90点台は長谷川瑞穂ただ一人だった

出典:【スケボー界に新星登場!】13歳長谷川瑞穂がパリ五輪予選で3位表彰台 – 日テレスポーツ【公式】
決勝で90点の壁を越えた選手は、出場者の中で1人だけ。
愛知県国際展示場で9月25日に行われたアジア大会のスケートボード女子パークで、15歳の長谷川瑞穂選手が94.03点をマークし、金メダルを獲得しました。
スポニチアネックスや日刊スポーツの報道によると、2位との差は約9点。スポニチは「別格のラン」と表現しています。
決勝のスコアの流れ
決勝は45秒のランを3回行い、上位5人が4回目の「ゴールデンラン」に進む方式です(日刊スポーツ)。
- 1本目:88.83点で首位に立つ
- 2本目:フロントフリップインディを決めて94.03点
1本目の時点でトップ。そこからさらに5点以上を積み上げたことになります。
本人はスポニチの取材に「とても楽しく、今できるある程度のことはできた」と話しました。
フロントフリップインディについては「一番リラックスした状態で挑戦できたので、そこが一番良かった」とのこと。
日本勢は女子パークで3大会連続の金

出典:🛹✨15歳が歴史を塗り替えた!長谷川瑞穂、Xゲームズで日本最多3メダルの快挙! – japanpark
この種目で日本勢が金を取るのは、2018年ジャカルタ大会の四十住さくら選手、2023年杭州大会の草木ひなの選手に続き3大会連続です(日刊スポーツ、デイリースポーツ)。
共同通信や東京新聞によると、この金メダルで日本勢が今大会で獲得した金は計21個になりました。
銅メダルは地元・愛知の岡本碧優
中日新聞は、愛知県高浜市出身の岡本碧優選手(MKグループ)が銅メダルを獲得したと報じています。
岡本選手は東京五輪で4位。表彰台には届きませんでした。
「自国開催で前回はメダルすらも獲得できなかったので、今回メダルを獲得して皆さんに持って帰れるっていうのが本当にうれしい」と語っています。
同紙は、岡本選手が東京五輪後に「勝ちが全てで、楽しくない」としてスケートボードから一度離れ、その後復帰したことも伝えています。
5歳で板に乗った15歳の歩み

出典:15歳の二刀流スター誕生スケートボード界の新星・長谷川瑞穂が快挙!文部科学省大臣賞など名誉ある3冠受賞 – S S japan news
長谷川選手は2010年10月14日生まれ。山梨県出身で、茨城県古河市在住です。所属はS高等学校で、この春に中学校を卒業したばかり。
母の和子さんは元スノーボード選手で、その影響で5歳からスケートボードを始めました(Wikipedia、茨城新聞)。
世界の舞台での主な成績
Wikipediaや報道をたどると、こんな流れになります。
- 2023年:X Gamesカリフォルニア大会のバートで銀メダル
- 2024年:世界選手権(ローマ)のバートで銀メダル、パークは5位
- 2025年6月:イタリア・オスティアのワールドツアー(パーク)で優勝
- 2025年:日本選手権で初優勝し、アジア大会代表に内定
- 2026年6月:WSTワールドカップ・ローマ大会で優勝
ローマ大会の96.33点は、日刊スポーツによると「WST史上、女子パークの最高得点」。ロサンゼルス五輪予選の第1戦でした。
ちなみにバートとパークの両方をこなすのも、この選手の特徴です。
日本経済新聞は、武器を「15歳らしからぬ圧倒的なトリック数」と評しています。
次に見据えるのは2028年ロサンゼルス五輪
スポニチによると、目標は2028年のロサンゼルス五輪です。
2025年9月に古河市の針谷力市長へ優勝を報告した際にも、「これからも五輪を目指して頑張っていきたい」と話していました(茨城新聞)。
スポニチは世界ランキング1位と伝えています。1年前の報道では日本人トップの3位だったので、順位を上げてきた計算です。
当時は夏に大阪、米国、カナダ、スウェーデンなど6つの国際大会を転戦していました。
その積み重ねが、地元開催のアジア大会での94.03点につながったといえそうです。
五輪予選のシリーズは始まったばかり。ワールドカップでの最高得点更新に続き、アジア大会でも結果を残した15歳が、次にどのランを見せるのか。次戦の舞台が待たれます。
