2026年夏場所で40場所連続負け越しが確定

7年以上勝ち越せていない。
それでも土俵に立ち続ける力士が、2026年の夏場所でまた記録を更新しました。
大嶽部屋の森麗勇樹(もりうらら ゆうき)が、2026年5月場所(夏場所)で40場所連続負け越しを確定させています。
序ノ口以上の番付では史上最多記録。本人のコメントは「やるべきことは変わらない。来場所に向けてやるしかない」でした。
今場所(2026年5月夏場所)の状況
今場所の番付は西序ノ口八枚目。成績は1勝4敗です。
7番制の場所で残り2番あっても最大3勝止まりとなり、4勝3敗以上の勝ち越しが不可能になりました。
39場所から40場所へ、前場所でも記録を更新したばかり
2026年3月の春場所(エディオンアリーナ大阪)では11日目(3月18日)、東序ノ口20枚目・旭大陽(18歳、大島部屋)に押し倒されて2勝4敗となり、39場所連続負け越しを確定。
スポーツ報知などが報じた「昭和以降・序ノ口以上ではワースト記録」を樹立したばかりでした。
なお、番付外を含めると「沢勇」の46場所連続という前例がありますが、序ノ口以上に限れば史上最多というのが今回の記録の条件です。
四股名「森麗」の由来はあの競走馬

出典:兎富士 対 森麗 R8年大相撲5月場所10日目 – たけしま社長
森麗という四股名になったのは2009年11月場所のこと。
師匠の大嶽親方と相談の上、高知競馬で113連敗を記録しながらも全国的な人気を集めた競走馬・ハルウララにちなんで命名されました。
「負け続けても愛される力士になってほしい」という願いが込められた名前です。
本人も「ハルウララと重なる部分はある」と語っており、まさに四股名通りの軌跡をたどっています。
愛称は「ウララ」「土俵の妖精」とも呼ばれています。
改名直後に起きた「奇跡」
ちょっと面白い話があります。
改名した2009年11月場所で、森麗はすぐに初の勝ち越しを達成しています。
ハルウララの名前をもらった直後に奇跡が起きた、というわけです。
最後の勝ち越しから7年以上 〜プロフィールと経緯

出典:「😱森麗、39場所連続負け越し💔📉 序ノ口以上の史上ワースト記録⚡🥋」 – Climax japan
現在の連続負け越し記録が始まったのは2019年9月場所から。
最後に勝ち越したのは2019年7月の名古屋場所で、それ以来7年以上、一度も4勝3敗以上を達成できていません。
プロフィールと通算成績
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1987年6月16日(38歳) |
| 所属 | 大嶽部屋 |
| 初土俵 | 2003年5月場所 |
| 最高位 | 西序二段56枚目 |
| 通算成績(2026年3月時点) | 292勝636敗13休(136場所) |
2003年5月の初土俵から22年以上、現役を続けています。
あまり知られていないのが、休場がほぼなく皆勤に近い形で土俵に上がり続けているという事実。負け越しが続く中でも出場し続ける姿は、ハルウララの精神そのものと言えるかもしれません。
本人と師匠が語る「次の場所」
![森麗 2026年1月場所 取組まとめ【大相撲令和8年1月場所】初場所 MORIURARA match summary [JAN 2026]](https://img.youtube.com/vi/y8d2heN8QLo/hqdefault.jpg)
出典:森麗 2026年1月場所 取組まとめ【大相撲令和8年1月場所】初場所 MORIURARA match summary [JAN 2026] – 相撲チャンネル SUMO CHANNEL
本人コメント(39場所確定後)
39場所連続負け越しが確定した2026年3月春場所後、森麗はスポーツ報知などの取材にこう答えています。
「最初は(四股名が)嫌だったけど、相撲界でやってきた証し。来場所は勝ち越しを目指す」
春場所中には「7年くらい勝ち越せていないので、勝ち越したい」とも語っていました。
師匠・大嶽親方のコメント
師匠の大嶽親方(元幕内玉飛鳥)はこう語っています。
「もう一度勝ち越しをさせたい。本人も『勝ち越したい』と話しているので、腰を使うことをテーマに稽古をしています」
38歳、夏場所も記録は更新中。次こそ勝ち越しを、という思いは変わっていません。
