サッカーGKから転向、決め手は「靴のサイズ32cm」
サントリーサンバーズ大阪の鬼木錬選手(25歳)。
中学までサッカーのゴールキーパーだった選手が、なぜバレーボールの日本代表になったのか。
答えは、本人いわく「靴のサイズ」でした。
スポーツメディア「THE ANSWER」のインタビューで、鬼木選手はこう語っています。
> 「続けるにはシューズがなかったんです(笑)。バレーか、バスケはシューズがあったので、高校の先生に誘ってもらっていたバレーにしました」
足のサイズは32cm。
身長204cm、体重114kgという規格外の体格に、サッカースパイクが追いつかなかった、という話なんです。
中学時代は身長195cmのGK、バレーは「体育の授業レベル」

出典:2025年11月15日 サントリーサンバーズ大阪 鬼木錬選手 クイックによる得点シーン – Scorer
鬼木選手の中学時代、すでに身長は195cmあったそうです。
そのままサッカーを続ける選択肢もあったはずですが、足のサイズ32cmの壁。
本人もインタビューで明かしています。
> 「靴のサイズが32センチということもあり『バレーボールシューズか、バスケットシューズしかなくて……』」
高校の先生から誘われていたバレー部に、こうして進むことに。
スタートは完全にゼロから
気になるのは、バレーボールの経験値です。
本人の言葉を借りると、こんな状態でした。
> 「体育の授業でやったことがあるくらいで、本当に全然知らない状態からのスタートでした」
福岡県八女市出身、進学先は祐誠高等学校(2016〜2019年)。
ここから、競技歴1年半でU-19日本代表に招集されています。
競技歴8年で日本代表+リーグ首位、急成長の軌跡

出典:【全日本インカレ2022】日体大・鬼木錬・クイック集 – 大学バレーボールチャンネル University Volleyball Channel
鬼木選手がバレーを始めたのは高校1年。
そこから現在まで、競技歴はわずか8年です。
この間に何が起きたか、時系列で並べてみます。
- 2016〜2019年:祐誠高校でバレー開始、競技歴1年半でU-19日本代表
- 2019〜2023年:日本体育大学に進学、後輩の髙橋藍選手とトップを争う
- 2022-23シーズン:サントリーサンバーズの内定選手に
- 2023年:大学卒業、サントリーサンバーズ大阪に入団
- 2023年10月14日:Vリーグデビュー
- 2024年4月:シニア日本代表に追加選出
大学では、現日本代表エースの髙橋藍選手と同じ日本体育大学。
しかも髙橋選手は鬼木選手の後輩、という関係性です。
規格外のスペック
鬼木選手の現在のスペックを整理します。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 身長 | 204cm |
| 体重 | 114kg |
| 足のサイズ | 32cm |
| 最高到達点 | 347cm |
| ポジション | ミドルブロッカー |
| 背番号 | 14 |
身長は一部記事では205cmとも紹介されています。
ミドルブロッカーとしては申し分のないサイズ感ですね。
2025-26シーズン、SVリーグCSファイナルで準優勝
直近の活躍にも触れておきます。
サントリーサンバーズ大阪は2025-26 SVリーグのレギュラーシーズンで40勝4敗、首位通過。
鬼木選手個人もレギュラーシーズン合計205得点を挙げています。
そして2026年5月15日〜17日、横浜アリーナで行われたSV.LEAGUE MEN CHAMPIONSHIP Finals 2026。
相手は2025-26 SVリーグ王者の大阪ブルテオン。
結果は0-3で敗れて準優勝でした。
敵将も認めた「鬼木のサーブ」
ファイナルGAME1では、鬼木選手のサーブが見せ場でした。
バレーボールキングの報道によると、サーブ効果率は20%超。
相手リベロを徹底的に避ける戦略がハマったとのこと。
敵将の大阪ブルテオン・トーマス・サムエルボHCも、試合後にこう認めています。
> 「鬼木のサーブから崩れ出した」
GAME3では1ブロックを含む4得点を記録しました。
知る人ぞ知る「大食漢エピソード」

出典:日本体育大学 青山学院 スパイク練習 鬼木錬、川口柊人、一条太嘉丸、藤巻睦 – H-VBch
まとめの前に、ひとつ意外な一面を。
THE ANSWERのインタビューで明かされた鬼木選手の食事量がすごいんです。
焼肉店では何人前食べるか分からないほどの大食漢。
白ご飯は大盛り5杯、さらにビビンバ丼とうどんまで食べるとのこと。
身長204cm、体重114kgのフィジカルは、こうした食事に支えられているわけです。
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まとめ:靴のサイズが導いた日本代表への道

鬼木錬選手のキャリアを振り返ると、「靴のサイズ32cm」という事情が大きな分岐点でした。
本人が語る、現在のプレースタイルへの思いはこちらです。
> 「ブロックは好きかもしれません。ひとりでシャットするのもそうですけど、やっぱり、トータルディフェンスが面白いですね。リベロとの関係性を含めて、チームで取った1点が最高です」
そして将来の目標は明確です。
> 「オリンピックに出て金メダルを取ること」
後進に伝えたいメッセージとして、こんな言葉も残しています。
> 「自分のやりたいように、のびのびやれるほうが、絶対に楽しいし、成長できる」
サッカーシューズが見つからなかった少年が、競技歴8年で日本代表+リーグ首位の主力に。
2025-26シーズンはファイナルで準優勝に終わりましたが、25歳の鬼木選手のキャリアはまだ始まったばかりです。
次のシーズン、そしてオリンピックに向けた挑戦に注目したいですね。
