面談の席に着く前に、織田翔希は太平洋を渡っていた

出典:日本ハム、織田翔希と面談へ!【野球速報】 – プロ野球まとめスタジアム
NPB球団が横浜高校を訪ねるより先に、ドラフトの目玉はアメリカにいました。
横浜高の織田翔希投手(18)が10月初旬にひそかに渡米していたと、中日スポーツとデイリースポーツが2026年10月14日付で報じています。いずれも「米複数関係者の取材」が根拠です。
報道が伝えている内容
中日スポーツの見出しは、「NPB球団との面談より前に極秘渡米していた」というものです。
直接MLBを選んだ場合に最有力とされるドジャースの関係者らと接触した可能性にも触れています。
確定していないこと
ここは線引きが必要です。
実際に米球団と接触したかどうかは、確定していません。渡米の目的や滞在先、期間についても、現時点で具体的な情報はありません。
解禁日の直後に動いた、時系列の読み方

出典:【甲子園史上最速】ドラ1候補・織田翔希 夏の甲子園2026 全試合ハイライト【2026年ドラフト候補】 – 【ドラフト候補調査隊】デ・ヤンス
日米球団との交渉が解禁されたのは10月7日でした。サンケイスポーツは、進路決断に向けた動きが本格化し、超高校級右腕がまず向かった先は米国だったと伝えています。
流れを並べると、次のとおりです。
- 10月4日:国スポ準決勝で花巻東に3-5で敗れる。3年生の織田投手にとって最後の公式戦
- 10月初旬:極秘渡米(報道)
- 10月7日:日米球団との交渉が解禁
- 10月13日:横浜市の同校で中日などNPB球団と面談
米国側が先だった点に、日本の球団関係者は注目するはずです。
渡米は、NPB各球団の話を聞く前に米国側の情報を直接得ておく動きだった、という見方も成り立ちます。ただ、これは報道の事実関係から読み取れる範囲の推測にとどまります。
米球団の視線は夏から変わっていない

出典:織田翔希がついにメジャー行きを決断!?強行指名する日本球団は?佐々木麟太郎の二の舞になる可能性も・・・。 – 熱血ベースボール
7月9日の神奈川大会初戦では、ネット裏に日米のスカウトが詰めかけました。メジャー球団では、ドジャース、ヤンキース、レンジャーズ、カージナルスの4球団のスカウトが確認されています。
ドジャースはゲレン・カー球団副社長ら極東担当のスカウト陣を配し、徹底的にマークしてきました。9月7日にはデイリースポーツが、進路としてドジャースが最有力になっていると報じています。
ヤンキースは日本市場での存在感を取り戻そうと動きを活発化させています。レンジャーズも、ドジャースに負けじと攻勢をかけているそうです。
夏から続く米球団の熱量を踏まえると、今回の渡米報道は唐突な話ではなく、流れの延長にあると言えます。
契約解禁は1月15日、12月1日の労使協定失効が壁

出典:【織田翔希】MLB重鎮、正直な価値をはっきり言うwww – なんj魔球スレ
メジャーを選んだ場合の契約金について、デイリースポーツは関係者の話として「300万ドル(約4億7500万円)以上になる可能性がある」と報じました。
ただし、すぐに契約できるわけではありません。
解禁日と協定の期限
現行制度では、国際アマチュア選手との契約が解禁されるのは来年1月15日です。
一方で、現行の労使協定は12月1日に失効します。東スポWEBによると、ロックアウト突入が懸念されており、新たな労使協定が締結されるまでは契約できないとされています。米球界の先行きには、不透明な部分が残ります。
進路を左右しかねない要素
本人の意思とは別に、契約時期の読めなさが判断材料になる可能性があります。
東スポWEBが「12・1」が進路を左右すると伝えているのも、このためです。
NPB各球団の面談と、15日の会見

出典:【あ…】12球団ファン、織田翔希の会見で察する・・・ – 日ハムニュース【北海道日本ハムファイターズ解説】
13日には中日などNPB球団が横浜市の同校で面談しました。巨人も面談したことが、関連記事の見出しから分かります。日本ハムは14日に面談を予定していると、日刊スポーツが報じています。
日本ハムはスカウト会議で、指名候補約90人の状況を確認しました。
13日の面談の詳しい中身は、今回の取材では確認できていません。
15日の会見で注目すべき点
村田浩明監督は、日米球団との面談を踏まえて織田投手が進路を決断した後に、会見を開く意向を示していました。報道では、15日に会見する予定で、早ければ同日にも進路を表明する見通しです。NPBドラフトの1週間前という日程になります。
本人は進路を「ほぼ自分で決める」と話す一方、行き先を問われると「何も話せません」「教えません」と沈黙を続けてきました。
会見で注目したいのは次の3点です。
- NPB入りかメジャー挑戦か、進路の結論
- 渡米について本人がどう語るか
- 米球団との接触の有無に触れるか
極秘とされた渡米が、本人の口から語られるのかどうか。15日の言葉が、報道の裏付けにもなります。
