シーズン途中の正捕手放出、DeNA選手に戸惑い

出典:【速報】DeNAの正捕手山本祐大とソフトバンク尾形崇斗&井上朋也のトレードが成立!!正捕手放出の影響は?なぜ2対1トレードが成立したのか…速報で解説します – 岩本勉チャンネル
2026年5月12日、横浜DeNAベイスターズが山本祐大捕手のトレード移籍を発表しました。
移籍先は、リーグ連覇を狙う福岡ソフトバンクホークス(背番号39番)。
チームが35試合を消化した時点、山本はそのうち28試合に出場済みというタイミングでした。正捕手がシーズン真っ只中でいなくなる——異例の事態に、DeNAの選手たちが戸惑いを見せたと各メディアが報じています。
独立リーグ出身から「セ・リーグ最高の捕手」へ

山本祐大選手は1998年9月11日生まれ、大阪府出身。
京都翔英高校からBCリーグ滋賀を経て、ドラフト9位でDeNAに入団したキャリアの持ち主です。独立リーグ出身選手がここまで実績を積み上げるのは、球界でも稀なことです。
2023年に正捕手へ定着すると、翌2024年には108試合に出場して打率.291・5本塁打・37打点のキャリアハイを達成。
ベストナインとゴールデングラブ賞をダブル受賞し、ゴールデングラブ賞はDeNAの捕手としては1998年の谷繁元信以来26年ぶり、独立リーグ出身選手としては史上初という快挙でした(カナロコの報道より)。
2025年も104試合・打率.262・41打点と安定した成績を残しており、ソフトバンクの小久保裕紀監督が「セ・リーグで一番いいキャッチャー」と評するほどの選手でした。
そんな選手を、DeNAはなぜ手放したのでしょうか。
トレードが成立した背景

出典:【衝撃トレードの裏側】『山本祐大の放出は数年前からの計画』先発不足なのにソフトバンク尾形とトレードして正解だったのか? – 高木 豊 Takagi Yutaka
「もう一人の正捕手候補」の存在
DeNAは2022年のドラフトで、松尾汐恩選手(大阪桐蔭高校)を1位指名しています。
「将来の正捕手」として獲得した大型捕手ですが、山本が先にレギュラーを確立したため、チームは実力ある捕手2人を抱える状態が続いていました。
ソフトバンクが1年越しの交渉
Full-Countや西スポWEBの報道によると、ソフトバンクGMの三笠杉彦氏は「昨年ぐらいから」捕手補強を検討しており、山本を名指しで獲得交渉を進めていたとのことです。
トレードの内容は、山本祐大(1名)と引き換えに尾形崇斗投手(150km/h超の速球が武器の26歳)・井上朋也内野手(逆方向にも本塁打を打てる右の長距離砲・23歳)の2名という「1対2トレード」でした。
現場とフロントの判断が分かれた形
FRIDAY(Yahoo!ニュース掲載)の報道では、相川亨監督(元捕手)はフロントの決定を「止められなかった」とされています。
元捕手の監督が、正捕手の移籍を止められなかった——この構図が球界でも議論を呼んでいます。
移籍後の山本祐大と、松尾汐恩に賭けるDeNA

出典:【愛されすぎ】山本祐大、移籍後すぐ“ホークスの中心”になってしまうwww – なんJプロ野球反応まとめ
山本選手は移籍発表に際し「悔しい」と率直に吐露。週刊女性PRIMEが報じたコメントでは「自分の力でそれ(優勝)を実現できないのが悲しい」と古巣への思いを語っています。
一方、入団会見では「ワクワク」という前向きな発言もありました。
実際、移籍初日の2026年5月13日(対西武戦)に「6番・捕手」で即スタメン出場。5月16日の楽天戦では移籍後初安打を放ち先制に貢献するなど、新天地でも存在感を示しています(スポーツナビの報道より)。
DeNA側では、松尾汐恩がトレード発表当日に2安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献しました。ただ、OBからは「山本が抜けてしんどい」と不安視する声も上がっており、松尾が正捕手として定着できるかが今後の鍵となります。
ちなみに、山本の同い年の親友・牧秀悟選手がコメントを出したことも話題を集めました。シーズン中のトレードが選手間の絆にも影響した形で、移籍劇の余韻はまだ続いています。
