2019年6月20日、ニューヨーク。NBAドラフト会議の会場に、離婚した父と母が並んで座っていた。
ワシントン・ウィザーズから9位指名を受けた八村塁は、その瞬間をふたりの親と分かち合いました。
別々の道を歩みながらも、息子のために一緒にいられる関係を保ち続けた家族の物語──。この記事では、八村塁の親(父・ザカリと母・麻紀子)の素顔、子供の頃の知られざる経歴、そして離婚後も続く家族の絆を深掘りします。
八村塁の親

出典:八村塁の本当の国籍と両親の正体に…衝撃の事実!!結婚間近がウワサされる現在の彼女はインスタグラマー…!?NBAのスーパープレーは高校時代の恩師のおかげ!? – タイガー太郎 えんため部
父・ザカリ・ジャビル ── 7か国語を話すアフリカ出身のエリート
知ってました? 八村塁の父、ザカリ・ジャビルさんは7か国語を話す語学の達人です。
アフリカ・ベナン出身で、カイロ大学に奨学金で進学。その後、日本の大学に留学して経済学を専攻しました。
エリートの経歴を持ちながら、日本企業への就職後は独立。富山県内で居酒屋を経営するという、ユニークなキャリアチェンジも果たしています。
さらに、日本とベナンの懸け橋となる活動にも積極的に関わってきました。
元バスケットボール選手でもあったザカリさん。塁の高い身体能力と語学センスの素地は、この父親から受け継いだ部分が大きいと考えられます。
母・麻紀子 ── 4人の子を育てながら英語を教え続けた
母・麻紀子さんは富山県内の学校で英語教師として勤務。フランス語も教えているといいます。
離婚後、4人の子供を育てながら教壇に立ち続けた麻紀子さんですが、デイリー新潮(2019年7月4日掲載)のインタビューでこう語っています。
「女で一つで育てたというわけではない」「一人で子育てしたという印象はない」
元夫・ザカリさんとの関係を良好に保ち、子育てを「孤軍奮闘」とは捉えなかった麻紀子さん。その言葉には、家族の形への柔軟な視点が滲んでいます。
八村塁の子供の頃

出典:八村塁【キッズの質問に迷う】 – テレビ朝日スポーツ【公式】
陸上・野球・そしてバスケへ ── 3つのスポーツを渡り歩いた少年時代
八村塁は1998年、富山市で生まれました。
小学生時代は陸上の短距離走と野球を掛け持ちするスポーツ少年でした。陸上では100m走で全国大会に出場するほどの実力。憧れの選手はイチローだったといいます。
野球では投手と捕手を兼任。球速が速すぎて子供では捕球できないほどだったというエピソードも残っています。
このまま野球かランナーの道へ──と思われましたが、成長痛による膝の痛みが野球を断念させます。陸上・野球と渡り歩いたのち、中学でバスケットボールに出会うという、プロ選手としては異色すぎる経歴です。
差別と孤独の中で育った
ちょっと意外ですよね。あのNBAプレーヤーが、「いつも人の影に隠れようとしていた」と自分自身を表現していたとは。
黒人ハーフとして小さな町で育った八村塁は、幼少期から差別を経験していました。Olympics.comのインタビューで語った言葉が印象的です。
「世界には、人種はただ1つしかない」
この言葉は、幼少期の苦しい体験と向き合い続けてきた塁が、たどり着いた一つの答えと言えるでしょう。
中学でバスケと出会い、全国準優勝
富山市立奥田中学校で同級生に誘われバスケを始め、全国中学校バスケットボール大会で準優勝・大会ベスト5に選出されるまでになります。
転機の速さが、また異色です。始めたばかりのスポーツで全国上位に食い込む才能は、陸上・野球で培った身体能力の賜物だったのかもしれません。
両親の離婚と、それでも続く家族の絆

出典:【圧倒的勝負強さ】八村塁がスリー4本含む25得点の活躍🔥 – NBA Japan
八村塁が中学1年生(13歳)のとき、両親は離婚しました。
多感な時期に両親の離婚を経験した塁。しかし、その後も父・ザカリとの交流は途絶えませんでした。
そして2019年6月20日、NBAドラフト会議の日。会場のニューヨークには、離婚した父と母が揃って駆けつけていました。
別々の人生を歩みながらも、息子の晴れ舞台には二人で立ち会う──。この場面は「離婚=家族崩壊」という単純な図式ではない、八村家の絆を象徴するシーンとして多くのメディアで取り上げられました。
母・麻紀子さんが「一人で子育てしたという印象はない」と語るのも、この関係性があればこそ、と感じます。
きょうだいも逸材!バスケ一家の全貌

出典:最後にして最高の神試合!八村塁が大舞台で完全覚醒!2026.05.12 – 籠球神.
意外と知られていないのが、八村家はバスケットボール一家だということです。
弟の八村阿蓮(あれん)は2歳年下で、現在は群馬クレインサンダーズ(Bリーグ)に所属するプロバスケットボール選手。兄と同じ道を歩む逸材として注目を集めています。
妹の八村安美菜(あみな)は中学からバスケを始め、明星学園高校(東京)に進学。もう一人の妹・八村まりさんの存在も伝えられています。
父・ザカリが元バスケ選手、子供4人のうち少なくとも2人がプロ・強豪校でバスケを続ける。遺伝と環境、両方が揃った「バスケ一家」と言っても過言ではないでしょう。
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まとめ
![[独占] 八村塁 × 松岡修造 100分インタビュー「レイカーズの話」篇](https://img.youtube.com/vi/UH0WvL1oVHs/hqdefault.jpg)
出典:[独占] 八村塁 × 松岡修造 100分インタビュー「レイカーズの話」篇 – テレビ朝日スポーツ【公式】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 父親 | ザカリ・ジャビル(ベナン出身、7か国語話者、元バスケ選手、富山で居酒屋経営) |
| 母親 | 八村麻紀子(富山県の英語・フランス語教師) |
| 両親の離婚 | 八村塁が中学1年(13歳)の頃に離婚。離婚後も父子交流は継続 |
| 子供の頃 | 陸上(全国大会出場)・野球ののち成長痛でバスケへ転向。差別も経験 |
| 中学でのバスケ | 全国大会準優勝・ベスト5に選出 |
| NBAドラフト当日 | 離婚した父母が揃ってニューヨークの会場に出席 |
| 弟 | 八村阿蓮(群馬クレインサンダーズ所属) |
| 妹 | 八村安美菜、八村まり |
7か国語を操る父、英語・フランス語教師の母、プロ選手の弟──八村塁を取り巻く家族は、それぞれが「すごい」の一言に尽きます。
離婚という困難を乗り越えながら、NBAの舞台に息子を送り出した八村家。その根っこにあるのは、「形は変わっても、家族であり続ける」という選択だったのかもしれません。
