訃報の詳細 岩田康誠騎手「感謝しかない」

出典:【追悼】「世界が見上げた月」アドマイヤムーン、23歳で永眠 その功績を振り返る – なんだか競馬反応集のようだ
2007年のJRA賞年度代表馬アドマイヤムーン(牡・23歳)が、病気のため死亡しました。
繋養先のダーレー・ジャパンが2026年9月7日、公式Xで発表しました。
死亡日と病名は明らかにされていません。
発表文には「鮮明によみがえるレースで見せる凄まじい闘争心」「普段は、とても温厚で従順な紳士」との言葉が添えられました。
主戦騎手を務めた岩田康誠騎手(52)は「初めてG1を勝たせてくれたのがムーンでした。感謝しかないですね」とコメントしています。
続けて「どっしりしていて、すごい瞬発力のある馬でした」とも振り返りました。
現役時代 新馬3連勝からG1・3勝まで

出典:名馬アドマイヤムーン死去、23歳 ドバイ・宝塚・ジャパンC制覇の年度代表馬、惜しまれる – Samurai Legacy TV
デビューは2005年7月、函館の新馬戦でした。
札幌2歳ステークスまで無傷の3連勝を飾り、重賞初制覇を果たします。
クラシックでは皐月賞4着、日本ダービー7着と苦杯をなめましたが、2007年に才能が開花しました。
3月にドバイデューティーフリーを制し、日本馬として同レース初優勝を飾ります。
6月の宝塚記念ではメイショウサムソンを半馬身差で退け、国内初のG1タイトルを手にしました。
ラストランとなった11月のジャパンカップも制し、通算成績は17戦10勝、重賞8勝(うちG1・3勝)。
獲得賞金は11億8772万7000円に達しました。
40億円移籍と年度代表馬選出の裏側

出典:「ありがとう、アドマイヤムーン」23歳で死去…ジャパンCなどG1・3勝の名馬 – 日本競馬ニュース
2007年7月、近藤利一オーナーが会見を開き、ゴドルフィンへの売却で基本合意したと発表しました。
8月にJRAが所有権移転を登録し、新たな馬主はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社となります。
売却額は40億円と報じられました。
前年のユートピア移籍(約4億5000万円)の約10倍という規模で、当時大きな話題を呼びました。
管理は松田博資調教師が引き続き担当しています。
同年末のJRA賞では、有効票289票のうち178票(得票率61.6%)を集めて年度代表馬に選出されました。
種牡馬として送り出した高松宮記念馬2頭

出典:2006年 札幌記念(GⅡ) | アドマイヤムーン | JRA公式 – JRA公式チャンネル
引退後は2008年2月から種牡馬入りしました。
産駒は360頭が出走し、勝ち上がり率は57.8%を記録しています。
中距離のG1・3勝馬でありながら、送り出したG1馬2頭は意外な適性を見せました。
ファインニードルとセイウンコウセイ、いずれも高松宮記念の勝ち馬です。
種牡馬リーディングは2013年から2018年まで6年連続で20位以内に入りました。
岩田騎手は「あの瞬発力とかスピードが伝わったんでしょうね。長い間、お疲れさまでしたと改めて伝えたいです」と振り返っています。
2024年12月に種牡馬引退が発表され、功労馬として日高町のダーレー・ジャパン・ファームで余生を送っていました。
