まず最初に:「引退」は本人発表が確認できていません

近藤心音(こんどう ここね)さんの「引退」という話題が広がっています。
ですが、ここは正直にお伝えします。
本人や所属先による「現役引退」の公式発表は、現時点で確認できていません。
はっきりしているのは、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪で左膝を負傷し、出場を断念して早期帰国したという事実です。
しかも、つらいことに五輪での負傷棄権は北京大会に続いて2大会連続。
まずはこの経緯を、わかっている事実だけで整理していきます。
近藤心音さんってどんな選手?

出典:近藤心音 KOKONE KONDO slopestyle 2018 – 近藤信
長野県白馬村の出身。所属はオリエンタルバイオです。
種目はフリースタイルスキーのスロープスタイルとビッグエア。ジャンプ台や障害物を使って技を競う、空中演技が見どころの種目です。
スキーを始めたのは3歳のとき。小学5年で本格的にフリースタイルへ進みました。
2015年、12歳で国内最大級のスキー大会で優勝。
15歳で国際大会デビューと、早くから頭角を現してきた選手です。
2026年2月時点で22歳。若くしてミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー女子日本代表に選ばれました。
北京からミラノへ——2大会連続の負傷棄権

出典:近藤心音が涙 公式練習で負傷し2大会連続の棄権「トライする姿をどうしても最後まで見せたかった」 – Top News
ここが今回の核心です。
近藤さんは五輪の舞台で、二度も本番に立てませんでした。
北京2022:本番直前のアクシデント
初めての五輪は2022年の北京大会。当時18歳での代表入りでした。
ところが本番前の公式練習最終日、着地に失敗。
右膝の前十字靱帯断裂と半月板損傷という大ケガを負い、ビッグエアとスロープスタイルを欠場しました。
その後は約10カ月のリハビリ。
復帰シーズンにはワールドカップで自己最高の4位に入り、再び世界の舞台へ戻ってきます。
ミラノ2026:またしても、膝
迎えたミラノ・コルティナ五輪。
2026年2月5日、女子スロープスタイルの公式練習中に転倒し、救急搬送されました。大会の2日前のことです。
2月7日、予選を棄権。
2月9日にはJOC(日本オリンピック委員会)が、左膝の前十字靱帯損傷と内側側副靱帯損傷だったと発表しました。
これ以上の競技参加は見送り、2月14日に予定されていた女子ビッグエアも棄権。イタリアから早期帰国することになりました。
棄権をめぐる中傷と、本人の言葉

出典:【衝撃・誹謗中傷】近藤心音がSNSで怒りの反論💥五輪連続棄権の裏で何が起きたのか⛷️ – GOOGLE LEARNERS PRO
棄権を決めた日、近藤さんは公式練習に参加し、スタート地点まで行ったうえで苦渋の決断を下したと報じられています。
2月8日には、涙ながらに心境を語りました。
「必ず誰かの光になると…」と無念の胸中を吐露。一方で「自分は強いな」と、折れない気持ちも口にしています(東スポ報道)。
ところが、この棄権をめぐってSNSで心ない言葉も寄せられました。
近藤さんは自ら反論しています。
「今この状況にある私に対して言う言葉でしょうか…」
この投稿にはフォロワーから「流石に酷すぎ」という擁護の声も上がりました。
つらい一方で、「涙など吹っ飛びました」という嬉しい出来事もあったとも報じられています。
松岡修造さんも言葉を寄せた
元プロテニス選手の松岡修造さんは、近藤さんについてこうコメントしています。
「選手の立場からすると、想像を絶する悔しさ。なんでまたここで……」
「彼女の4年間の過程やチャレンジを見たい」
「全てをやりきったという思いに注目を」
二度の五輪を負傷で逃した重みが、この言葉からも伝わってきます。
意外と知られていない事実と、今後の注目点

出典:【五輪涙の真実】近藤心音が語った欠場の理由と誇り…二度の試練に立ち向かった心🔥❄️😭 – GOOGLE LEARNERS PRO
意外と知られていないのが、北京での大ケガから戻ってきたあとの成績です。
約10カ月のリハビリを経た復帰シーズンに、近藤さんはワールドカップで自己最高の4位をマークしています。
大ケガから戻って、むしろ自己ベストを更新する。これ、簡単にできることではありません。
そのうえで、改めて「引退」の話題についてです。
冒頭でお伝えした通り、現時点で本人や所属先による現役引退の公式発表は確認できていません。
確かなのは、左膝負傷による五輪棄権と早期帰国まで。
今後の去就については、本人のSNSや所属先・全日本スキー連盟(SAJ)の公式発表を待つのが確実です。
二度の逆境を乗り越えてきた選手だけに、これからの動きに注目したいところです。
※本記事はJOCの発表や各報道をもとにまとめています。「引退」に関する情報は確認が取れ次第、追記・修正します。
