「重版、数百部」。
2017年に出た一般文芸の第1作は、そんな地味な滑り出しでした。のちに累計10万部を超えたその本は『神さまのビオトープ』で、書いたのは凪良ゆうさんです。
検索で気になっている血液型について、先に結論を書きます。Wikipediaの全文や出版社の著者紹介、各種インタビュー記事を確認しましたが、記載は見つかりませんでした。
本人が公表した記録も、報じた記事もありません。この記事では血液型を推測で埋めず、確認できた事実から凪良さんの人物像を追います。
凪良ゆうの血液型は記載なし、確認できたプロフィール
Wikipediaの本文全体を「血液型」という語で検索した結果は、ゼロ件でした。
調べた範囲
- Wikipedia(本文全体)
- ファン向けのオンライン百科事典
- 直木賞候補作家の記録をまとめたサイト
- 各種インタビュー記事
- 出版社の著者紹介
どの情報源にも血液型の記載はありません。「作風から見て〇型っぽい」といった話にも、裏付けはないと考えてください。
確認できた基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 凪良 ゆう(なぎら ゆう) |
| 生年月日 | 1973年1月25日 |
| 出身 | 滋賀県大津市 |
| 在住 | 京都府京都市 |
| 活動期間 | 2006年〜 |
| 血液型 | 公表情報なし |
| 主な受賞 | 本屋大賞(2020年・2023年)、高校生直木賞(2023年) |
作家の著者紹介は、経歴と代表作を軸に書かれるのが一般的です。凪良さんの場合も、公開情報はこの範囲にとどまります。
凪良ゆうが30代で小説を書き始めるまで

出典:2020年本屋大賞受賞作! 凪良ゆう『流浪の月』(東京創元社) – tokyosogensha 東京創元社
小学6年生のとき、10日ほど一人きりで過ごした時期がありました。
読売新聞(2023年8月28日)の記事をもとにしたWikipediaの記述によると、凪良さんは母子家庭で育っています。母はそのまま帰らず、その後は児童養護施設で暮らしました。
高校は中退し、15歳から働き始めます。最初の会社の月給は約7万円、勤めたのは半年でした。
物語は「生き延びるため」のもの
当時を振り返り、凪良さんは物語を「生き延びるために切実にずっと必要なもの」だったと語っています。
創作に向かったのは30代に入ってから。ネット記事をきっかけに、昔好きだった小説への熱が再燃したといいます。
血液型のような分類よりも、こうした本人の言葉のほうが作品の根っこに近い。そう感じさせるエピソードです。
BLから一般文芸へ、凪良ゆうの「ブレる」作風

出典:『汝、星のごとく』横浜流星✕広瀬すず✕凪良ゆうSPECIAL TALK part1 – 東宝MOVIEチャンネル
2006年、BL小説誌に中編「恋するエゴイスト」を発表。これが凪良さんの作家としての出発点です。
ORICON NEWSによると、本格デビューは2007年の初著書『花嫁はマリッジブルー』。そこから10年後の2017年4月、講談社タイガの『神さまのビオトープ』で一般文芸に踏み出しました。
過去を切り離さない姿勢
ダ・ヴィンチWebのインタビューでは、自身の作風を「ブレることが、BL時代を含めた私の作風」と表現しています。
ジャンルを移った作家は、以前の経歴を伏せることもあります。凪良さんは逆に、BL時代も含めて「自分の作風」だと言い切りました。
実際、2014年の『美しい彼』は2021年にドラマ化され、2023年4月には映画も公開されています。一般文芸に移ったあとも、初期の代表作が映像で読者を広げ続けた形です。
部数で追う凪良ゆう作品の伸び方

出典:『汝、星のごとく』横浜流星✕広瀬すず✕凪良ゆうSPECIAL TALK part2 – 東宝MOVIEチャンネル
数百部から10万部へ
冒頭の『神さまのビオトープ』は、当初の重版が数百部でした。2019年には紀伊國屋書店梅田本店でフェアが開かれ、最終的に累計10万部を突破しています。
『汝、星のごとく』はプロットだけで約2年
2019年10月に最初の打ち合わせ。最初のプロットが完成したのは2021年7月でした。
構想に約2年をかけた作品は、2022年の刊行後に第168回直木賞の候補になります。発行部数は40万部を突破。続編『星を編む』と合わせたシリーズ累計は、2024年時点で70万部に達しました。
数百部の重版から始まった作家が、数年で数十万部の単位へ。この伸び方そのものが、凪良さんの経歴を語る数字です。
本屋大賞2度受賞、凪良ゆうは史上2人目

出典:全国の書店員が選ぶ「本屋大賞」 凪良ゆうさんが2度目の受賞(2023年4月12日) – THE PAGE(ザ・ページ)
1度目は2020年、『流浪の月』での第17回本屋大賞でした。
2度目は2023年4月12日に発表された『汝、星のごとく』での受賞です。東京創元社の発表によると、2度の受賞は恩田陸さん(『夜のピクニック』『蜜蜂と遠雷』)に続いて史上2人目となりました。
初受賞のときは贈呈式がなかった
2020年の受賞は、新型コロナの緊急事態宣言と時期が重なりました。そのため贈呈式は中止に。
晴れ舞台のないまま受け取った最初の大賞から3年。2度目の受賞で、凪良さんは恩田陸さんと並ぶ記録を手にしました。
さらに2024年には『星を編む』もノミネート。2022年には『流浪の月』の映画化もあり、受賞作が書店の外へ広がった時期でもあります。
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まとめ:凪良ゆうの血液型と確認できた事実

出典:【速報】本屋大賞に凪良ゆうさん 「汝、星のごとく」 – 共同通信 KYODO NEWS
- 血液型は、Wikipedia・著者紹介・インタビューのいずれにも記載なし
- 1973年1月25日生まれ、滋賀県大津市出身、京都市在住
- 15歳から働き、30代で小説を書き始めた
- 2006年にBL小説誌でデビューし、2017年に一般文芸へ
- 『汝、星のごとく』シリーズは累計70万部(2024年時点)
- 本屋大賞の2度受賞は恩田陸さんに続く史上2人目
血液型という「ラベル」は見つかりませんでした。それでも、本人の言葉と部数の推移をたどると、人物像はかなり具体的に浮かんできます。
直近の動きは、2026年5月刊行の連作短編集『多類婚姻譚』です。発売直後に12万部を突破し、第175回直木賞の候補に選ばれました。選考結果は、この記事の執筆時点では確認できていません。
