佐藤駿選手が全日本選手権で初めて表彰台に立ったのは、2025年12月のことです。
その直後のミラノ・コルティナ五輪で、団体銀と個人銅。3月の世界選手権でも銅メダルを手にしました。
表彰台の「初体験」と世界の舞台でのメダルが、短い期間に一気に重なった形です。
本記事で扱う成績は、2026年3月の世界選手権まで。2026-27年シーズンの結果は確認できていません。
佐藤駿の主要成績一覧|直近5大会の点数

出典:佐藤駿について分かりやすく紹介していく【フィギュアスケート】 – ポール【フィギュアスケート】
2025年12月以降の5大会、すべてでメダルか表彰台に届いています。
| 大会 | ショート | フリー | 合計・順位 |
|---|---|---|---|
| 2025 グランプリファイナル | 98.06(2位) | 194.02(3位) | 292.08(3位) |
| 2025 全日本選手権 | 87.99(5位) | 188.76(1位) | 276.75(2位) |
| 2026 五輪 団体戦 男子フリー | ― | 194.86(2位) | 団体 銀 |
| 2026 五輪 男子シングル | 88.70(9位) | 186.20(3位) | 274.90(銅) |
| 2026 世界選手権 | 95.84(4位) | 192.70(3位) | 288.54(3位) |
自己ベストは3つあります。
- 合計:292.08点(2025年グランプリファイナル)
- ショート:99.20点(2024年四大陸選手権)
- フリー:194.86点(2026年五輪団体戦)
2025年12月、グランプリファイナルと全日本で見えた強さ

出典:【GPファイナル】鍵山優真選手が悲願の世界一へ首位発進 圧巻の演技でSPの自己ベスト更新 2位は佐藤駿選手 – メ〜テレニュース
グランプリファイナル|合計292.08点の自己ベスト
名古屋・IGアリーナで開かれた大会で、ショート98.06点の2位発進。フリー194.02点で3位に入り、2年続けての銅メダルです。
Olympics.comによると、優勝は3連覇のマリニン選手。2位の鍵山優真選手は合計302.41点でした。
全日本選手権|ショート5位からフリー1位へ
代々木第一体育館では、ショートが87.99点で5位。
そこからフリー188.76点を出して1位に立ち、合計276.75点で2位に上がりました。全日本の表彰台は、これが初めて。五輪代表もここで決まっています。
本人は最後のルッツのミスも含めて「100点」と振り返ったと、明治大学の学生新聞が伝えています。
五輪の成績|団体銀とシングル銅の中身

出典:【宮城のファンにメッセージ】仙台出身のフィギュアスケーター 佐藤駿選手、五輪で団体『銀』・ 個人で『銅』 – ミヤテレNEWS NNN
団体戦|最終滑走で194.86点
2026年2月8日、日本と米国が同点首位で迎えた最後の種目が男子フリーでした。佐藤選手は最終滑走を任されます。
結果はノーミス。7本のジャンプをすべて決め、194.86点でフリー2位に入りました。
明治大学公式によると、出来栄え点は冒頭の4回転ルッツが+4.11、4回転トーループが+3.66、4回転−3回転の連続トーループが+2.99。日本は2大会続けての銀メダルです。
シングル|団体より8.66点低くても銅
個人戦のショートは88.70点で9位。フリーは186.20点で3位に入り、合計274.90点で銅メダルを獲得しました。
フリーの点数は、団体の自己ベストより8.66点低い数字です。それでも順位を上げたのは、ショートで開いた差を技術点101.85点のフリーで詰め切ったから。
日経によると、鍵山選手は合計280.06点で銀。日本勢2人が並んで表彰台に立ちました。個人でメダルを取った日本男子は、佐藤選手が史上5人目です(Wikipedia)。
銅メダルの驚きを本人は「幻なんじゃないか」と表現しています。さらに明治大学公式のインタビューでは、スケート靴を代表全員分研いでくれた日下コーチを「TEAM JAPANの救世主」と呼びました。
世界選手権2026|初の表彰台と来季の3枠

出典:佐藤駿 shun sato FS 2026 kinoshita group cup – Tony Love ice
2026年3月、プラハ。
ショート95.84点で4位につけ、フリー192.70点で3位。合計288.54点で、世界選手権の初表彰台です。前年は初出場で6位でした。
中身にも収穫がありました。明治大学公式によると、フリーのスピン3本はすべて最高難度のレベル4。トリプルアクセルとダブルアクセルの連続ジャンプには+2.51の出来栄え点がついています。
優勝はマリニン選手の3連覇、2位は鍵山選手でした。
この結果も含め、日本は来季の世界選手権男子で最大の3枠を確保しています。
成績の原点|ジュニア世界記録から全日本初表彰台までの6年

出典:Shun SATO – SP – 2020 World Junior Championships – 佐藤駿 – 世界ジュニア – uni_2
6年前の2019年12月、トリノのジュニアグランプリファイナルで、フリーと合計点のジュニア世界記録を更新して優勝していました(Wikipedia)。
国際大会で初めて4回転ルッツを決めたのも、ジュニア時代です。日本男子では羽生結弦さんに次いで2人目でした。
ただ、シニア転向後の道はすぐ開けませんでした。
- 初出場のグランプリシリーズNHK杯:5位
- 2023年の全日本選手権:5位
- 2023年の四大陸選手権:3位
- 2024年の四大陸選手権:2位
- 2025年3月、初の世界選手権:6位
全日本で5位が続く一方、国際大会で着実に順位を上げていった形です。
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まとめ|フリーは安定、ショートに伸びしろ

出典:「ユーリ!!! on ICE」佐藤駿 ティザー映像 – avex pictures
佐藤駿選手の成績は、2025年12月以降の5大会すべてで表彰台圏内。シニアでの階段は、全日本5位から始まり、世界選手権3位まで続いてきました。
表の数字を並べると、もう一つ見えることがあります。
- フリー:186.20〜194.86点の範囲に収まっている
- ショート:87.99〜98.06点で、約10点の振れ幅がある
フリーは安定し、ショートの出来が順位を左右する構図です。五輪個人の9位発進も、この振れ幅の一例と言えます。
次の焦点は、日本が最大の3枠を確保した来季の世界選手権です。そこで代表入りを争う顔ぶれの中に、佐藤選手の名前があるかどうか。2026-27年シーズンの結果が出たら、この記事の表も更新していきます。
