森下翔太、8月29日の一撃で死球16個に到達

出典:【阪神】森下翔太が148キロの死球を受けて負傷交代!首位攻防戦の最中で巻き起こった特大のブーイングの嵐とチームの衝撃を徹底解説! – 阪神タイガース最前線
8月29日、甲子園の阪神対巨人戦。
7回、巨人3番手の赤星優志が投げた148キロのシュートが森下翔太の左手首付近を直撃した。
森下はバットを放り投げてその場に倒れ込み、しばらく動けない状態に。代走に福島が送られ、途中交代となった。
試合後、森下は西宮市内の病院を受診。診断は「左前腕部の打撲」で、骨に異常はなかった。
クラブハウスへ引き揚げる際、患部に氷を巻きながら「今は言えることないです。様子見ながらって感じですね」と語っている。
この一撃で今季の死球数は16個。NPB12球団の中で最多となった。
「32打席に1度」という頻度

出典:20260829 阪神×巨人 7回 森下翔太 左手首へのデッドボールに騒然 – だいなり
森下は今季116試合で504打席に立ち、そのうち16回死球を受けている。
単純計算で約32打席に1度のペースだ。打率.303、31本塁打、70打点という好成績と並走しながら、体に投球を浴び続けている計算になる。
死球数の推移を見ると、この頻度の高さがより際立つ。
- 2023年(1年目):11個
- 2024年:12個
- 2025年:12個
- 2026年:16個
プロ入りから4年連続で2桁の死球を記録しており、今季はこれまでで最も多い。通算では482試合で51死球に達した。
12球団のランキングで見える差

ベースボールチャンネルがまとめた2026年の死球ランキング(8月末時点)では、森下の16個が単独トップ。2位グループとの差は6個ある。
| 順位 | 選手 | 死球数 |
|---|---|---|
| 1位 | 森下翔太(阪神) | 16 |
| 2位タイ | 牧秀悟(DeNA) | 10 |
| 2位タイ | 蝦名達夫(DeNA) | 10 |
| 2位タイ | 藤原恭大(ロッテ) | 10 |
| 5位タイ | 水野達稀(日本ハム) | 9 |
| 5位タイ | 清宮幸太郎(日本ハム) | 9 |
| 5位タイ | 宗佑磨(オリックス) | 9 |
16個のうち5個は巨人戦だけで受けたもの。特定のカードで集中して死球を浴びている点も、今季の特徴と言える。
NPB歴代記録との距離、そして球団の対応

森下の16個という数字も、NPBのシーズン記録と比べればまだ差がある。
歴代最多はラロッカ(オリックス)が2007年に記録した28個。2位は岩本義行が1952年に残した24個で、3位タイにラロッカの2004年(広島時代)とガイエルの2007年が並ぶ23個だ。
現役選手の通算では、鈴木大地が1800試合で147死球とトップを走る。森下の通算51個とは、まだ大きな開きがある。
球団としての対応も動いている。藤川球児監督は今春、肩甲骨から手首にかけてのプロテクター着用をNPBに提案していたことを明かした。規則上、導入は簡単ではないという。
8月29日の死球直後には、藤川監督が血相を変えてベンチを飛び出し、土山球審と巨人・橋上監督代行に強くクレームをつける場面もあった。
試合後の会見では「現状をまだ把握していません。森下まだ分かりませんから」としつつ、「でも、故意じゃないし、グラウンド上は熱いですけど」と付け加えている。
さらに「選手が故障して、グラウンド上でチーム同士が争いごとになるっていうのは、こんな時代ですから全く求めてない」とも述べた。
なお両リーグのアグリーメントでは、投球が打者の顔面や頭部に直接当たり、審判が危険球と判断した場合のみ投手が退場となる。今回は左手付近への直撃だったため危険球には認定されず、赤星は投げ続けている。
死球直後、赤星は帽子を取って本塁へ駆け寄り、心配そうに森下を見つめた。降板時には一塁側に向かって頭を下げている。三塁にいた坂本勇人も駆け寄り、状況を確認していた。
