90マイル台に落ちた直球、5回に連続被弾

90.9マイル、91.1マイル。5回に投じた2球のフォーシームは、序盤の93マイル前後と比べて明らかに勢いを欠いていた。
この球を続けて外野席に運ばれ、逆転からさらに突き放される展開になったのが、カブスの今永昇太投手だ。
1回、味方のピート・クロウアームストロング(PCA)が2試合連続の先頭打者本塁打となる37号を放ち、今永に援護が入った。ここまでは悪くない立ち上がりだった。
流れが変わったのは4回。2死一、二塁から8番ロドリゲスに投じた80.9マイルのスイーパーが甘く浮き、右翼席への逆転3ランとなる。
そして5回。先頭のマイヤーズに冒頭の90.9マイルを左中間へ運ばれ勝ち越しソロ、続く4番スティーブンソンには91.1マイルを左翼席へ2ランされた。中継の実況も「球速が落ちていくんです。レッズ打線としては捉えやすかったでしょう」と、この変化を指摘している。
85球、5回8安打6失点。今永はここでマウンドを降りた。
前回登板からわずか中6日、リベンジのはずだった

出典:今永昇太を早期降板させたカブス采配に批難殺到!!落合博満が苦言を呈した交代劇の真相に驚愕…逆転負けを喫した監督の愚行に世界中が唖然…【プロ野球】 – 日刊バトルフェイス【プロ野球速報】
8月23日(日本時間24日)のマリナーズ戦では、渡米後最短となる2回0/3・72球5安打2失点でKOされていた今永。初球でストライクを取れたのはわずか3人、ストレートの平均球速も1.1マイル低下していたと、地元紙シカゴ・トリビューンが指摘していた。
それでも今永は「いい学びに…ここで変に自分を疑わないことが大事」と、前向きなコメントを残していた。
中6日で迎えた8月30日(日本時間31日)のレッズ戦は、その借りを返す登板のはずだった。本拠地リグリー・フィールドのマウンドに立った今永は「リカバリーや自分のやりたいことにすごくフォーカスできた」と、この間隔を前向きに語っていた。
しかし結果は、さらに重い数字となって表れた。
被本塁打33本は両リーグワースト、3被弾は左腕史上最多

出典:【衝撃】今永昇太が3発被弾で6失点…まさかの10敗目「被本塁打33本」でMLBワースト 鈴木誠也も5タコ – ohtaninewsjapan
この試合で今永の被本塁打は33本に到達した。27試合の登板でここまで積み上がった数字で、昨季の31本を上回る自己ワースト。両リーグでもワーストタイになる。中日スポーツによれば、並ぶのはアスレチックスのスプリングスだ。
さらに突出しているのが、1試合3被弾以上を喫した回数。今季だけで今回が6度目にのぼる。Opta Statsの集計では、左腕投手としてメジャー史上最多だという。甘く浮いた球を続けて叩かれる試合がこれだけ重なっている点に、今の苦しさが表れている。
防御率は4.01。8勝10敗で、2桁黒星はメジャー3年目にして初めてのこと。プロ通算でもDeNA時代の2018年以来、久しぶりに背負う数字だった。
「投げてはいけないボール」、監督の期待に応えられず

出典:今永昇太のノーヒット投球の内容、ガチで意味不明すぎるww【なんJなんG反応】【2ch5ch】 – プロ野球おもしろ速報【ネットの反応】
試合後の一問一答で今永は、狙った場所に投げられなかったことについて「投げてはいけない場所に投げてはいけないボール」を打たれ続けていると振り返った。
「フラストレーションがたまる」と明かし、「自分自身でしか改善できない」とも語っている。
登板前にはカウンセル監督から「自信を持ってマウンドに上がれば相手を圧倒できる」と声をかけられていたという。今永は「監督の期待に応えられなくて」と悔やんだ。
試合はカブスが5-7で敗戦。9回にPCAが2本目となる38号ソロを放ったが、追いつくには至らなかった。鈴木誠也はこの試合5打数無安打に終わり、3試合ぶりの無安打となっている。
SNS上では「もうムリかな」「プレーオフは投げない方がいい」といった厳しい声も上がったと、中日スポーツが伝えた。
