西田陸浮、メジャー昇格からわずか2週間で3A降格

出典:西田陸浮、渡米からメジャーへ…わずか1週間で掴んだ夢と衝撃の収入⚾🔥 – RBC NEWS JP
メジャーデビューから、たった12試合。
シカゴ・ホワイトソックスは現地時間6月9日、内野手の西田陸浮選手をマイナー(3A)へ降格すると発表しました。
日経新聞の報道によると、西田選手は5月25日(日本時間26日)にメジャー初昇格・初出場を果たしたばかり。
つまり、ビッグリーグにいた期間は約2週間だったわけです。
しかも降格のタイミングが、なかなか残酷でした。
大谷翔平選手・山本由伸選手・佐々木朗希選手が所属するドジャースとの3連戦を目前にしての、マイナー行き。
憧れの舞台で日本人スター勢と対戦する直前だっただけに、悔しさの残る決定です。
なぜ降格に? 数字とロースター事情から読み解く

出典:西田陸浮が突然のマイナー降格…わずか16日で決断💥 ファン騒然「なぜ彼なんだ?」 – Musa jat
降格の最大の要因は、やはり打撃面でした。
メジャーでの成績は、以下の通りです。
- 出場:12試合
- 打数:29打数7安打
- 打率:.241
- 打点:2
- OPS:.482
守備や走塁では存在感を見せたものの、OPS.482という数字は物足りなさが残ります。
ただ、話はそれだけではありません。
baseballking.jpの報道では、西田選手は「ロースター再編の被害者」とも伝えられています。
専門メディアの間では、降格は「最も簡単な解決策」として有力視されていたそうです。
実力不足というより、チーム編成の都合という側面が強かったわけですね。
入れ替わりで昇格したのは球団2位の有望株
西田選手と入れ替わる形でメジャーに初昇格したのが、外野手のブレイデン・モンゴメリー選手(23歳)です。
モンゴメリー選手は球団内ランキング2位の有望株。
3Aシャーロットでは29試合で打率.315、4本塁打、OPS.912という好成績を残していました。
この数字を見れば、球団が昇格を急いだ理由もうなずけます。
ちなみに降格時点のホワイトソックスは34勝31敗で、ア・リーグ中地区2位。
首位ガーディアンズまで1.5ゲーム差という接戦の中で、チームは戦力の最適化を急いだ形です。
意外と知られていない「英語力ゼロからの渡米」という経歴

ここで、西田選手のバックグラウンドに触れておきます。
実は彼、エリート街道を歩んできた選手ではありません。
Yahoo!ニュースの報道によると、西田選手は英語力ゼロの状態でアメリカへ渡ったそうです。
経歴をたどると、その苦労がよく分かります。
- 東北高校(宮城)
- マウントフッド・コミュニティカレッジ(米短大)
- オレゴン大学へ編入
- 2023年MLBドラフト11巡目(全体329位)で入団
奨学金を得てオレゴン大へ編入した、いわば「叩き上げ」のプレーヤーなんです。
身長168cm・体重約68kgと、メジャーリーガーとしてはかなり小柄。
それでもスピード、小技、内外野をこなす守備力を武器に、ドラフト下位指名からメジャーまで駆け上がりました。
背番号「51」は、憧れのイチロー氏と同じ番号です。
デビュー戦の「レーザービーム」は本物だった

出典:【レジェンド解説】メジャー電撃昇格の西田陸浮が初ヒット&レーザービームの衝撃デビュー!村上宗隆はリーグ単独トップ18号!大暴れの日本人コンビにパピ、ボンズが驚嘆 – レジェンドのぼやき【大谷翔平】
短かったメジャー生活ですが、強烈なインパクトも残しています。
デイリースポーツの報道によると、5月25日のデビュー戦・ミネソタ戦で、西田選手は「9番・右翼」で即スタメン出場。
2回、同点のピンチで右前安打に対し、本塁へ好返球を投じて相手走者を憤死させる補殺を記録しました。
イチロー氏を彷彿とさせる「レーザービーム」に、本拠地は「おおおお〜」と大どよめき。
同じ試合の4回には、メジャー初安打もマークしています。
本人は試合後、初安打や好守備について「めっちゃ嬉しいっす」とコメント(テレビ東京の報道より)。
わずか12試合とはいえ、強い印象を残したデビューでした。
今後の展望、再昇格のカギは「打撃」

出典:【西田陸浮】 2026/04/10 vsレッズ2A 全打席 シカゴ・ホワイトソックス Rikuu Nishida Chicago White Sox #村上宗隆 #東北高校 – Four seam
降格は決まりましたが、ここで終わる選手ではありません。
注目すべきは、3Aでの成績です。
メジャー昇格前、西田選手は3Aで33試合・打率.347、9盗塁、出塁率.454という抜群の数字を残していました。
つまり、マイナーレベルでは十分に通用する打力があるということ。
再昇格のカギは、メジャーの投手に対応できる打撃を取り戻せるかどうかにかかっています。
チームが接戦の中地区を戦う以上、結果を出せば再びチャンスは巡ってくるはずです。
3Aで打撃に磨きをかけ、もう一度ビッグリーグの舞台へ。
球団史上5人目の日本人選手の逆襲に、今後も注目です。
