元同僚ならぬ元宿敵から、1回と7回に一発ずつ

出典:【村上宗隆】「可能性はたった1%だった」村上宗隆の獲得秘話。他球団がデータに怯える中、ホワイトソックス幹部を惚れさせた“圧倒的な人間力” – すごいよ大谷サン
シャンパンの匂いが残るシカゴで、村上宗隆選手のバットが再び火を噴きました。
現地9月25日、本拠地でのロッキーズ戦。「4番・一塁」で先発した村上選手は、先発の菅野智之投手から34号と35号を放ちました。
Full-Countなどの報道によると、成績は4打数3安打3打点。チームは6-1で勝っています。
前日の9月24日には、ロイヤルズを9-1で下して2021年以来のプレーオフ進出を決めたばかり。その翌日の2発でした。
日本時代の対戦成績は.204
スポニチによると、メジャーで両者が対戦したのはこの試合が初めてです。
日本時代の通算は54打数11安打、打率.204、2本塁打でした。
2本の本塁打を数字で見る

出典:【岡本和真&村上宗隆】3年前のWBC決勝が伏線だった…米国監督が忘れられない村上と岡本の2本塁打 – 俺がビッグ・パピだ【MLB解説】
2発は球種もコースも、打球の方向も違います。Full-Countなどの報道をもとに並べます。
| 34号 | 35号 | |
|---|---|---|
| 打席 | 1回・第1打席 | 7回・第3打席 |
| カウント | 2-2の5球目 | 1-0の2球目 |
| 球種・コース | 内角低めのスライダー | 外角のシンカー |
| 方向 | 右翼席 | 左中間(逆方向) |
| 打球速度 | 103.3マイル(約166.2km) | 109.4マイル(約176.1km) |
| 飛距離 | 386フィート(約117.7m) | 412フィート(約125.6m) |
| 角度 | 37度 | 30度 |
34号の飛距離は、NBC Sportsだけが403フィートと伝えており、日本の各紙の386フィートとは食い違っています。
内角を引っ張り、外角を逆方向へ。菅野投手の球を、左右に打ち分けた形です。
35号は1回のソロで2-0とした流れを受け、7回先頭で4-1へ突き放す一打でした。菅野投手はこの回の途中で降板しています。
菅野投手の苦笑いと、村上選手の「ドヤ顔」

出典:村上宗隆 MLB初年度でPS進出へ導く一打を放つ!🎉|全打席ハイライト(9/25 vsロイヤルズ) – MLB Japan
Full-Countは、2本の被弾直後の表情を対照的に描いています。
34号のとき、菅野投手は打球を一瞬見つめて叫び、すぐ向き直ってマウンドで固まりました。
35号では打球の行方を見ないまま苦笑いし、肩を落としたといいます。一方の村上選手は、打った瞬間に確信した様子で「ドヤ顔」を見せました。
菅野投手の投球内容
日刊スポーツによると、菅野投手は6回2/3を投げて90球、被安打6、4失点。無四球で5奪三振でした。
今季最長タイの投球回でしたが、敗戦投手になっています。
4回には村上選手を速球で見逃し三振に取っており、全打席で打たれたわけではありません。
日本人歴代5位、今季3度目の2発

出典:【ヤクルト】村上宗隆 日本史上初の快挙!5打席連続本塁打!世界の王超えに「ホームランを打つ夢を見た」|8月2日 ヤクルト 対 中日 – テレ東スポーツ
35号で、村上選手は日本人のシーズン本塁打ランキングで歴代単独5位に入りました。Full-Countの集計では次の通りです。
- 1位:大谷翔平選手 55本(2025年)
- 2位:大谷翔平選手 54本(2024年)
- 3位:大谷翔平選手 46本(2021年)
- 4位:大谷翔平選手 44本(2023年)
- 5位:村上宗隆選手 35本(2026年)
5位までのうち4つを大谷選手が占めており、その次も大谷選手の34本(2022年)です。
1試合2本塁打は今季3度目で、前回は7月26日でした。
今季の歩み
5月29日に右太もも裏を痛めて離脱し、7月に復帰。23号で大谷選手のメジャー1年目の22本を上回りました。
9月5日には30号に到達し、メジャー1年目の日本人選手として初めて30本に届いています。
9月17日の32号は、松井秀喜さんがヤンキース時代に残した自己最多(2004年)を超えるものでした。
首位を追う終盤戦

出典:【村上宗隆 4試合連続打点💥】5年ぶりPS進出かけて⚔️ホワイトソックス勝てば地区首位に🥇|ホワイトソックスvsロイヤルズ 試合ハイライト(2026年9月24日) – MLB Japan
この試合前の村上選手は122試合で打率.204、33本塁打、74打点、OPS.815。試合後は35本塁打でチーム最多、77打点となりました。
打率は低めでも、長打で得点を動かしてきたシーズンです。
Field Level Mediaによると、ホワイトソックスは83勝77敗。首位ガーディアンズとは0.5ゲーム差で、直接対決の成績では上回っています。
中日スポーツは、ガーディアンズが負ければ首位に立ち、マジック2が点灯する状況だったと伝えました。
レギュラーシーズンは残り2試合です。
プレーオフ進出を決めた日のシャンパンファイトで、村上選手はデイリースポーツの取材に「この先何回も(シャンパンファイトを)できるように」と語っていました。
地区優勝を懸けた最終盤で、35号を積み上げた4番の打席が次にどう出るかが焦点です。
なお、この試合の菅野投手本人のコメントは、確認できた記事には載っていませんでした。
