TOMOOの声が低いのは「直さなかった」から

出典:TOMOO – らしくもなくたっていいでしょう 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 – TOMOO
TOMOOさんの声、女性シンガーにしては低いですよね。
でもこれ、生まれつきの個性をそのまま貫いた結果なんです。
実はデビュー初期、周囲から「声が低すぎる」と言われていました。
「あと2、3音キーを上げたほうがいい」とまで指摘されたんです。
それでも従わず、低音をそのまま強みに変えた。
その選択が、今の「太い芯と透明感が同居する声」を生みました(Real Soundの歌声分析・2025年12月20日)。
「声が低すぎる」と言われたデビュー初期

出典:TOMOO – Ginger 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 – TOMOO
まず、一番のターニングポイントから。
TOMOOさんはデビュー初期、こんな指摘を受けています。
> 「曲のセンスは良いけれど、声が低すぎる。この声の高さではメジャー・シーンでやっていくのは難しいから、あと2、3音はキーを上げて歌えるようにしたほうが良い」
これはBillboard JAPANのインタビュー(2023年7月27日公開)で本人が明かした言葉です。
「2、3音上げて」って、かなり具体的な数字ですよね。
それだけ低音が際立っていた、ということでもあります。
当時のTOMOOさんは、この助言を一度は受け止めてしまいました。
「自分の声の強みやキャラクターに関わる部分まで諦めてしまった」と振り返っています。
本人が感じた違和感「男性には言わないのでは」

出典:風に立つ – TOMOO 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 – TOMOO
ここで終わらないのがTOMOOさんです。
キーを上げるよう言われたとき、心に引っかかったことがありました。
同じインタビューで、本人はこう語っています。
> 「男性に対しては、そんなことは言わないんじゃないかな」
> 「”女性”シンガーソングライターだから可愛らしさが重視されているのかな」
つまり、声の低さそのものより「女性だから可愛く」という前提への違和感だったわけです。
この視点、当時としてはかなり踏み込んだ問いかけだと思いませんか。
結果として彼女は助言に従わず、低いアルトボイスを自分の個性として受け入れる道を選びました。
低音を強みに変えたTOMOOの歌い方

出典:【歌分析】TOMOOさんから発声と脱力の極意を学ぶ – 一宮 光輝 / 大人の歌ラボ
では、その低音は具体的にどう「武器」になっているのか。
Rreal Soundの歌声分析(2025年12月20日)が、かなり踏み込んで言語化しています。
ポイントを整理すると、こうなります。
- 低音域が豊かで深みのある「アルトボイス」
- 「太い芯と透明感」という相反する要素が同居
- 息を混ぜすぎない中低音から中高音を軸にする
- 母音に一瞬の細かなビブラートをかけ、感情の余韻を表現
注目したいのは「息を混ぜすぎない」という部分。
低音を曖昧にぼかさず、芯を残したまま響かせている、ということです。
Billboard JAPANでも「芯のあるきれいな低音ボイス」「伸びやかなアルトボイス」と評価されています。
低いのに、こもらない。ここが個性の核心です。
アルトボイスが活きるTOMOOの楽曲

出典:TOMOO – Lip Noise【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 – TOMOO
この低音、最近の楽曲でしっかり活きています。
2025年5月には日本武道館でワンマンライブを開催(音楽ナタリーのライブレポート)。
同年11月12日には2ndアルバム「DEAR MYSTERIES」をリリースしました。
そして話題なのが、TVアニメ「違国日記」のオープニング主題歌「ソナーレ」です。
2026年1月に決定が報じられました(Skream!/Lisani)。
アニメ主題歌は声の個性がそのまま作品の印象を左右します。
低音のアルトボイスが起用される、というのは、もう「直すべき欠点」どころか「選ばれる理由」になっているわけです。
デビュー初期の指摘を思うと、なかなか痛快な展開ですよね。
意外と知られていない事実

出典:TOMOO – コントラスト【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 – TOMOO
ひとつ、見落とされがちなポイントを。
TOMOOさんは1995年生まれ、東京都出身。身長は154cmです(recochoku、nijiiro-blogのプロフィール)。
6歳でピアノを始め、高校時代にはYAMAHA主催「The 6th Music Revolution」のジャパンファイナルに進出しています(音楽ナタリー)。
つまり、声の低さは「歌だけ」の話ではありません。
幼い頃からの音楽的な土台の上に、あの低音が乗っているんです。
メジャーデビューは2022年8月の配信シングル「オセロ」。
所属はポニーキャニオン内の「IRORI Records」です。
積み上げてきた時間があったからこそ、「声が低い」という個性を堂々と貫けた、とも言えます。
あわせて読みたい
- TOMOO『Ginger』は生姜じゃなく猫の歌?歌手ブレイクの真相
- TOMOOが歌手になるまで|大学で心理学、高校では全国大会の軌跡
- 夏色まつりは工業高校出身で電気工事士!出身地・中の人の年齢・身長・年収を徹底調査
- 高橋宏斗の出身中学・両親・兄弟は?中学時代や身長、結婚の噂まで徹底調査!
- 渡辺大知の彼女は夏帆?出身校・兄弟・家族構成まとめ
まとめ

出典:TOMOO – LUCKY【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 – TOMOO
TOMOOさんの声が低い理由と経緯を整理します。
- デビュー初期に「声が低すぎる、2、3音上げて」と指摘された
- 「男性には言わないのでは」と違和感を抱いた
- 助言に従わず、低いアルトボイスを個性として受け入れた
- 「太い芯と透明感が同居する声」と高く評価されている
- 「違国日記」OP「ソナーレ」など、低音が選ばれる理由に変わった
欠点と言われた声を、そのまま最大の武器にした。
それがTOMOOさんの「声が低い」をめぐる本当のストーリーです。
