バウアー、背番号96でメキシコに帰ってきた

出典:【野球】「DeNA・バウアーがメキシコで見せた圧巻の10勝0敗!高地での進化と沢村賞への挑戦」 #トレバー・バウアー, #DeNA, #メキシカンリーグ – 大谷将軍翻訳【日本語字幕】JP
トレバー・バウアー、まさかのメキシコ再上陸です。
2026年6月22日、メキシカンリーグ(LMB)の名門ディアブロス・ロホス・デル・メヒコが、バウアーとの再契約を正式発表しました。
背番号は「#96」。チームの3連覇(tricampeonato)に向けた戦力補強としての復帰です。
ディアブロスにとっては、2024年に続く2度目の在籍。LMB公式も「El #96 está de vuelta(96番が帰ってきた)」と報じています。
元MLBのサイ・ヤング賞投手が、なぜ今メキシコなのか。その経緯をたどると、なかなかに濃い1年が見えてきます。
ここ2年で日本→米独立リーグ→メキシコの大移動

出典:DeNAが再獲得 トレバー・バウアー (Trevor Bauer) 2024年メキシカンリーグでの投球集 – にっきーろぺす
バウアーの直近2年、実はかなり動いています。
話は2024年にさかのぼります。この年、バウアーはディアブロスに初加入。
その成績がとんでもないんです。
- 10勝0敗、防御率2.48
- 奪三振120でリーグ1位
- 14試合・83.1イニング
2024年4月21日には、9イニングで19奪三振というメキシカンリーグの試合最多奪三振記録まで樹立。チームのリーグ優勝に貢献し、LMB最優秀投手に輝きました。
そして2025年は日本へ。NPBの横浜DeNAベイスターズでプレーし、4勝10敗・防御率4.51・奪三振119という成績を残しています。
一度は白紙、それでも戻ってきた

出典:【衝撃】トレバー・バウアー横浜復帰の真相! ドキュメンタリー「MLBを追放された男」リアクション動画 – 海外の反応 【BACK2BACK News】
実は今回のメキシコ復帰、すんなり決まったわけではありません。
2026年初頭に日本を退団したあと、当初はディアブロス復帰が取り沙汰されていました。
ところが、Infobaeの報道(2026年4月3日付)によると、この話は一度白紙に。
代わりにバウアーが選んだのが、米独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスでした。
ここでまた、らしさ全開の活躍を見せます。
ESPNなどの報道によれば、ダックスでの成績は復帰発表時点で5勝1敗・防御率2.36。
そして2026年4月26日、対ランカスター・ストーマーズ戦でノーヒットノーランを達成しました。
- 7イニング無安打無失点、7奪三振
- 84球(うちストライク54球)
- 許した走者は四球1つのみ
チームは13-0で快勝。最初の15打者を連続アウトに抑え、唯一の四球のあとは残り5人をきっちり打ち取っての達成でした。
このノーヒッターはダックス球団史上3度目、しかもアトランティックリーグ史上初の「4月達成」。米メディアは「MLB復帰へのアピール」と報じています。
意外と知られていない「MLB復帰への布石」

出典:トレバー・バウアーがMLBへの「無料」復帰を提案 – Brodie Brazil
あちこちを渡り歩いているように見えるバウアーですが、軸はずっと一つです。
複数の報道によると、過去のメキシコ契約には「MLB球団からオファーがあれば即移籍できる」条項が含まれていたとされています。
つまり、メキシコも独立リーグも、本人にとってはMLB復帰へのステップ。各地で結果を残し続けているのは、その姿勢の表れと言えそうです。
なお2020年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した、MLB通算10年のベテランでもあります。
復帰登板は7月3日、カンペチェ戦の予定
気になる復帰のタイミングです。
Mediotiempoの報道によると、バウアーはMLBオールスターゲーム後にチームへ合流予定。
復帰登板は2026年7月3日(金)、本拠地アルフレド・ハープ・エルー球場でのカンペチェ・パイレーツ戦が予定されています。
今回の合流は、米独立リーグのダックスがバウアーの権利をディアブロスへ譲渡したことで実現しました。
2024年王座の立役者が、3連覇を狙うチームに帰還する形です。
LMB最優秀投手、独立リーグでは球団史を塗り替えるノーヒッター。行く先々で結果を出してきた右腕が、メキシコで何を見せるのか。
7月3日のマウンドに、注目が集まりそうです。
