メキシコ・モンテレイで久保建英が見せた「言葉の力」

出典:【久保建英の言語力】単独インタビュー「世界に自分の存在を示したい」「サッカーが人生」、マジョルカクラブ施設を案内、2020年1月、Takefusa Kubo – アスリートの言語力
日本代表の久保建英選手が、現地メディアの過熱報道を「スペイン語のひと言」で鎮めた。
舞台は2026年北中米ワールドカップの事前合宿地、メキシコ・モンテレイです。
日本サッカー協会(JFA)の発表によると、日本代表は本大会直前の合宿地にモンテレイを選定。大会期間中の拠点(ベースキャンプ)は米テネシー州ナッシュビルに置きます。
現地時間6月2日にチームはモンテレイ入り。練習会場は、メキシコの名門クラブUANLティグレスが保有する「ティグレス・トレーニングセンター」です。
そこで一躍、現地の主役になったのが久保選手でした。
スペイン在住歴があり流暢なスペイン語を操る久保選手に、メキシコメディアが殺到。東スポWEBによれば、現地紙は彼を「日本のW杯の夢をけん引する才能」と特集しました。
過熱した「練習場問題」を鎮めたスペイン語の感謝

出典:【日本代表】久保建英がモンテレイで25歳のバースデー!ミニゲームやシュート練習などで調整 – ゲキサカ
今回の「神対応」の核心は、現地で過熱した練習場の問題にあります。
ゲキサカの報道では、練習ピッチの変更をめぐる話題がモンテレイの現地紙トップを飾るほどヒートアップしていました。
この問題について、久保選手はスペイン語で率直に語っています。
「悩みというよりは、少しストレスではあります」
「昨日練習したグラウンドはピッチの状態があまり良くなくて、怪我をするリスクもありました」
そのうえで、変更後については「今日のピッチは快適で、良い練習ができました」とコメント。
さらに、現地クラブ関係者へスペイン語で「感謝」を述べたことで、過熱ムードが沈静化したと報じられました。
母国語で本音を伝えつつ、最後は感謝で締める。これが現地の空気を変えたわけです。
3年ぶりのモンテレイと、25歳の誕生日

出典:【事前キャンプ】久保建英の25歳誕生日に菅原由勢が乱入!?冨安健洋がエース上田をシャットアウト!モンテレイ合宿で魅せた森保ジャパンの現在地【2日目】 – FOOTBALL ZONE
久保選手にとってモンテレイは、特別な土地でもあります。
2023年夏のレアル・ソシエダのプレシーズンマッチ以来、約3年ぶりの訪問。宿泊先について、本人はこう振り返っています。
「ホテルも一軒先のホテルに泊まっていて、場所も全く一緒だったので懐かしい」
現地の歓迎ぶりについても、率直な言葉を残しました。
「愛されているなという感じはしますね。メキシコでは特に」
「結構、街とかでも声をかけてくれる」
そして現地時間6月4日(日本時間5日)の全体練習日は、久保選手の25歳の誕生日。
テレビ局が用意したサプライズケーキが練習場に登場し、メキシコメディアが殺到しました。
公式YouTubeで公開された動画では、親友の菅原由勢選手からもサプライズケーキが贈られた様子が紹介されています。
コンディションについては「気候も今日は涼しかったし、いい感じで雨も降っていてやりやすかった」と上々の様子でした。
意外と知られていない事実と今後の注目点

出典:日本へ感謝の投稿をした久保建英の元チームメイト、久保から切実な訴えを受ける….. – 2chサッカー天国
意外と知られていないのが、久保選手が感じている「スペイン語の温度差」です。
メキシコでの交流について、本人はこう語っています。
「敬語を使う方が多いので、優しいスペイン語だなと感じますね」
スペインと中南米でのスペイン語のニュアンスの違いを、肌で感じ取っているわけです。10〜13歳と18歳でスペインに渡った経験があるからこその視点と言えるでしょう。
10年来の盟友・中村敬斗選手は、想定外が続くキャンプでの久保選手の様子を笑顔でコメントしたと、cocokara nextは伝えています。
今後の注目点は、この事前合宿で整えたコンディションを、米ナッシュビルでのベースキャンプ、そして本大会へどうつなげるかです。
言葉の壁を強みに変える久保選手が、メキシコの空気をどこまで味方につけるか。注目していきたいですね。
※本記事はゲキサカ、SOCCER DIGEST Web、東スポWEB、cocokara next、Pen&Sportsなどの報道をもとに構成しています。
