則本昂大、最後の1球団は古巣・楽天

出典:則本昂大凱旋登板 2026年6月9日 セ・パ交流戦 楽天VS巨人 巨人 スターティングメンバー – マフィーの野球チャンネル
則本昂大投手が、いよいよ「全12球団勝利」に王手をかけました。
残る相手はただ1球団。13年間在籍した古巣・東北楽天ゴールデンイーグルスです。
中日スポーツの報道によると、則本投手は2026年6月9日からの仙台での楽天3連戦に先発予定。ここで勝てば、NPBの全12球団から白星を挙げたことになります。
ちょっとできすぎたシナリオだと思いませんか?
13年間の本拠地・仙台のマウンドで、自分を育ててくれたチームを相手に最後のピースを埋める。これ以上ない舞台が用意されました。
なお中日スポーツは「史上24人目の12球団勝利」と報じていますが、この達成人数はNPB公式の一覧では確認が取れておらず、あくまで報道ベースの数字です。
楽天一筋13年から巨人へ、移籍の経緯

そもそも、なぜ古巣・楽天が「最後の1球団」になったのか。理由はシンプルで、則本投手がずっと楽天の選手だったからです。
則本投手は1990年12月17日生まれの35歳。滋賀県犬上郡多賀町の出身で、右投左打の178cm・89kg。
2012年ドラフトでパ・リーグ2位指名を受け、楽天に入団しました。
そして2026年1月16日、読売ジャイアンツと 3年総額13億円 で契約合意。13年過ごした楽天を離れ、巨人へ移籍します。
背番号も楽天時代の「14」から、巨人では「43」に変わりました。
楽天時代の実績は、ちょっと振り返るだけでも濃いんです。
- 2013年:15勝8敗・防御率3.34でパ・リーグ新人王。日本シリーズ登板で球団初の日本一に貢献
- 2014年:リーグトップの202回2/3を投げ、204奪三振で最多奪三振
- 2015〜2018年:4年連続で最多奪三振
- 2017年:「8試合連続2桁奪三振」というNPB記録を樹立
この選手が、最後に楽天だけを倒していなかった。そう聞くと、9日の一戦の重みが伝わってきますよね。
巨人移籍後初勝利から、楽天戦へ

出典:【今日のヒーロー】移籍後初勝利”則本昂大”【巨人】【セ・パ交流戦】 – DRAMATIC BASEBALL 2026
実は則本投手、巨人移籍後はしばらく白星に恵まれていませんでした。
時事ドットコムの報道によると、初勝利が転がり込んだのは2026年6月2日。東京ドームでのオリックス戦(セ・パ交流戦)でした。
6回途中2失点で勝ち投手となり、巨人が3-2で競り勝ちます。移籍後 7試合目 での、ようやくの初勝利でした。
この試合、2回には投手返しの打球を左足に受けるアクシデントもありましたが、則本投手は続投。粘りの投球で勝ちをつかみました。
そして迎えるのが、6月9日の楽天戦です。
則本投手は古巣への思いをこう語っています。
> 「13年間投げてきて、自分を成長させてくれた場所。特別な感情はあるけど、しっかりチームが勝てる投球をしたい」
その上で「いまは巨人の一員」とも。楽天が新設した外野フェンスへの対応も意識しているといいます。
もう一人、田中将大も同じ挑戦中

出典:【G球場にタケノコ!?】田中将大&則本昂大の練習中に気になる会話!?|巨人1軍残留練習 – 日テレスポーツ【公式】
ここで意外と知られていない事実をひとつ。
則本投手と同じ挑戦を、もう一人の元楽天投手も続けているんです。それが田中将大投手(37)。
サンケイスポーツの報道によると、田中投手もこの楽天3連戦の第3戦(6月11日見込み)に先発予定で、こちらも全12球団勝利を狙っています。
二人とも楽天出身で、二人とも残るは古巣・楽天のみ。だからこそ古巣戦が、そろって「全12球団制覇のラストピース」になっているわけです。
則本・田中の通算勝利を合わせると計325勝(中日スポーツ報道)。元楽天・元日本一コンビが、移籍後初めてそろって古巣に挑みます。
田中投手のコメントもいい味を出しています。
> 「すごい巡り合わせやなあ」「気合だけ空回りしても良いことはない」「そりゃあ、勝ちたい」
さらに「たくさんの思い出がある仙台のマウンドで、ファンの方々の前で投げられることは楽しみ」とも語りました。
注目すべきポイントは、結果が出るのはこれから、という点です。
本記事の時点(2026年6月9日)では、9日の楽天戦はまだ「先発予定」の段階。達成の確定はこれから確認されることになります。
古巣のファンの前で、則本投手と田中投手が「全12球団勝利」を決められるのか。仙台のマウンドに注目です。
