世界1位から1ゲームも奪われなかった第4試合

11-7、11-4、11-9。
2026年9月24日、愛知・スカイホール豊田で行われたアジア大会の卓球男子団体決勝。第4試合で張本智和選手(世界ランク4位)が、中国の王楚欽選手(同1位)をストレートで下しました。
日本は1勝2敗と追い込まれていました。この1勝でチームは2-2。勝負は最終の第5試合に持ち込まれています。
SPREADの速報によると、第1ゲームはバックハンドのラリーで互角に打ち合い、チキータやストップで中盤に点を重ねました。第2ゲームはサービスからフリックにつなぐ攻めで主導権を握り、サービスエースも飛び出しています。
第3ゲームは8-8から
最も緊迫したのが第3ゲームです。8-8から粘ってマッチポイントを握り、最後は3球目のチキータで決めました。
決勝の星取りと、張本選手の2勝

出典:【卓球】張本智和出場!男子団体準々決勝 日本vsカザフスタン|トヨタイムズスポーツ – トヨタイムズスポーツ
決勝のスコアを並べると、流れが見えてきます。
- 第1試合:松島輝空 2-3 王楚欽(11-5、11-8、9-11、9-11、9-11)
- 第2試合:張本智和 3-1 温瑞博(11-7、8-11、11-4、11-9)
- 第3試合:戸上隼輔 1-3 林詩棟(9-11、11-4、7-11、6-11)
- 第4試合:張本智和 3-0 王楚欽(11-7、11-4、11-9)
- 第5試合:松島輝空 対 温瑞博
第1試合は、松島選手が2ゲームを先取しながらの逆転負けでした。そこから張本選手が2試合に出て、2勝を挙げた形です。
第5試合は、調査時点で松島選手が11-7、8-11、11-6とゲームカウント2-1でリードしています。最終的な勝敗は、本稿の時点では確認できていません。
今年の対戦成績が示す、この1勝の重み

出典:中国卓球最強20歳、張本智和に苦戦|克服できない壁とは – japan sport TV
王楚欽選手との対戦は、この1年で勝ち負けが入れ替わってきました。
横浜で勝ち、海口で敗れた
テレビ東京の卓球ニュースによると、2025年8月11日のWTTチャンピオンズ横浜の男子シングルス決勝で、張本選手は王選手に4-2で勝利しています。3年ぶり2度目のチャンピオンズ優勝でした。
2026年2月のアジアカップ(中国・海口)決勝では、王選手が4-2で勝利。張本選手は準優勝に終わりました。
5月の世界卓球は0-3
団体戦では、5月10日の世界卓球2026(ロンドン)決勝で日本が中国に0-3で敗れています。張本選手は梁靖崑選手に2-0からの逆転負け(2-3)。松島選手は王選手に敗れました。
ロンドンの悔しさを抱えたまま、今回の決勝に臨んだことになります。
準決勝後の言葉と、60年ぶりの金がかかる最終戦

出典:【インタビュー】張本智和 田㔟監督との最後の大会に涙「さみしいですけど、感謝しかない。たくさんの思い出がある」|WTTチャンピオンズ重慶2025 – テレ東卓球チャンネル
スポーツ報知によると、張本選手は準決勝の韓国戦のあと、こう話していました。
> 決勝は相手が中国だろうが、関係ない。中国はオリンピックと同じくらいかけてきているし、ここで勝てば大きな意味を持つ
東スポWEBでは、1〜2年前は勝ちきれなかったタイプの相手にも、今の自分なら勝てると思う、という趣旨の話も伝えられています。王選手に3-0で勝った内容は、この言葉と重なります。
松島選手は準決勝後、中国について「以前より少し層が薄い気がする」と分析していました。「自分たちのプレーを貫いてベストを発揮できれば、彼らに勝てると思う」とも語っています。その松島選手が、最終第5試合のコートに立っています。
日本が金メダルを取れば、1966年のバンコク大会以来、60年ぶり。中国はこの種目で8連覇中で、9連覇がかかっています。日本は準決勝で韓国に3-0と完勝し、1982年ニューデリー大会以来44年ぶりの銀メダル以上を確定させていました。
決勝後の選手コメントや最終結果は、確認でき次第、各報道で伝えられるとみられます。
