顔中に血のりをつけた主演女優を前に、ひと言も声をかけられなかった原作者がいます。
本屋大賞を2度受賞した小説家、凪良ゆうさんです。
相手は広瀬すずさん。
2026年10月、2人は映画『汝、星のごとく』のイベントで同じステージに並びました。
凪良さんの顔は見られるのか。
答えはイエスです。オリコンや日刊スポーツが、登壇時の写真を名前入りで掲載しています。
凪良ゆうの顔は公開済み 大手メディアが写真付きで報道

出典:【速報】本屋大賞に凪良ゆうさん 「汝、星のごとく」 – 共同通信 KYODO NEWS
凪良ゆうさんは覆面作家ではありません。
オリコンニュースは2026年10月の記事で、本人の写真に「『汝、星のごとく』公開直前イベントに参加した凪良ゆう」という説明を添えました。
日刊スポーツも同じイベントを取材。
広瀬すずさんと並んだ写真を「撮影・水谷安孝」のクレジット付きで載せ、Yahoo!ニュースにも配信されています。
オリコンには、顔画像入りの人物プロフィールページ(oricon.co.jp/prof/885416/)も用意されています。
面白いのは、名前と顔の扱いの違いです。
「凪良ゆう」は本名ではないペンネーム。
それでも顔は隠さず、大手メディアのカメラの前に立っています。
豊洲のステージで見せた素顔 広瀬すずとの初対面は「血のり」越し

出典:『汝、星のごとく』横浜流星✕広瀬すず✕凪良ゆうSPECIAL TALK part1 – 東宝MOVIEチャンネル
公開6日前のららぽーと豊洲
イベントは2026年10月3日、ららぽーと豊洲で開かれました。
映画の公開は10月9日。監督は藤井道人さんです。
主演の広瀬さんとともに、原作者の凪良さんも登壇しました。
声をかけられなかった最初の出会い
オリコンの記事によると、2人が最初に会ったのは映画『流浪の月』の撮影現場でした。
凪良さんが見学に訪れた日、広瀬さんは顔中に血のりをつけた状態。
話しかけられる状況ではなかった、と凪良さんは振り返っています。
中学生の相談で会場が沸く
日刊スポーツが伝えたのは、男子校に通う中学生からの相談でした。
「女子とうまくしゃべれない」という悩みをきっかけに、場が盛り上がっています。
写真に写るだけの原作者ではなく、観客と言葉を交わす側に立っていた。
記事を並べて読むと、その様子が見えてきます。
インタビューの顔写真は誰が撮った?4媒体の撮影クレジット

イベント取材だけではありません。
ビジネス系や女性誌系のウェブメディアも、インタビュー記事に本人の写真を使っています。
| 媒体 | 撮影 |
|---|---|
| Business Insider Japan | 伊藤圭さん |
| mi-mollet | 市谷明恵さん |
| VERY web | 山口宏之さん |
| BEST TiMES | Haruさん |
4本すべてにカメラマンの名前が明記されています。
クレジットがある以上、取材のたびに撮り下ろしたカットとみるのが自然でしょう。
つまり凪良さんは、媒体ごとに別々の撮影を受けてきた作家ということ。
ビジネス誌と女性誌、読者層の違う場所で顔を出している点も見逃せません。
Business Insider Japanの取材では「20代は死ぬほど悩んだし、死ぬほど失敗した」と率直に語りました。
言葉と顔をセットで差し出す。そんな取材の受け方がうかがえます。
凪良ゆうの顔出しはいつから?「最初の一枚」は確認できず

出典:本屋大賞に「汝、星のごとく」 凪良ゆうさん2度目の受賞(2023年4月12日) – テレ東BIZ ダイジェスト
ここは正直に書きます。
いつから顔出しを始めたのかを明記した記事は、今回の調査では見つかりませんでした。
見た目の特徴を詳しく書いた記事も、確認できていません。
手がかりになる経歴を時系列で並べると、次のとおりです。
- 2006年:BL作品でデビュー(初の本は2007年『花嫁はマリッジブルー』)
- 2017年:BL以外では初の一般向け作品『神さまのビオトープ』
- 2020年:『流浪の月』で第17回本屋大賞
- 2023年4月12日:『汝、星のごとく』で第20回本屋大賞
- 2026年10月3日:豊洲で映画イベントに登壇
引っかかるのは2020年です。
最初の緊急事態宣言と重なり、本屋大賞の贈呈式そのものが中止になりました。
受賞作家が大勢のカメラの前に立つ機会が、このとき失われたことになります。
明治記念館の涙と「クラスの隅っこ」で絵を描いていた少女
3年越しの晴れ舞台
2023年4月12日、会場は東京・港区の明治記念館。
凪良さんは「自分の人生を自分で選んで生きていく、そういうメッセージを込めています」と作品への思いを語りました。
J-CAST BOOKウォッチは、この日に凪良さんが涙を見せた理由を記事にしています。
小説丸に登場した担当編集者は、この式を「リベンジ」と表現しました。
2020年に十分祝えなかった受賞の、仕切り直しという意味です。
人前とは無縁だった子ども時代
WEB本の雑誌「作家の読書道」で、凪良さんは子どものころの自分を「ずっとクラスの隅っこで絵を描いている子」と表現しています。
小学5年生からは養護施設で育ち、目指していたのは漫画家。
小説を書き始めたのは35歳ごろでした。
隅っこの少女が、のちに明治記念館の壇上で涙を流し、豊洲では広瀬すずさんの隣に立つ。
顔写真の1枚1枚は、そんな長い道のりの途中を切り取ったものです。
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まとめ

出典:結婚にまつわる小説SP!凪良ゆう新刊『多類婚姻譚』を深掘り!多様性の時代で執筆のきっかけは…?【あの本、読みました?】 – テレ東BIZ ダイジェスト
- 凪良ゆうさんの顔は公開されている
- 2026年10月3日の映画イベント写真を、オリコンと日刊スポーツが名前入りで掲載
- Business Insider Japanなど4媒体のインタビューに、撮影者クレジット付きの写真がある
- 顔出しを始めた時期は、確認できる記事が見つかっていない
- 2020年の本屋大賞は贈呈式が中止、2023年の授賞式では涙を見せた
名前はペンネーム、顔は隠さない。
この組み合わせが、凪良さんの表への出方の特徴です。
2026年には『多類婚姻譚』が第175回直木賞の候補にも選ばれました。
映画は10月9日に公開。原作者の顔をもっと見たい人は、まずオリコンの公開直前イベント記事の写真から確かめてみてください。
