NHK会長が会見でわざわざ本田圭佑に「感謝」

出典:プロサッカー選手 本田圭佑氏 卒業式スピーチ「欲望を解放しろ、環境にこだわれ」|令和4年度近畿大学卒業式 – KINDAI UNIVERSITY
テレビ局のトップが、いち解説者の名前を会見で出すって、けっこう珍しいんです。
2026年6月17日、東京・渋谷のNHK社屋で行われた定例記者会見。
ここで井上樹彦(いのうえ・たてひこ)会長(68歳)が、W杯日本戦の解説を務める本田圭佑さん(40歳)に対して、はっきりと感謝の言葉を述べました。
スポニチやオリコンの報道によると、会長は本田さんの解説を「NHKの中継を大変魅力的なものにしていただいた」と評価。
通常、放送内容の細部は現場の判断。
それをトップ自ら名指しで褒めるというのは、社内的にも反響が大きかったことの裏返し、と読み取れます。
井上会長は何を語ったのか

会長の言葉を追うと、評価のポイントが見えてきます。
井上会長は会見でこう述べました。
- 「解説とアナウンサーの実況が、試合展開と連動しながら一体感を生み出して、視聴者に強い印象と感動を与えた」
- 「選手の目線での一つひとつのプレーを見事に解説し、大変参考になった」
- 「実体験に基づいた率直なコメントが非常に印象的で、視聴者からも多くの共感を得られた」
注目したいのは、「実況との一体感」に触れている点です。
解説者単体ではなく、実況アナとのやり取り込みで評価している。
つまり放送全体のクオリティを押し上げた、という見方をしているわけです。
なぜ「率直なコメント」が刺さったのか

出典:【朗報】解説・本田圭佑、とんでもない名言を量産wwwww – 2chサッカーの噂話【ネット民の反応】
カギは、本田さんの解説スタイルにあります。
本田さんがNHKで解説を務めるのは4年ぶり。
前回のカタール大会ではABEMAで解説を担当し、独特の語り口で話題を集めた経歴があります。
今大会の初戦は、2026年6月14日(現地ダラス)、日本時間6月15日午前5時のオランダ戦(FIFAランク8位)。
この試合で本田さんは、前半23分の飲水タイムに「これなんすか?」と素朴に質問し、実況アナが説明する一幕がありました。
GK鈴木彩艶選手のセーブには「素晴らしかったですね。ナイス!彩艶さん!」と反応。
台本通りではない、現役選手ならではのリアルな目線。
この「飾らなさ」が、会長の言う「率直なコメント」「共感」につながったと考えられます。
本人も解説就任時に「おしかりを受けるかもしれないが自然体で」とコメントしていました。
今後の解説起用はどうなる?

出典:【オランダ戦直後!】本田圭佑が語る!初戦振り返り&チュニジア戦の展望|4年ぶりの解説に反響も「こんなんでいいんかな…」|FIFAワールドカップ2026 – 日テレスポーツ【公式】
気になるのは、本田さんが今後も解説を続けるのかという点です。
オリコンや読売の報道によると、NHKは1次リーグの地上波で19試合を担当。
本田さんが地上波で担当した試合で日本が決勝トーナメントに進出した場合、その後の試合解説にも継続起用される予定です。
本田さんのNHK担当予定を整理すると、こうなります。
| 試合 | 日時 |
|---|---|
| オランダ戦 | 6月15日 午前5時 |
| スウェーデン戦 | 6月26日 午前8時 |
なお、6月21日のチュニジア戦はBS中継で、本田さんは日テレ系のアンバサダーとして関与する形になります。
意外と知られていない事実
本田さん、当初は解説を「もうやらないと決めていた」んです。
それでも今回引き受けた経緯があります。
本人は「変化していく世界を見つめながら考え方も変わっていく中で、常に新しい視点を持ちながら、色々と考えていきたい」とコメント。
一度は離れると決めた場所に、考えを改めて戻ってきた。
その「翻意」が、会長から感謝されるほどの放送につながったわけです。
日本代表の戦いとともに、解説席の本田さんがどこまで起用されるのか。
試合結果次第で出番が決まるという点も、今大会ならではの見どころになりそうです。
