パイレーツ戦で4三振、19打席連続無安打に

2026年5月22日(日本時間23日)、ブルージェイズの岡本和真選手がパイレーツ戦で4打席連続三振を喫しました。
前日のヤンキース戦から数えると、5打席連続三振。これはメジャー移籍後の自己ワーストです。
スポーツ報知の報道によると、無安打記録は19打席連続まで伸びました。これも自己ワーストの数字です。
本拠地トロントでの一戦、「4番・三塁」でスタメン出場しての結果でした。打順の中心を任されているだけに、チームへの影響も小さくありません。
4打席すべての内訳
試合の流れを打席ごとに整理すると、こうなります。
- 1回表:パイレーツ・チャンドラー(23歳右腕)に空振り三振
- 3回 無死二、三塁:空振り三振
- 5回 1死一塁:空振り三振
- 7回 1死一、二塁:ローレンス(右腕)に空振り三振
得点圏でのチャンスを2度迎えながら、いずれも空振り三振。直近11打席で9三振という極端な数字も、この試合で生まれています。
5月好発進からの急ブレーキ

出典:【岡本和真】5月になって本来の力を発揮し始めた岡本に球団幹部は・・「格安すぎた・・」地元ファンも今すぐ契約延長しろとの声!【大谷翔平】 – 背番号17を語り尽くす
ここまで好調に見えた5月でした。それだけに、この4三振のインパクトは大きいんです。
中日スポーツによると、開幕18試合時点で32.9%だった三振率は、5月初旬に26.8%まで改善していました。バットに当たり始め、適応の兆しが見えていた時期です。
ところが、5月21日(日本時間22日)のヤンキース戦で第4打席から三振が始まると、流れが一変。3試合連続でノーヒットとなり、22日のパイレーツ戦で4三振という結果につながりました。
開幕直後はもっと深刻だった
実は4月初旬の状態は、今回以上に厳しいものでした。
日本経済新聞の報道では、開幕9試合時点で34打席17三振、三振率43.6%。これはメジャーワースト4位の数字でした。
米ヤードベーカー紙は当時、こう報じています。
> 34打席で17三振。守備は万全なのだが、17三振はチームワーストだ。
守備面では1回表にグリフィンの弱いゴロを軽快にさばくなど好プレーも見せている一方、打撃の数字が突出して悪い状況が続いてきました。
日本時代との大きなギャップ

出典:岡本和真“らしさ全開”帰国会見が清水コーチの“ツボ”に イタリア戦の謎盗塁、自分が原因と謝罪後に止まらぬ笑い – デイリースポーツ【公式】
なぜここまで三振が増えたのか。日本時代の数字と比べると、その異常さがはっきりします。
シカゴSN局のジョン・シュリフェン実況は、中継でこう指摘しました。
> 昨季、日本で彼の三振率は11%。今季は約43%です。
約4倍。これはもう「不調」というレベルを超えた変化です。
スポーツネット中継のダン・シュルマン実況も、戸惑いを隠していません。
> これが続くとは思えないんですけどね。というのも、日本時代の彼はキャリアを通じてずっと三振が少ない選手でした。
もともと「三振が少ない打者」として日本で評価されてきた選手。そのイメージとMLBでの数字が、まったく噛み合っていない状況です。
数字で見る差の大きさ
参考までに、リーグ平均と比較した数字も出ています。
- 5月8日時点の三振率(K%):29.1%
- リーグ平均:22.2%
5月時点で改善傾向にあったとはいえ、リーグ平均より約7ポイント高い水準。日本時代の11%を基準にすると、まだ大きな開きがあります。
契約1年目の壁、ここからどう立て直すか

出典:【岡本和真】無安打でもなぜ信頼されるのか…シュナイダー監督の“胸を打つ本音”に米メディア感涙 – 大谷レジェンドTV
岡本選手は2026年1月4日、ブルージェイズと4年6000万ドル(約93億円)で契約しました。背番号7、メジャー1年目です。
大型契約の1年目で迎えた急ブレーキ。日本経済新聞は「メジャー1年目の壁」として、疲労や初見投手への対応に時間がかかっている点を指摘しています。
意外と知られていない事実
ここで一つ、見落とされがちなポイントを。
中日スポーツの別記事によると、岡本選手は急ブレーキ前の「直近17試合」で打率.307、本塁打8本という数字も残しています。6試合連続安打を記録した時期もありました。
つまり、メジャー1年目を通して見ると、好不調の波が極端に大きいシーズンになっているわけです。三振が止まらない時期と、打ち始める時期がはっきり分かれている。
web Sportivaのインタビューでは、ブルージェイズ関係者の加藤豪将氏とシュナイダー監督が岡本選手の現在地について語っています。チーム側は適応の過程として見守る姿勢のようです。
次の試合に向けて
5打席連続三振というメジャー移籍後の自己ワースト記録。ここからどう切り替えていくかが、契約1年目の評価を左右しそうです。
ダン・シュルマン実況の「これが続くとは思えない」という言葉が、現地メディアの空気を表しているかもしれません。日本時代の実績を知る人ほど、現状は一時的なものと見ているようです。
次の試合での打席に注目が集まります。
