大谷翔平から「メジャー初本塁打」が生まれた4回の一打

出典:大谷翔平!!メジャーデビュー初打席初ホームラン!!ベンチに戻ったら、無視されるがその後盛り上がる! – プログラム1
メジャー初アーチを、よりによって大谷翔平から。
2026年6月10日(日本時間11日)、米ピッツバーグのPNCパークで行われたパイレーツ対ドジャース戦。
ドジャース先発の大谷翔平投手(31)が、パイレーツのタイラー・カリハン外野手(25)にメジャー初本塁打を被弾しました。
スポニチアネックスの報道によると、場面は4回2死無走者。
ドジャースが2点を先制した直後でした。
カリハンが捉えたのは、初球の真ん中付近に来た97.8マイル(約157.4キロ)の直球。
打球は右翼スタンドを大きく越える場外弾となり、飛距離は427フィート(約130.1メートル)を記録しました。
打者本人が打球を見続けるほどの「確信の一撃」。
この日のカリハンは「7番・右翼」で先発出場し、メジャー2年目の25歳が、記念すべき1号を球界の主役から放った形です。
なお被弾直後、大谷は101マイルの直球で三振を奪い、最少失点で切り抜けています。
カリハンが明かした「大谷攻略法」

出典:大谷翔平を攻略せよ!名捕手たちの配球バトル前半戦【キャッチャーズバイブル】Shohei Ohtani vs Shohei Ohtani Part1 – フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】
この一発、実は偶然ではありませんでした。
カリハンは大谷を事前に分析していたのです。
東スポWEBの報道によると、カリハンは打席に立つ前からこんな狙いを持っていました。
> 「彼が他の左打者に対してどう攻めるか何となく分かっていた。速球を低めに投げることが多く、少しでも高めにくればチャンスと思っていた」
つまり「高めの速球を待っていた」というわけです。
そして初球から積極的に振った理由について、こう説明しています。
> 「相手が誰であれ、もしストライクゾーンに投げられて打てるタイミングならスイングします」
相手が大谷だろうと関係ない、という潔いスタンス。
さらにカリハンはこの試合でマルチホーマー(複数本塁打)を達成。
8回にも一発を放ち、「この試合でインパクトを残せるチャンスだと思った」とコメントしています。
初めての相手として大谷を選んだ若手にとって、忘れられない一日になりました。
大谷は7回4失点、それでも9回に意地の12号

出典:大谷翔平先発登板でまた12号ホームラン!7回途中3失点で試合を作る!今シーズンの活躍をパピとサバシアで語る – 大谷解説ちゃんねる レジェンドが語り尽くす
一方の大谷も、ただでは終わりませんでした。
この日は中6日での先発登板。
デイリースポーツの報道によると、序盤3イニングは走者を出しながらも無失点で切り抜けていました。
ところがカリハンの一発を含め、最終的に7回4失点で降板。
防御率は1点台に悪化し、7勝目の権利を持って降板したものの、8回に救援陣が逆転3ランを浴びて勝利投手の権利は消滅しました。
それでも黙っていないのが大谷です。
中日スポーツの報道によると、9回の第5打席でパイレーツ左腕ソトから中越えに12号2ランを放ちました。
この一打のデータがまた規格外。
- 飛距離:125.5メートル
- 打球速度:167.2キロ
- パイレーツ戦通算5本目、PNCパークでは通算3本目
被弾されたら、打ち返す。
投打の主役として、最後まで存在感を示しました。
意外と知られていない「幻の一発」と最遅ペースの事実

実はこの試合、大谷にはもう1本ホームランがありました。
いや、正確には「あったはず」でした。
デイリースポーツの報道によると、3回の第2打席で大谷が放った左翼への大飛球を、パイレーツのレイノルズがホームランキャッチで阻止。
12号となるはずの一発が、幻に終わっていたのです。
結局、本物の12号は9回まで持ち越されました。
もう一つ、見逃せないデータがあります。
中日スポーツによると、この日は今季7度目の「投打二刀流」出場で、二刀流でのアーチは今季3本目。
そしてチーム68戦目での12号到達は、2021年以降で「最遅ペース」だといいます。
昨季までは最速37戦目だったことを考えると、約2倍のスローペース。
それでも数字を積み上げてくるあたりが、大谷の底力と言えそうです。
カリハンにとっては記念の1号、大谷にとっては意地の12号。
一つの試合に、二つのドラマが詰まった一戦でした。
