名前が呼ばれても表情を変えなかった18歳

出典:横浜高・織田翔希投手【記者会見2】「覚悟を決めて挑戦したい」侍ジャパンU-18の活動で刺激 幼い頃はNPBにも憧れ – デイリースポーツ【公式】
横浜高の講堂で、モニターに自分の名前が出ても、織田翔希投手の表情は動きませんでした。
声を上げたのは、一緒に中継を見ていたチームメートの池田聖摩内野手らです。日刊スポーツとスポニチがこの場面を伝えています。中日スポーツは「ぼう然とモニターを見つめていた」と書きました。
2026年10月22日、新高輪プリンスホテルでのドラフト会議。巨人が織田投手を1位で単独指名し、交渉権を獲得しました。共同通信などによると、1位で名前を挙げた球団は巨人だけです。
アメリカ挑戦を表明した会見は、その1週間前の10月15日でした。NPBを経ない道を公言した直後の指名になります。
他球団が手を出さなかった構図

面談した12球団のうち、動いたのは1球団
織田投手は10月11〜14日にNPB12球団と面談しています。日刊スポーツとスポーツ報知の報道です。
そのうえで、西スポWEB OTTO!は「目玉とされていたが、米挑戦の会見まで開いたため各球団が指名を避けた」と報じました。
元ヤクルト監督の古田敦也氏はTBSの中継で「一番驚いたのはジャイアンツ」と話しています。
ネット上では「完全に裏をかかれた」「球界の盟主の意地を感じる」といった声が出ました。中日スポーツが紹介しています。
前日まで1位候補は伏せられていた
巨人は前日21日のスカウト会議後、1位指名選手を公表しませんでした。約100人をリストアップし、1位候補は12人という説明にとどまっています。
巨人が語った理由と、監督不在の台所事情

出典:【単独指名】巨人が織田翔希を指名した時の巨人ファンの反応www – 2ch野球スレ魂
水野雄仁編成本部長は、本人の思いも考えたうえで「我々も色々協議して指名させていただきました」と話しました。Full-Countが伝えています。
スポーツ報知の見出しには「日本のプロ野球ファンの方々にお見せしたいなという気持ち」「将来は日本を代表するピッチャー」という言葉が並びました。
球団の状況も押さえておきます。
- 今季はセ・リーグ2位
- 5月に阿部前監督が辞任し、橋上監督代行が指揮
- 監督不在でドラフトを迎えるのは11年ぶり
- 昨年の1位・竹丸投手は11勝9敗、防御率3.27
同じ日、青学大の渡部海捕手には楽天と中日、鈴木泰成投手にはロッテとソフトバンクが競合しました。日本経済新聞によると、結果は楽天とソフトバンクが交渉権を獲得しています。抽選の列に並ばず単独で動いた巨人の指名は、ドラフトの中でも異質でした。
2012年・大谷翔平の前例と、残る焦点

出典:【賛否両論】巨人・織田翔希を1位単独指名、MLB挑戦表明の横浜高右腕に密約疑惑?「桑田以来」の衝撃【5ch反応】 – プロ野球ダイジェスト【なんJ・2chまとめ】
日本ハムが選んだ強行指名
似た構図は、2012年にもありました。メジャー挑戦を表明していた花巻東高の大谷翔平選手を、日本ハムが強行指名したのです。TBS NEWS DIGによると、二刀流ができる環境を整えるなど交渉を重ね、入団に至りました。
横浜高では10年ぶりの1位
横浜高からの1位指名は、2016年の藤平尚真投手(楽天)以来です。高校野球ドットコムが伝えました。
現時点で確認できていないこと
指名後の織田投手本人のコメントと、巨人との交渉の見通しは、執筆時点で確認できていません。
デイリースポーツの関連記事には「ドジャース入り最有力」「メジャーなら契約金4.7億円以上」という見出しがありますが、本文は確認できていないため、ここでは事実として扱いません。
注目点は次の2つです。
- 織田投手が巨人との交渉に応じるのか
- 巨人が何を条件に提示するのか
大谷選手のケースでは、交渉の中身が結論を左右しました。今回も同じ展開になるかは、今後の発表を待つ段階です。
