右肘を強打してもベンチに下がらなかった

出典:痛めた右肘…それでも戦った浦田俊輔😭 巨人ファンに広がる心配の声 – Sports JPN
2026年9月14日、横浜でのDeNA戦。
10回2死二塁、蝦名達夫選手の二塁手前への小飛球にダイビングキャッチを試みた浦田俊輔選手は、右肘をグラウンドに強く打ちつけました。
普通ならここで交代してもおかしくありません。
ところがデイリースポーツの報道によると、浦田選手は次の11回、打席に立って中前打を放ち、そのままセカンドへ盗塁を決めています。
痛みを抱えながら、記録をひとつ積み上げた形になりました。
その裏の守備位置についたところで違和感を訴え、ようやく門脇誠選手と交代しました。試合は延長12回、DeNAに3-4でサヨナラ負けを喫しています。
「右肘靱帯損傷」と判明し登録抹消

巨人は2026年9月17日、浦田選手の登録抹消を発表しました。
神奈川県内の病院で診断を受けた結果は、「右肘靱帯損傷」。
日テレNEWSの報道によると、全治期間は公表されていません。
15日のDeNA戦は欠場したものの、16・17日が試合のない日程だったため、球団は一度、抹消を見送っています。橋上秀樹監督代行は15日の時点で「右肘が今日もあまり良くない」と説明していました。
川崎市のジャイアンツ球場で練習後に取材に応じた浦田選手は、「痛みは受傷した時と比べたら良くはなってきている」としながらも、「試合で戦力になれる状態じゃない」と率直に語っています。
わずか1差だった盗塁王争い

抹消時点で浦田選手は118試合に出場し、打率.271、36盗塁。
セ・リーグの盗塁数でトップに立っていました。
2位のヤクルト・岩田幸宏選手は35盗塁。差はわずか1つです。残り12試合を残しての離脱は、タイトル争いの行方にも直結する場面でした。
2024年ドラフト2位で九州産業大学から入団し、2025年は22試合出場で打率.208。今季の数字は、覚醒と呼べる伸び方をしています。
新人王とのダブル受賞が実現すれば、両リーグを通じて2001年の赤星憲広選手以来25年ぶりの快挙でした。プロ2年目、24歳の内野手が背負っていたものの大きさがうかがえます。
橋上監督代行が優先したのは順位よりも将来

出典:【読売ジャイアンツ】浦田俊輔、まさかの5回で交代…橋上監督代行が明かした「3つの理由」に納得の声←これ【野球】 – ベースボールニュースJP
チームは阪神と0.5ゲーム差で優勝争いの真っただ中。
それでも橋上秀樹監督代行は、無理をさせない判断を下しました。
「タイトルもありますし、できればっていう思いはあったんですけども」
そう本音を明かしつつ、「帰塁に関してもやっぱり使うところですから、ヘッドスライディング等でさらに悪化してしまうと、若い選手が今後、彼の野球人生にも影響しかねない」と続けました。
浦田選手自身も「チームのことを考えると戦力としているべきではなかった」と振り返り、「1日でも早く復帰したい」と話しています。
24歳の内野手がつかみかけていた記録より、選手生命を優先する。優勝争いの渦中にある巨人が下したのは、そういう決断でした。
