移籍後、初めての合同練習で起きたこと

出典:「26歳のラガーマンに突然の別れ…」炎天下の練習後に起きた悲劇🏉【サイモニ・ブニランギ選手】「これからだった」26歳、ラグビー選手の突然の訃報…チームに広がった深い悲しみ🏉 – BTSBTS
福岡市東区の施設。午後4時50分、練習が始まりました。
九州電力キューデンヴォルテクスに移籍したばかりのサイモニ・ブニランギ選手が、チームに合流して間もない練習に参加していました。
ところが練習の終盤、ふらつく様子が見られ、練習は中断されます。
水分補給とアイシングの処置を受けた直後、意識を失い、救急搬送されました。2026年8月3日のことです。
この日の福岡市の最高気温は36.9度。熱中症警戒アラートが発令されていました(スポニチアネックス報道)。
懸命な治療が続けられましたが、4日後の8月7日午前、福岡市内の病院で死去。26歳でした。医師からは、死因は熱中症だと報告されています。
大東文化大からサントリー、そして九州電力へ
ブニランギ選手は2000年6月13日、フィジー生まれ。身長197cm、体重120kg。ポジションはロック(LO)とナンバーエイトでした(Wikipedia)。
2016年からニュージーランドのマッセイ高等学校に在籍し、2019年に来日。大東文化大学外国語学部に入学し、ラグビー部でプレーしています。
2023年の卒業後は東京サントリーサンゴリアスに加入。同年12月10日の公式戦デビュー戦でトライを記録しました。
3シーズンを過ごした東京サントリーサンゴリアスを2026年7月に退団し、九州電力キューデンヴォルテクスへ移籍。7月下旬にチームへ合流したばかりでした。
つまり、悲劇が起きたのは新天地での練習参加初日だったことになります。
「言葉を失っております」クラブが寄せたコメント

出典:【訃報】リーグワン九州・サイモニ・ブニランギ選手が死去 26歳…練習中に熱中症で倒れる – ohtaninewsjapan
訃報を受け、九州電力キューデンヴォルテクスは「選手、スタッフ、チーム関係者一同、言葉を失っております」とコメントを発表しました。
「合流からわずかな時間ではありましたが、彼の力強いプレーは、新シーズンでの活躍に期待が寄せられておりました」とも、ジャパンラグビー リーグワンの公式発表で述べています。
古巣の東京サントリーサンゴリアスも追悼コメントを寄せ、「ともに過ごした時間はかけがえのないもの」と振り返りました(THE ANSWER)。
海外メディアのRugbyPassも、クラブが打ちのめされている(“devastated”)と報じています。クラブは遺族への直接取材を控えるよう、メディアに要請しました。
フィジーへ帰国、現地で営まれた葬儀

スポニチアネックスの報道によると、九州電力キューデンヴォルテクスは8月24日、日本国内で関係者による「お別れの会」を執り行った後、遺族とともに母国フィジーへ帰国し、現地でも葬儀を営んだと発表しました。
クラブは「会場の規模および日程の都合により、ファンの皆様へ広くご案内することがかなわず、直接お別れをしていただく機会を設けることができませんでした」と、参列を望んだファンに向けて説明しています。
福岡地域やコミュニティからの支援には「心より御礼申し上げます」と謝意を表明。
故人が「日本のラグビーに真摯に向き合い、ひたむきに打ち込んでくれた」ことへの感謝と、冥福を祈る言葉を残しました。
なお、フィジー現地での葬儀の具体的な日程や開催地については、8月24日時点のクラブ発表では明らかにされていません。
