阪神・森下翔太が巨人・浅野翔吾に「自ら見本」で指導

出典:【プロ初1番スタメン】浅野翔吾 プロ初マルチ安打で大器の片鱗を示す!!『一番一打席目はノーカットで』 – DRAMATIC BASEBALL 2026
2026年5月23日、東京ドームでの阪神戦試合前。
三塁側ベンチに挨拶へ訪れた巨人の浅野翔吾選手に対し、阪神の森下翔太選手が体重移動やタイミングの取り方を自ら手本を示して指導しました。
敵チームの選手同士が、試合前に打撃指導。
しかも教えているのは、ドラフト同期で「外れ1位」の関係にあたる森下選手です。スポニチアネックスの報道で伝えられたこのシーンには、二人の特別な関係性が表れていました。
指導の中身は「体重移動とタイミング」
森下選手が浅野選手に伝えたのは、打撃の根幹に関わる部分でした。
- 体重移動の仕方
- タイミングの取り方
口頭でのアドバイスではなく、自らバットを構えて見本を示すスタイル。
プロ同士、しかもライバル球団の選手にここまで踏み込んだ指導をするのは、よほど信頼関係があってこそです。
ドラフト同期、そして「外れ1位」の経緯

出典:巨人 浅野翔吾 ドラフト 抽選の瞬間 – Hiroshi
二人の関係は、2022年のドラフトまでさかのぼります。
浅野翔吾選手は香川・高松商業高校から読売ジャイアンツに1位指名され入団。一方の森下翔太選手は中央大学から阪神タイガースに入団しました。
ここで興味深いのが、阪神が当初1位指名する予定だったのは浅野選手だったという事実です。
抽選で巨人に競り負け、「外れ1位」として獲得したのが森下選手でした。
高校時代からの知り合いだった
二人の親交は、プロ入り前から始まっていました。
2022年、浅野選手がU-18侍ジャパンに選出された際の出来事。U-18ワールドカップ出場前の壮行試合で、大学日本代表メンバーだった森下選手と対戦しています。
この試合をきっかけに親交が深まったと報じられています。
高卒と大卒という違いはあれど、同じドラフト1位という立場。お互いを認め合う関係が、今回の友情指導につながったわけです。
浅野翔吾の1軍合流までの経緯

出典:🚨🔥【覚醒の予感】浅野翔吾がついに1軍合流‼️2軍で“2安打2打点”大暴れ💥原辰徳氏も「ここだぞ」と激励⚾️🔥 – The Divine Light
そもそも、なぜ今このタイミングで浅野選手が1軍にいるのか。
背景には、巨人内野手・平山功太選手の負傷がありました。
5月14日〜15日:阿部監督が明言
2026年5月14日、巨人の阿部慎之助監督が「浅野と小浜が明日(15日)から来る」と発言。15日のDeNA戦(東京ドーム)から浅野選手の今季初1軍帯同が決まりました。
ただし、阿部監督のコメントは慎重なものでした。
「ファームで打ってもね、他の部分であまり評価は良くないんだけど。まあ、登録してからかな。合流はするけど」(東スポWEBの報道より)
打撃以外の課題を指摘する厳しい評価です。
浅野選手本人も「こんな急に(一軍に)呼ばれるとは…」「しっかり結果を残さないといけない」とコメントしています。
5月21日:森下のバットで決勝打
1軍合流後、すぐに結果が出ました。
2026年5月21日、甲子園球場での阪神戦。浅野選手は4回に先制タイムリーを放ち、巨人が5-4で勝利します。
この一打が、まさかの決勝打。
しかも使用していたのは、森下選手から譲り受けたバットでした。日テレNEWS NNNの報道で伝えられたこのエピソードに、浅野選手は「あした以降もこのバットで」とコメントしています。
ライバル球団の同期からもらったバットで、そのライバル球団から決勝打を打つ。なかなか劇的な展開です。
浅野翔吾の最新成績データ

出典:【朗報】巨人・浅野翔吾が2軍で完璧1号!直近5戦で打率4割超えにファン歓喜 – うおニキのプロ野球解説
1軍合流時点での浅野選手のファーム成績を整理します。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 2軍試合数(合流時点) | 31試合 |
| 2軍打率 | .308(3割8厘) |
| 2軍OPS | .821 |
| 5月単月打率 | .367(10試合) |
| 5月単月打点 | 10打点 |
| 5月22日2軍ハヤテ戦 | 4打数2安打 |
ファームでの数字は文句なしの好調ぶり。
高卒4年目で今季ここまで1軍登録がなかった選手とは思えない打撃成績です。
原辰徳さんも「ここだぞ」とハッパ
1軍合流前夜の2軍戦では2安打2打点と活躍した浅野選手。
日テレNEWS NNNの報道によると、前監督の原辰徳さんも「ここだぞ」とハッパをかけたと伝えられています。
球団のレジェンドからの激励、ドラフト同期からのバットと指導。周囲のサポートを受けながら、浅野選手は1軍で勝負の時を迎えています。
意外と知られていない事実:阪神が本来欲しかったのは浅野だった

出典:🔥⚾「敵なのに神対応…!」森下翔太が巨人・浅野翔吾に“極秘打撃指導”!東京ドーム騒然の胸熱シーンにファン感動!!🔥🐯 – Japan News
冒頭でも触れましたが、改めて整理しておきたいポイントがあります。
2022年のドラフトで、阪神タイガースが1位入札したのは浅野翔吾選手でした。
抽選の結果、交渉権を獲得したのは巨人。阪神は「外れ1位」として森下翔太選手を獲得した、という経緯があります。
本来なら阪神のユニフォームを着ていた可能性があった浅野選手。
そして、その「代わり」に阪神入りした森下選手。
敵チームの選手として再会した二人が、試合前に打撃を教え合う関係になっている——この背景を知ると、5月23日の友情指導シーンの見え方が変わってきます。
今後の注目ポイント

出典:【臨戦態勢】浅野翔吾が別人!? フォーム改良で力強さ◎飛距離◎メンタル◎…何が彼を変えた?【マンデー延長戦】 – 報知プロ野球チャンネル
浅野選手の1軍定着なるか、そして森下選手との関係性は今後どう描かれていくのか。
注目したいポイントを整理します。
- 浅野選手が1軍で打撃以外の部分(守備・走塁)をどう評価されるか
- 阿部監督が指摘した「他の部分」の課題克服
- 負傷した平山功太選手の状態(橋上秀樹オフェンスチーフコーチは「本人と状態を確認してからになる」とコメント)
- 同じく5月15日から1軍帯同が決まった小浜選手の動向
- ドラフト同期コンビ(森下・浅野)の今後の対戦
阿部監督が慎重な評価をしていた浅野選手ですが、合流直後に決勝打という結果を出しました。
ここから1軍に定着できるかどうか。
そして、ライバル球団の同期である森下選手の存在が、浅野選手にどんな影響を与えていくのか。プロ野球ファンとしては、目が離せない関係性です。
