横浜流星『汝、星のごとく』は持ち込み企画だった?櫂役への執念を追う

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横浜流星が自ら動かした映画『汝、星のごとく』の始まり

映画化が決まる前から、ひとりの俳優が原作者と監督に想いを語り続けていました。

横浜流星さんです。

『流浪の月』の映画に出演した後、まだ映画化の話もなかった頃に凪良ゆうさんの小説『汝、星のごとく』を手に取ったそうです。読み終えて「自分が櫂として生きたい」と思い、凪良さんと藤井道人監督に自分の想いを長々と伝えた、とナタリーが報じた本人コメントにあります。

藤井監督は公開初日の舞台挨拶で、原作を紹介されたのは「3年前」と話しました。公式コメントでも「主演の横浜流星の熱い想いから実現した映画」と明言しています。

映画化の発表は2025年で、同年7月に撮影が始まりました。

原作者の凪良さんはこの小説を「わたしの作家人生における一番星のような存在」と表現しています。第20回本屋大賞を受賞した作品を、主演俳優が自分で口説いて映画にした。順序としては珍しい部類です。

櫂と暁海の15年|横浜流星の役柄と共演者

【広瀬すず×横浜流星】15年間をどう演じた?役作りの秘密と「変わらない」暁海の深い魅力に迫る!✨🎬

出典:【広瀬すず×横浜流星】15年間をどう演じた?役作りの秘密と「変わらない」暁海の深い魅力に迫る!✨🎬 – Japan News

横浜流星が演じる青埜櫂とは

櫂は京都から瀬戸内・今治の島へ転校してくる青年で、漫画原作者を目指しています。

相手役の井上暁海を演じるのは広瀬すずさん。島で育ち、刺繍を仕事にしたいと願う女性です。物語は2人の15年間を描きます。

広瀬さんとは『流浪の月』『片思い世界』に続く3度目の共演。凪良さん原作の映画で並ぶのは2度目になります。

FRaUのインタビューで横浜さんは、読む前は「美しい恋愛」の話だと思っていたと明かしました。実際は「結構ドロドロが入る」作品だったそうです。キャッチコピーが「この恋は、あまりに苦しい。」なのもうなずけます。

脇を固めるキャスト

  • 松村北斗:久住尚人(櫂の相棒)
  • 中村アン:二階堂絵理(文芸編集者)
  • 濱田岳:植木渋柿
  • 尾野真千子:青埜ほのか(櫂の母)
  • 木村佳乃:井上志穂(暁海の母)
  • 石田ゆり子:林瞳子(刺繍作家)
  • 長谷川博己:北原草介

釜山国際映画祭で3000人が迎えた横浜流星

「汝、星のごとく」横浜流星が釜山で約3000人を前に思いあふれる、体重落とす苦労も告白

出典:「汝、星のごとく」横浜流星が釜山で約3000人を前に思いあふれる、体重落とす苦労も告白 – 日本エンタメ世界

約3000人。

第31回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門に正式出品された本作で、横浜さんと藤井監督の舞台挨拶に集まったファンの数です。

横浜さんにとって、釜山の映画祭も韓国訪問も初めてでした。国境を越えて作品が届いたことに込み上げるものがあったと、公式ニュースで語っています。

海外の映画祭そのものは初体験ではありません。『青の帰り道』で初めて参加したとき、映画人の仲間入りをした感覚があったと振り返っています。その旅で同行したのが、8年ほど前にドイツへ一緒に行った藤井監督でした。

藤井監督は、舞台裏で韓国語を勉強する横浜さんを見て「大人になったなと思った」とのこと。横浜さん自身はこの作品を「20代最後、30代最初の大切な映画」と位置づけています。

初日舞台挨拶で見えた松村北斗との距離感

【横浜流星×広瀬すず】再共演で明かすお互いへの想いと「俳優としての正しさ」|映画『汝、星のごとく』特別インタビュー #汝星のごとく #横浜流星 #広瀬すず

出典:【横浜流星×広瀬すず】再共演で明かすお互いへの想いと「俳優としての正しさ」|映画『汝、星のごとく』特別インタビュー #汝星のごとく #横浜流星 #広瀬すず – 映画.com

10月9日、TOHOシネマズ日比谷。

横浜さんは初日舞台挨拶で、原作を読んだ時から尚人役は松村北斗さんしかいないと思っていた、と明かしました。松村さんの存在は「光のよう」だそうです。

藤井監督の証言も面白いところ。「流星がこんなに現場で話しているのを見たことがない」と語っています。持ち込み企画の主演として、現場の空気を自分から作りにいっていたのかもしれません。

松村さんの話は、さらに生々しいものでした。

  • 減量したり役に思い詰めたりする姿を見るのは「すごく辛かった」
  • それでもそのストイックさが「本当に大好き」
  • 頭痛のとき「いい鍼、知らない?」と頼られ、鍼を紹介した

役に追い込まれた俳優が、相談相手に選んだのが鍼の話。距離の近さが伝わるやりとりです。

公開4日間の数字とRADWIMPSの主題歌

興行成績の推移

全国359館で公開された10月9日からの3日間は、動員23万4000人、興収3億5100万円。興行通信社調べの週末ランキングで4位でした。

公開4日間(〜10月12日)では動員32万7000人、興収4億8300万円に伸びています。差し引くと、4日目の1日だけで約9万3000人、約1億3200万円が上乗せされた形です。

公開初日、横浜さんは広瀬さんとの2ショットをInstagramに投稿しました。「一番星のような作品になることを願って」とつづり、ファンからは「しばらく席から立てなかった」といった感想が寄せられています。

主題歌とスタッフ

主題歌はRADWIMPSの書き下ろし「夕星-ゆうづつ-」です。藤井監督とRADWIMPSのタッグは『余命10年』『パレード』に続く3度目になります。

脚本は『おかえりモネ』の安達奈緒子さん。上映時間は135分、PG12指定です。

スタッフはNetflix『イクサガミ』と同じ顔ぶれで固められています。広瀬さんにとっては初めての藤井組でした。

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まとめ:横浜流星の『汝、星のごとく』は想いから始まった映画

  • 映画化は横浜流星さんの持ち込み企画で、原作に出会ったのは映画化決定前
  • 櫂は京都から今治の島へ来る青年で、広瀬すずさんとは3度目の共演
  • 釜山国際映画祭では約3000人が迎え、初日舞台挨拶では松村北斗さんとの信頼も語られた
  • 公開4日間で動員32万7000人、興収4億8300万円

初日舞台挨拶で長く愛し続けているものを聞かれた横浜さんは、「芝居ですね」と答えたと時事通信が見出しで伝えています(本文は未確認)。原作を自分で映画にしにいった経緯を思えば、この一言は筋が通っています。

海外では、アジアの6つ以上の国と地域で2026年内に順次公開される予定です。

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この記事を書いた人

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