ビシエドが2026年5月にDeNAで任意引退、最終戦は24日ヤクルト戦
横浜DeNAベイスターズのダヤン・ビシエド選手(37)が、2026年5月23日に球団へ任意引退を申し入れ、了承されました。
シーズン中盤、しかも5月という時期での決断は、NPBではかなり珍しいケースです。
日刊スポーツの報道によると、球団は強く慰留したものの、本人の意思は固く、翻意させることはできなかったとされています。
ラストゲームは、2026年5月24日のヤクルト戦(横浜スタジアム)。
近日中にチームを離れ、家族とともに渡米する予定です。
今季の出場機会は限定的だった
2026年シーズンの成績を整理すると、こんな数字になります。
- 出場試合数: 20試合
- 打率: .259
- 本塁打: 1本
- 打点: 6
- スタメン出場: わずか4試合(残り16試合は代打)
開幕戦こそ「4番一塁」でスタメン出場しましたが、その後は出場機会が激減。
ほぼ代打要員という起用が続いていました。
中日からDeNAへ、ここ数年の経緯を時系列で

出典:DeNA 元中日のダヤン・ビシエドを獲得 球団発表 背番号は中日時代と同じ「66」 – BTS Video
ビシエド選手のキャリア後半は、契約・移籍が続いていました。
この数年の流れを追うと、今回の決断に至る背景が見えてきます。
2024年〜2026年の動き
中日スポーツの報道などをもとに、時系列で整理します。
- 2024年10月6日: 中日ドラゴンズが来季契約を更新しないことを発表、退団
- 2025年5月8日: メキシカンリーグのテコロテス・デ・ロス・ドス・ラレドスと契約
- 2025年7月7日: 横浜DeNAベイスターズと契約しNPB復帰
- 2025年(昨季): DeNAで43試合出場、打率.259、本塁打2本
- 2026年シーズン: 開幕は4番スタメンも、その後は代打中心
- 2026年5月23日: DeNAに任意引退を申し入れ、了承
中日退団からメキシカンリーグを経て、再びNPBへ戻ってきたのが2025年夏。
復帰から1年も経たないタイミングでの引退決断となりました。
オープン戦は好調だっただけに
注目したいのが、2026年のオープン戦成績です。
- 14試合出場
- 打率.367
- 本塁打2本
- 打点10
数字だけ見れば、シーズンに向けて状態は仕上がっていたように見えます。
それだけに、シーズン中盤での引退決断は、ファンにとっても予想外だったはずです。
中日時代9年間と日本通算成績

ビシエド選手といえば、やはり中日ドラゴンズ時代の印象が強い選手です。
2016年に1年140万ドルの契約で中日に加入し、2024年まで9シーズン在籍しました。
2018年の首位打者・最多安打
キャリアのハイライトは、2018年シーズン。
打率.348で首位打者、178安打で最多安打と、二冠を獲得しています。
中日の主軸として、長年クリーンアップを支えた選手でした。
日本通算成績
中日9年+DeNAでの2シーズンを含めた、日本での通算成績です。
- 通算試合数: 1,021試合
- 通算安打: 1,040安打
- 通算本塁打: 142本(中日スポーツ表記)
- 通算打率: .286
- 通算打点: 561
※デイリースポーツでは通算139本塁打、549打点と表記されており、ソースによって若干差があります。
メジャーリーグ時代(シカゴ・ホワイトソックス)には通算66本塁打を放っており、日米通算でも200本塁打を超える長距離砲でした。
「愛され助っ人」としてのビシエド
中日スポーツが「中日でもファンに愛された」と見出しに掲げているように、ビシエド選手は単なる助っ人外国人の枠を超えた存在でした。
中日時代には、外国人選手としては異例の球団納会やファンフェスタにも参加。
一家を挙げて日本での生活に溶け込み、ファンとの距離が近い選手として知られていました。
意外と知られていない事実
中日退団後、ビシエド選手はすぐにNPBに戻ったわけではありません。
2025年5月にはメキシカンリーグのテコロテス・デ・ロス・ドス・ラレドスでプレーし、その後の7月にDeNAと契約してNPB復帰を果たしました。
つまり、中日退団からDeNA入りまでの間に、海外でワンクッション挟んでいたわけです。
37歳でメキシカンリーグからNPB復帰、そして翌年のシーズン中に引退という流れは、ここ数年のキャリアの起伏を象徴しています。
今後の展望と注目ポイント
ビシエド選手は、引退後に家族とともにアメリカで第二の人生を歩む予定です。
指導者として日本に戻る、といった具体的な発表は現時点でありません。
24日のヤクルト戦が事実上のセレモニーに
2026年5月24日のヤクルト戦(横浜スタジアム)が、NPBでの最終試合となります。
シーズン中の引退決断という性質上、通常の引退試合のような大規模なセレモニーが組まれるかは現時点で不明です。
ただ、中日・DeNA双方のファンから惜しまれる引退となるのは間違いなく、最終戦での打席や守備にスタジアムの注目が集まりそうです。
日刊スポーツ、中日スポーツ、デイリースポーツの各報道を総合すると、ビシエド選手の決断は固く、慰留の余地はなかったとのこと。
11シーズンにわたる日本での活躍に、ひとつの区切りがつくことになります。
