開幕2試合連続本塁打。
そのスタートから1ヶ月もたたないうちに、まさかの一軍登録抹消。
2026年シーズン、福岡ソフトバンクホークスの山川穂高(背番号25)は急転直下の不振を経験しました。
移籍後最長となる26打席連続ノーヒットを記録し、小久保裕紀監督は「ずっと考えて」と苦悩を明かしながら抹消を決断。ただ5月9日にはロッテ戦で2年ぶりの1試合2本塁打を放ち、復調の兆しも見えています。
その経緯を時系列でまとめます。
開幕2連発から一転、26打席連続無安打へ

出典:【どすこい復調気配!】山川穂高『2打席連続の“フェンス直撃”…2点タイムリー含む3安打猛打賞!』 – (パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
2026年シーズン序盤、山川は申し分ないスタートを切りました。
開幕2試合連続本塁打。西スポWEB OTTO!の報道によると、4月19日のオリックス戦でも左前適時打を放っています。
ところが、それを最後に安打が出ない状態に突入します。
5番→6番→7番へ、打順降格のサイン
スポニチアネックスによれば、この間に打順は5番→6番→7番と段階的に降格。
4月28日時点で20打席連続安打なしという状況になっており、同日の試合でも6番に入りながら2打席凡退に終わりました。
それでも本人は「4月をちゃんと終わる」と前を向く姿勢を崩しませんでした(西スポWEB OTTO!)。
移籍後最長の記録に到達
4月29日の京セラドーム大阪でのオリックス戦、山川は3打数無安打。
これでソフトバンク移籍後最長となる26打席連続ノーヒットに達しました(スポニチアネックス報道)。
西武在籍時の2019年に記録した自己ワースト27打席連続無安打まであと1打席。キャリアでも最大級の不振と言える水準です。
小久保監督が苦悩の末に下した「抹消」の決断

出典:山川穂高、抹消 – つるちゃんねる【プロ野球弾き語り】
深刻な状況を受け、小久保裕紀監督はソフトバンク移籍後初となる山川の一軍登録抹消を決断しました。
東スポWEBによると、監督は「ずっと考えて」「時間を取った方がいい」と説明。抹消に踏み切るまでに相当な時間をかけた様子がうかがえます。
チーム全体に重なる不振
この抹消には、もう1つ注目すべき背景があります。
東スポWEBが伝えた情報によると、この時点でソフトバンクは「開幕スタメン全員が一軍抹消を経験した唯一の球団」になっていました。
山川だけが特別に不調だったわけではなく、チーム全体が苦しんでいた状況の中での決断です。
「全部取っ払って、もう一回」2軍調整で復調

出典:山川穂高移籍後初の西武戦で大ブーイング プロ野球史上最大レベル #野球 #プロ野球 #seibulions – Yao@応援歌公式CHANNEL
抹消後の山川は、西スポWEB OTTO!によれば「全部取っ払って、もう一回」とコメント。
打ち込みを最優先に据えた調整を続けました。
5月9日、2年ぶりの1試合2本塁打
調整の成果が出たのが5月9日のロッテ戦。
パ・リーグ.comによると、山川はこの試合で7号ソロと8号3ランを放ち、2年ぶりの1試合2本塁打を達成しました。
復調について「練習ぐらいのイメージ」でバットを振ったことが奏功したと語り、「そうやって戦ってきた」と試行錯誤の末の結果を振り返っています(ライブドアニュース、パ・リーグ.com)。
打率.195でも本塁打・打点はリーグ上位という数字の不思議

出典:【“場外HR”未遂】山川穂高『超豪快・特大HRに拍手喝采…ギータも一緒にどすこーい!!』 – (パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
ここで意外な事実があります。
baseballdata.jpによれば、山川の2026年シーズン成績(調査時点)は打率.195。一見すると散々な数字ですが、本塁打9本(リーグ3位)、打点24(リーグ2位)という数字も同時に記録しています。
出塁率.304、長打率.441、OPS.745という内訳を見ると、「安打は少ないが、当たれば長打になる」という傾向が読み取れます。
ヒット性の当たりがアウトになる不運も重なっていた可能性があり、5月9日の復調2発を足がかりに、打率が上がってくれば後半戦のホークス打線はまた変わってくるかもしれません。
