6球で3失点、それでも立ち直った理由

出典:【怪物の片鱗】佐々木朗希 白星ならずも6回途中3失点の力投 – (パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
2026年5月23日(日本時間5月24日)、ミルウォーキーのアメリカン・ファミリー・フィールド。
佐々木朗希(ドジャース)がブルワーズ戦に先発し、5回3失点で今季3勝目を手にした。
ただ、この試合の内容は単純な「勝利」では語れない。
悪夢の立ち上がり:わずか6球で0対3
先頭のチョウリオ(Jackson Chourio)に中越えエンタイトル二塁打を許し、続くチュラングに左二塁打で1失点目。
ここまでは「まだ立て直せる」という空気だったかもしれない。
しかし次の場面で事態は一気に悪化した。ボーンへの投ゴロ処理で一塁へ大暴投。デイリースポーツの報道によれば「フリーマンがミットも出せないほどの大暴投」で2失点目。
2死一・二塁から、フリリックの中前適時打でとどめの3失点目。
わずか6球でスコアは0対3。あっという間に窮地へ追い込まれた。
2〜5回は別人、打者10人連続アウトで立て直す

出典:佐々木朗希 わずか6球で先制点失う→悪夢の3失点も立て直す 打者10人連続アウトで5回3失点 3勝目の権利手に降板 – Economic Classroom
初回の大崩れが、まるで嘘のような投球が続いた。
2回は再びチョウリオにフェンス直撃の二塁打・チュラングへの四球とピンチを作ったが、ボーンを右飛に打ち取り無失点で切り抜ける。
3回は三者凡退。4回・5回も連続三者凡退。
2〜5回の合計で打者10人連続アウト——日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)は「立ち直りの兆し」と報じた。
5回の球速が示した「本物の状態」
この登板でもう一つ注目すべき数字がある。
5回のフォーシーム平均球速が98.4マイル(約158km/h)を計測。これは今季の1イニング平均球速としてトップクラスの水準だ。
球の回転数(スピン)も全球種で上昇傾向にあると報じられており、初回の乱調とは対照的に「状態は上向いている」ことを数字が証明している。
精神的に立ち直っただけでなく、球質そのものが戻ってきているとなれば、今後の登板への期待も自然と高まる。
打線が逆転、ドジャースのブルワーズ戦9連敗をストップ

出典:♦️ドジャース・勝利の瞬間♦️大谷翔平選手はマルチヒット&打点⚾️佐々木朗希投手は勝利投手⚾️ドジャースは大勝⚾️2026年5月23日 – Shinsuke Handyman
佐々木が5回でマウンドを降りた後、打線がついに反撃に出た。
パヘズの適時二塁打で反撃口を開くと、テオスカー・ヘルナンデスが逆転3ランホームランを放ちドジャースが逆転勝利。
日刊スポーツの報道によれば、ドジャースのブルワーズ戦における連敗は9試合にまで積み上がっていた。それをこの試合でストップ。
佐々木にとっても、チームにとっても、価値のある3勝目となった。今季通算成績はこれで3勝3敗。
今後の注目点:初回さえ乗り越えれば

出典:佐々木朗希、5回自責点2ピッチングで海外コメント欄がwwwwww【海外の反応】 – ミスターフルスイングch【時事ネタまとめ】
登板前の今季成績は2勝3敗・防御率5.09。決して順調とは言えない数字が並んでいる。
今季の佐々木は初回の失点が課題で、この試合でも同じパターンが繰り返された。
ただ、意外と知られていないのが「2回以降の安定感」だ。
10連続アウトと98.4マイルの速球が示すように、初回を乗り越えた後の佐々木は別人のように立て直す傾向が出てきている。立ち上がりの安定さえ取り戻せれば、成績は大きく変わる可能性がある。
3勝目の内容は、苦しみながらも確かに前に進んでいる佐々木朗希の現在地を映し出している。
