検索では「長尾柚乃」と表記されることもありますが、正しい漢字は永尾です。
事務所に応募したのは母親でした。CHANTO WEBのインタビュー(2023年5月29日)で、経緯をこう振り返っています。
「実は申し訳ないのですが、最初は『記念になれば』くらいの気持ちでスタートしました」
わが子の思い出づくりのつもりが、9年後にはカンヌ映画祭の壇上へ。母親自身、想像もしていなかったはずです。
3歳の「本気」が転機に、母はレッスンに通わせなかった
本格的に火がついたのは3歳の頃です。永尾さん本人が「真剣にやりたい」と言い出したことがきっかけでした。
意外なのは、そこから養成所や継続的なレッスンに通わせなかったこと。母親はCHANTO WEBで「実はレッスンには行ってなくて…」と明かしています。
母親自身に演技経験はありません。コロナ禍で動画オーディションが増えた時期は、母親が撮影と相手役を兼任していました。
「ママに教えてもらって、自分でふりがなを書いています」
台本の漢字が読めないとき、永尾さんはそう話しています。たまひよ(2024年5月28日)での発言です。現場までの練習は、家庭の中だけで完結してきました。
「自分で決めさせる」と「挨拶は厳しく」、母の二面性
CHANTO WEBのインタビューで、母親は教育方針をこう語っています。
「自分で決めさせるようにはしています。細かいことなんですけれど、例えば、お食事に行くときは自分でメニューを決めさせる」
一方で、譲らない部分もあります。
「あとは礼儀。挨拶や会話するときの態度については厳しく教えている気がします」
自由と規律、両方を意識した子育てです。
家のベランダには「柚乃ちゃんワールド」というテントの拠点があります。休憩のたびに母親がジュースとお菓子を運んでいます。
飼っているボストンテリアの「ブーイ」とトイプードルの「モフ」の世話をしているのも永尾さん自身です。
父については「優しい」の一言だけ
母親が複数のメディアで教育方針を語る一方、父親の言葉は表舞台にほとんど出てきません。
わかっているのは、永尾さん本人がたまひよ(2024年5月29日)で語った一言だけです。
「2人は優しくていつもにこにこしていて大好きです」
「自分でやりたいことは自分で決めなさい、と言われています」
父親の氏名や職業は公表されていません。ただ、本人の口から「ママとパパ」という言葉が出ている以上、家庭の中に父親の存在感があることは確かです。
「柚乃の親について」を検索する人が知りたいのは、まさにこの一点でしょう。表舞台に出てくるのは母親の言葉ばかりで、父親については本人が語った一言以外、公表された情報がありません。
9歳、カンヌで語った「83億人」
2026年5月19日、永尾さんはカンヌ映画祭の「JAPANESE NIGHT in Cannes 2026」で着物姿のまま英語スピーチに立ちました。
「今現在、世界には83億人の人間がいます」
続けて、宇宙中の生物が助け合う物語だと自作映画『リタ』を紹介しています。
『リタ』は齊藤工さんがプロデュースし、永尾さんが監督・主演・脚本・編集の4役を務める作品です。撮影時の年齢は8歳。
3歳から書き始めた脚本は、すでに20本を超えています。
最年少でForbes入り
2026年8月26日には「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2026」に選出されました。30人の中で最年少の9歳です。
「言霊。言ったことが本当になるので、プラスのことしか言わないようにしている」
授賞式で口にした言葉です。家庭で培われた「自分で決める」姿勢と、この言葉づかいへのこだわりは、どこか重なって見えます。
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まとめ:次に姿を見せるのは2027年1月
母親の「記念になれば」という軽い気持ちから始まり、父親はほとんど語らないまま9年が経ちました。
わかっているのは、母が現場と生活の両方を支え、父が家庭で「優しい」存在であること。それ以上の家族の情報は公表されていません。
次に控えるのは2027年1月8日公開の映画『高校生家族』、そして自身が監督を務める『リタ』の公開です。
家庭の中で育まれた「自分で決める」姿勢が、スクリーンの上でどんな形になるのか。公開日が答え合わせになります。
