パソコンが買えず自分で組み立てた高校時代
欲しいパソコンが、高くて買えない。
それなら自分で作ってしまえばいい。
両学長はそう考え、パソコンの本を読み漁って独学で組み立て方を覚えたと、リベラルアーツ大学の公式サイトで振り返っています。
ネット動画で手順を確認できる今とは違い、本だけを頼りに一台を仕上げた計算です。
家業は自営業でした。
幼いころから人と関わるのが好きだったという記述も、リベ大公式にあります。
「なければ作る」という発想は、この後の起業にもそのまま重なっていきます。
1998年、在学中に起業
独学で得た知識をもとに、両学長は高校在学中の1998年に起業します。
IT関連やアフィリエイト事業を手がけ、当時から年商1億円を超えていたとWikipediaは記しています。
リベ大公式の自己紹介にも「10代で年間1億以上を稼いだ」とあります。
同級生の多くが部活や受験に追われる年齢で、教室の外では経営者として動いていたことになります。
パソコンを組み立てる知識が、そのまま事業の元手になったわけです。
出身高校の名前は明かされていない
「両学長 高校」で検索してこのページに来た人には、先に結論を伝えます。
出身高校名は、公式サイトにも報道にも一切出てきません。
両学長は本名や生年月日も非公表です。
YouTube上ではライオンのアニメキャラクターとして活動しています(Wikipedia)。
肩書きは「リベラルアーツ大学学長・会社経営・投資家」。
顔も学歴も出さずに発信するスタイルは、チャンネル開設当初から一貫しています。
高校在学中に1億円を稼いだという実績だけが独り歩きしそうなものですが、母校名を売りにする場面は見当たりません。
出身高校が見つからないのは、隠しているからではなく、そもそも公開情報に含まれていないからです。
顔・本名・学歴を伏せたまま数字と実績だけで語る。
そのスタンスが、開設から今日まで崩れていません。
1億円を稼いだ後、待っていた挫折
高校時代の成功は、その後まっすぐには続きませんでした。
社長という立場にありながらクビにされ、100人を超える社員全員に辞められた経験があると、集英社新書プラスのコラムは伝えています。
ストレスからキャバクラ通いが続き、収入はすっからかんになったといいます。
会社は3回ほど解散し、本人いわく25の事業をつぶしたそうです。
一度の失敗ではなく、それを何年も重ねた末の話です。
高校時代に1億円を稼いだ話だけを聞くと成功者に見えますが、その後の転落まで含めて振り返ると印象がだいぶ変わります。
10代で手にした1億円は、天狗になって使い切ってしまった。
リベ大公式もそう認めています。
浮き沈みを何度も経験したうえで、両学長は2018年10月にYouTube「両学長 リベラルアーツ大学」を開設しました(Wikipedia)。
高校での起業から数えて20年越しの再スタートでした。
高校生への恩返し、教科書を無償で贈る
高校で起業した経験を持つ両学長は、今度は現役の高校生に手を差し伸べています。
2025年7月7日、改訂版『本当の自由を手に入れる お金の大学』を全国の中学・高校約1万校に私財で無償寄贈すると発表しました。
朝日新聞出版がサポートし、2025年7月末をめどに順次届けられています(PR TIMES)。
発表時のコメントはこうです。
「お金の知識は『生きる力』であり、年齢や立場にかかわらず『知っているかどうか』で人生の選択肢が変わる」
高校時代に独学でパソコンを覚え、事業を起こした本人の言葉だからこそ、重みが違います。
寄贈費用は、リベシティの応援会費を使わず、両学長個人の私財だけでまかなわれています。
小学校にも広がった寄贈の輪
2025年9月から11月にかけては、漫画『お金の大冒険』も贈られました。
小学校を含む369の教育機関に、計1,436冊です(リベシティ公式)。
個人による寄贈としては、相当な規模と言えます。
対象は高校生だけにとどまらず、より低い年齢層にも広がっています。
高校時代の起業が今の発信につながっている
『お金の大学』は改訂版を含め累計194万部を突破しました。
2025年上半期の単行本ビジネス書ランキングでは1位を記録しています(PR TIMES)。
YouTubeチャンネルの登録者は、2026年6月30日時点で1,000万人に到達(マイナビニュース)。
累計再生回数は約11.2億回にのぼります。
高校生への教科書無償寄贈も、こうした実績があっての私財です。
高校の教室でパソコンを独学で組み立てていた10代が、20年以上を経て中高生に教科書を配る側に回りました。
出身高校の名前こそ分かりませんが、その空白を埋めて余りある軌跡が、公開情報だけでもはっきり追えます。
