12球団すべてとの面談を終えても、気持ちは動きませんでした。
横浜高校の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)が、日本のプロ野球を経ずにメジャーへ直接挑戦する意向を固めたとみられます。スポーツ報知が15日0時55分に「決定的」と報じました。
本人は15日午前10時から同校で会見を予定しています。この記事は会見前の報道をもとに、背景と今後の論点を整理したものです。
12球団の面談を終えても変わらなかった米国志向

出典:【ドジャース争奪戦】「他球団は勝ち目なし?」織田翔希が極秘渡米!ヤンキース&ブルージェイズ撤退報道、ドラフト前にMLB移籍か【海外の反応】 – SHO-TIMEニュース【大谷翔平×MLB解説室】
11日から14日までの面談
スポーツ報知によると、織田投手は11日から横浜市内でNPB球団との面談を続けてきました。13日には中日などと会い、14日までに12球団すべてを終えています。
各球団は熱のこもったプレゼンを行いました。それでもメジャーに憧れる気持ちは揺るがなかったようです。
3月、村田監督に打ち明けた思い
村田浩明監督(40)が米国への興味を明かされたのは3月でした。
返した言葉は「それなら、もっと結果を残さなければいけないぞ」。厳しい一言です。
監督は「織田は将来、横浜の卒業生として世界で羽ばたいてほしいと感じるものがあった」とも振り返っています。夢を否定せず、条件を突きつけて背中を押した形です。
菊池雄星も大谷翔平も選ばなかった道

出典:織田翔希が直メジャー 全球団不合格だった? – 横浜まとめチャンネル【2ch・なんJ・ネットの反応】
日刊スポーツは、花巻東時代の菊池雄星投手(エンゼルス)や大谷翔平選手(ドジャース)ですらなし得なかった異例の決断と伝えています。
「指名漏れ」との決定的な違い
ドラフトで指名漏れした高校生がMLB球団とマイナー契約を結んだ例は、過去にあります。
ただ、ドラフト1位候補の超目玉が直接挑むのは、事実上初めてのケースです。
行き場を失って海を渡るのではなく、国内の最高評価を手にしたうえで米国を選ぶ。この一点が、過去の例と大きく異なります。
米国の大学進学も選択肢に
日刊スポーツによれば、織田投手は米国の大学進学も視野に入れながら進路を探っています。
「直接メジャー」といっても、道は一本ではありません。
契約解禁は1月15日、12月1日の労使協定失効が焦点に

出典:【ドラフト戦線に大影響…!?】横浜高校『織田翔希』がMLB挑戦決定へ!ドラフトの目玉である高校NO.1右腕が消えることで今後各球団1位指名公言続出の予感!? – 野球人
現行制度では、来年1月15日に国際アマチュア選手としてMLB球団との契約が解禁されます。25歳未満の選手は、マイナー契約からのスタートです。
問題は時期です。現在の労使協定は12月1日に失効します。新たな協定がまとまらなければ、ロックアウトに突入する可能性も残っています。
金額面の比較
NPBの新人契約金は、最高条件で1億円+出来高5000万円とされています。
日刊ゲンダイは見出しで「3億円超の価値あり」と報じました。ただし、金額が決め手になったかどうかは、本人の説明を待つ必要があります。
22日のドラフトと、米球団の動き
ドラフトの行方
織田投手は22日のNPBドラフト会議で、1位競合必至の目玉と見られていました。
日刊ゲンダイは、メジャー表明後にNPBの3球団が強行指名する可能性も報じています。表明しても、ドラフト当日まで状況は動き続けそうです。
水面下で動く米球団
中日スポーツは、織田投手が10月初旬に極秘渡米していたと報じました。直接挑戦の場合の移籍先は、ドジャースが最有力とされています。
レンジャーズも積極的です。日刊ゲンダイによると、織田投手の故郷・北九州にいる中学時代の指導者に会い、複数のスタッフが試合を日頃からチェックしていました。
ちなみにYahoo!ニュースの意識調査(15日時点)では、「日本で経験を積んだ後に米国でプレー」が50.1%で最多でした。「米国のプロ野球でプレー」は25.3%で、織田投手の選択は少数派の考え方に近いことになります。
本人が会見で口にする最初の一言が、すべての報道の答え合わせになります。
