発表の内容——出産と事務所退所、独立をひとつのメッセージで

出典:【奇跡の歌声】Aimerの人生がヤバすぎた!面白エピソード50連発 – アーティスト倶楽部
歌手のAimer(36)が2026年9月7日、自身のXで大きな報告をしました。
「無事に第一子を出産いたしました。母子ともに健やかに過ごしております」。
出産の報告に続けて、長年所属した株式会社アゲハスプリングスからの退所と、独立を同時に明かしています。
子どもの性別や生年月日は公表されていません。
投稿の冒頭でAimerは「私事ではありますが、いつも応援してくださる大切なみなさんへ、自分の言葉でお伝えしたく」と綴り、本人名義での報告であることを強調しました。
発表全文の核心はこの一文です。
「あたらしい生命を宿すにあたり、人生の選択に責任を持ち、より成長した自分で、心に沿って表現を深めたいと、一層深く考えました。そのための環境を整える決断として、長年お世話になった株式会社アゲハスプリングスを退所し、作曲家・飛内将大と共に新たなマネジメント会社を設立の上、今後は独立した体制で音楽活動を行っていくことといたしました」
出産という人生の転機が、独立という活動体制の見直しに直結した。そう読み取れる文面です。
メジャーデビューと同じ日という偶然
日刊スポーツが伝えた発表全文によると、投稿は9月7日の夜。サンケイスポーツの配信は19時22分でした。
この日はAimerにとって特別な日付です。
シングル「六等星の夜」でメジャーデビューしたのが2011年9月7日。今回の発表は、そこからちょうど15年という節目に重なりました。
意図的なタイミングかは明かされていませんが、15年の活動を振り返る区切りとして選ばれた可能性はあります。
15年前にAimerを見出した事務所との別れ

出典:Aimer 『カタオモイ』MUSIC VIDEO(FULL ver.) – Aimer Official YouTube Channel
退所するアゲハスプリングスは、音楽プロデューサー集団を率いる玉井健二氏が代表を務める会社です。
玉井氏は2007年、アーティストマネジメント会社FOURseamを設立し、Aimerを発掘しました。
同じ2007年、後に夫となる飛内将大氏もアゲハスプリングスに加わっています。つまりAimerは、デビュー前から今回の発表まで、一貫して同じ体制の中で活動してきたことになります。
顔を出さない戦略のはじまり
CINRAのインタビューで玉井氏は、Aimerの声に出会い「この声をもっとたくさんの人に知ってほしい」と思ったこと、そして「先入観なく声に出会ってもらう」ために顔出しをしない戦略を取ったことを明かしています。
このハスキーな歌声には理由があります。
Aimerは15歳のとき歌いすぎで声帯を痛め、完治しないまま喉に負担をかけない独自の発声を確立したといいます。
声のキャラクターそのものが、事務所の戦略と分かちがたく結びついていた15年でした。アゲハスプリングス公式サイトのAimerのページには、9月7日時点で退所の告知はまだ掲載されていません。
経営パートナーとなる夫・飛内将大の歩み
新会社を共同設立する飛内将大氏(41)は、青森県むつ市出身の作曲家・編曲家・音楽プロデューサーです。
デビュー曲「六等星の夜」をはじめ、「星屑ビーナス」「眠りの森」などAimerの初期楽曲を数多く手がけてきました。年間300曲以上を制作するとも言われる作り手です。
Aimer以外にもYUKI、元気ロケッツ、菅田将暉、JUJU、木村カエラ、ゴスペラーズらに楽曲を提供し、NIVEAやLEXUSのCM音楽も担当しています。
2007年からのデビュー前パートナーが、今回は経営面でも並走する立場になりました。2023年1月1日には結婚を公式に発表しており、夫婦での船出は今回が初めてではありません。
残響散歌のヒットから最新曲、そしてこれから

出典:Aimer「残響散歌」MUSIC VIDEO(テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編オープニングテーマ) – Aimer Official YouTube Channel
記録的ヒットとなった「残響散歌」
Aimerの名を一気に広げたのは、2022年1月リリースの「残響散歌」です。
『鬼滅の刃 遊郭編』のOP主題歌としてヒットし、Billboard JAPANのストリーミング累計は5億回を突破しました。
JAPAN HOT 100では当時史上最長となる7週連続1位を記録し、2022年の年間チャート1位にも輝いています。
オリコン週間シングルランキングでは初週4.4万枚を売り上げ、自己最高初週売上で1位を獲得。紅白歌合戦にも2021年、2022年と2年連続で出場し、いずれも「残響散歌」を歌唱しました。
止まらなかった新曲リリース、そして空白の2026年
活動はその後も止まっていません。
2025年には「SCOPE」「太陽が昇らない世界」、11月には「Little Bouquet/Pastoral」と立て続けにシングルをリリースしました。
2026年5月にはゲーム『ソードアート・オンライン Echoes of Aincrad』の主題歌「Live to Survive」を担当し、7月1日に配信されています。
一方で2025年12月31日の第76回紅白歌合戦の出場歌手37組にAimerの名前はなく、2026年に入ってからは単独ライブの発表もありませんでした。今回の発表の背景に、この空白期間があったとみられます。
投稿の最後には「この後も、さっそくこれからの活動について、お知らせがあります」と続報が予告されています。
文末は「これまで支えくださった全ての皆様への感謝とともに、ますます誠実に、変わらず、歌を歌っていきます」という言葉で締めくくられました。
