大谷翔平が菅野智之から放った9号先頭打者弾の詳細

初回先頭打席、カウント1-1からの3球目。
菅野智之の93.7マイル(約150.7キロ)のフォーシームを、大谷翔平のバットが完璧に捉えました。
2026年5月27日(日本時間5月28日)、ドジャースタジアムで行われたロッキーズ戦。「1番・投手兼指名打者」で先発出場した大谷が、今季9号となる先頭打者本塁打を放っています。
計測データが示す「規格外」の一打
気になるのは、打球そのものの数字。
- 打球速度:111.3マイル(約179.1キロ)
- 飛距離:424フィート(約129.2メートル)
- 打球角度:21度のライナー性
- 着弾地点:バックスクリーン
21度というのは、いわゆる「強烈なライナー弾道」の角度です。
それでも129メートル先のバックスクリーンに突き刺さるのですから、打球速度179キロの威力がよく分かります。
前日の右手甲死球から一夜明けての自援護弾

出典:シャファー監督が明かした…死球直後の大谷翔平の“異例の行動”に思わず涙した理由 – 海外の反応
実はこの一発、ただの本塁打ではありません。
前日(5月26日)のロッキーズ戦で、大谷は右手甲に死球を受けて途中交代していたのです。
ファンが心配する中で迎えた翌日の試合。それも自らが先発登板する「投打二刀流先発」のマウンドです。
「自援護弾」というキーワード
中日スポーツの報道によると、大谷は初回のマウンドを無失点で抑えた直後の打席で、この先頭打者弾を放っています。
つまり、ピッチャーとしての自分を、バッターとしての自分が援護する形。
これが「自援護弾」と呼ばれる所以です。
前日の死球の影響を、翌日の一発でかき消す。これ、なかなかできることじゃないですよね。
菅野智之との「日本人対決」と相性の良さ

出典:3月15日【巨人vsドジャース】大谷翔平 ホームラン~ MLB開幕戦2025 – ABC বাংলা NEWS
もう一つ注目したいのが、被弾投手が菅野智之だったという点。
サンケイスポーツが「侍対決」と表現したように、日米を代表する日本人投打の真っ向勝負でした。
大谷vs菅野の通算成績
調査結果によると、両者のメジャーでの対戦成績はこうなっています。
- 通算対戦:5打席
- 打率:.800
- 本塁打:2本
5打席で打率8割、本塁打2本。
菅野からすれば「相性が悪い」という言葉では片付けられないレベルの数字です。
今季は今季は二刀流先発として5度目の登板で、二刀流先発時の通算本塁打はこれで18本目。5月20日のパドレス戦以来となります。
メジャー通算300本塁打・700打点に迫る記録

出典:【現地映像】大谷翔平、9号先頭打者ホームランで本拠地大熱狂となる!!!!!!!! – ミスターフルスイングch【時事ネタまとめ】
この9号弾は、複数のメジャー記録に近づく一打でもありました。
達成・接近している記録
この一発で動いた記録を整理すると、こうなります。
- 先頭打者弾:今季4本目/通算28本目
- 二刀流先発で2戦連続の先頭打者弾
- メジャー通算300本塁打まであと11本
- メジャー通算700打点に王手(あと1)
- ドジャース通算先頭打者弾でJoc Pedersonの21本にタイ記録
二刀流先発で2戦連続の先頭打者弾というのは、本当に離れ業です。
日本人選手の通算打点ランキング
もし通算700打点に到達すれば、日本人選手としては3人目の快挙となります。
- イチロー:780打点
- 松井秀喜:760打点
- 大谷翔平:699打点(あと1で700)
イチロー、松井秀喜という日本野球界のレジェンドに並ぶ位置に、いよいよ大谷の名前が刻まれようとしています。
意外と知られていない事実
チームとしてはこれが56戦目での9号到達。
さらに、被弾した菅野智之はメジャー1年目ながら活躍中の右腕で、その菅野から放たれた本塁打が「メジャー史上初の組み合わせ」として米メディアでも話題になっています。
Dodger Blueの報道では、投手としての先発登板日に先頭打者弾を放つこと自体、MLB史を塗り替える出来事として扱われています。
今後の注目ポイント

出典:【大谷翔平先発】5/28ドジャース対ロッキーズ3戦目!オタクと一緒に全力応援観戦生配信! – 私と野球とオオタニサン
大谷の今季は、二刀流選手としての真価がさらに発揮されつつあります。
メジャー通算700打点はこの試合中、もしくは次戦で達成される可能性が高い水準。
通算300本塁打まではあと11本という距離感です。
前日の右手甲死球を翌日に払拭する打撃。先発投手としての登板を自らの一発で援護する集中力。
2026年シーズン後半戦に向けて、大谷の「二刀流弾」がどこまで積み上がるのか、引き続き注目されます。
